株式会社イード（本社：東京都新宿区、代表取締役：宮川 洋、以下 イード）は、急成長する音声市場に本格展開いたします。

ポッドキャストに代表される音声コンテンツは、特に米国市場では視聴者が全人口の51%に当たる1億4400万人にも拡大し（※1）、メディア業界にとって大きな成長市場となっています。スマートスピーカーの普及もこれを後押ししています。米国ではポッドキャスト専門の広告代理店も複数登場し、メディアの収益源としても無視できない存在となっています。

（※1）MAU・・・月に1回以上聴取するユーザー、WAU・・・週に1回以上聴取するユーザー
Edison Research社「The Infinite Dial 2019」よりイード作成

イードでは音声市場における取り組みの第一弾として、メディアの音声化、音声コンテンツにおける広告プラットフォームの開発を進めるロボットスタート株式会社（本社：東京都目黒区、代表取締役社長：中橋義博、以下 ロボットスタート）との業務提携について合意しました。

ロボットスタートとは2018年よりメディアの音声展開において協業関係にあり、イード運営のメディアの音声での配信を共同で行ってきました（※2）。業務提携においては、ロボットスタートが展開するメディアの音声化ソリューション「Audiostart」の拡販、音声広告プラットフォームの支援、新たな音声メディアの共同立ち上げなどを推進してまいります。

（※2）2018年7月20日開示プレスリリース
「イードと博報堂ＤＹメディアパートナーズ、ロボットスタート
スマートスピーカー対応の広告配信ネットワークを構築し、音声広告配信の実証実験を開始」

また、イードでは21ジャンル57のメディアを運営していますが、今後成長が期待できる音声メディアの領域でも同様の音声メディアグループを構築するために、積極的に音声メディアに対する投資を行ってまいります。現在、11のメディアについてロボットスタートとの協業で音声化を実施済みですが、その他のメディアでの対応、新規メディアの立ち上げを推進していきます。

さらに、イードの連結子会社である株式会社絵本ナビでも、世界で4億人を超えるユーザーを抱える中国発の音声プラットフォーム「Himalaya」に「絵本ナビチャンネル」を開設し、読み聞かせコンテンツの有料配信を開始しました。また、日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」でも同様の読み聞かせコンテンツを配信開始しています。

イードでは、3年後を目処に音声メディアで50メディアの展開を目指して今後も積極投資をしてまいります。なお、本件による当社の連結業績に与える影響は軽微です。