株式会社イード

株式会社イード

News ニュース

各位

「iPhone 5 LTE通信満足度調査」 発売から8ヵ月、販売キャリア2社間で差がでる ~LTE通信環境の満足度でソフトバンクモバイルが優位に~

株式会社イード

2013年5月29日

各位

「iPhone 5 LTE通信満足度調査」
発売から8ヵ月、販売キャリア2社間で差がでる
~LTE通信環境の満足度でソフトバンクモバイルが優位に~

株式会社イード

昨年9月にiPhone 5が発売されてから、その通信速度にも注目が集まり、「LTE」という言葉の認知度も上がってきています。そこで、実際の利用者の満足度はどうなっているのか、ソフトバンクモバイル・KDDI(au)それぞれのiPhone 5ユーザーに聞きました。

TOPICS

  • LTE回線、全体的な満足度でソフトバンクモバイルが優位
    「今使っている端末の高速通信ネットワーク(LTE、4G)にどの程度満足しているか」と聞いたところ、KDDI(au)のiPhone 5ユーザーの57.5%が「満足」と回答。一方、ソフトバンクモバイルでは70%の人が「満足」と答えています。高速通信の総合的な満足度では、KDDI(au)よりソフトバンクモバイルの満足度が高いという結果になりました。
  • カバーエリア/つながりやすさ/速度の満足度でソフトバンクモバイルがKDDI(au)を上回る
    項目別に満足度を見ると、「LTEの速さ」についてはKDDI(au)が68.8%、ソフトバンクモバイルが75.4%で、どちらも高い満足度ながらソフトバンクモバイルのほうがやや高い数字に。また、「カバーエリアの広さ・圏外の少なさ」「3G回線との切り替わりのスムーズさ」「LTEのつながる場所の多さ」については、いずれもソフトバンクモバイルのほうが優位となりました。
  • 主な不満は、「カバーエリア」や「パケ詰まり」。「パケ詰まり」への不満はKDDI(au)52.9%、ソフトバンクモバイル27.8%で大きな開き
    LTE、4Gの不満点についても聞いたところ、「パケ詰まりが起こる」について、KDDI(au)ユーザーの52.9%が不満としているのに対し、ソフトバンクモバイルでは27.8%が不満と、結果に開きがありました。

■LTE回線、全体的な満足度ではソフトバンクモバイルが優位

第3世代通信規格(3G)を高速化させたデータ通信サービスである「LTE」。いわゆる「4G」と呼ばれている規格の一種ですが、昨年9月に発売されたiPhone 5でこの方式が採用されていることで一気に認知されるようになりました。LTEサービスは各キャリア毎に提供する名称が異なり、サービス内容も各社其々の展開を行っています。

そこでまず、iPhone 5のユーザーに「docomo LTE Xi(クロッシィ)」、「au 4G LTE」、「SoftBank 4G」、「SoftBank 4G LTE」それぞれについて知っているかを聞いたところ、「知っている」と答えた人が最も多かったのは「au 4G LTE」で74.2%。以下「SoftBank 4G LTE」(69.0%)、「SoftBank 4G」(58.4%)、「docomo LTE Xi(クロッシィ)」(50.7%)と続きました。

次に、「スマートフォンを利用する上で、どのような点を重視するか」について最も多かった回答は「通信速度が速い」ことで、約72.3%。2位は、約63.0%で「どこでも電波がつながる」こと。

過半数の人が重要だと回答したのはこの2項目のみで、料金やデザイン等より、通信に関するストレスをなくすことが重視されていることが伺えます。

その上で、「今使っている端末の高速通信ネットワーク(LTE、4G)にどの程度満足しているか」について聞いたところ、iPhone 5のユーザーのうちKDDI(au)の端末を使用している人では57.5%が「満足」と回答。一方、ソフトバンクモバイルでは70%の人が「満足」と答えました。「不満」と答えた人を見ても、KDDI(au)の23.8%に対しソフトバンクモバイルでは10.1%。iPhone 5の高速通信の総合的な満足度では、KDDI(au)よりソフトバンクモバイルの満足度が高いという結果となっています。

  • 図1
  • 図2
  • 図3
  • 図4

■カバーエリア/つながりやすさ/速度の満足度でソフトバンクモバイルがKDDI(au)を上回った

今使っている端末の高速通信ネットワーク(LTE、4G)の満足度に関して、今度は「速さ」や「エリア」、「料金」など、項目ごとに聞きました。すると、「LTEの速さ」についてはKDDI(au)が68.8%、ソフトバンクモバイルが75.4%で、どちらも高い満足度ながらソフトバンクモバイルのほうがやや高い数字に。また、「カバーエリアの広さ・圏外の少なさ」「3G回線との切り替わりのスムーズさ」「LTEのつながる場所の多さ」については、いずれもソフトバンクモバイルのほうがKDDI(au)より10ポイント以上高い数字に。通信環境についてはソフトバンクモバイルが一歩上回る結果となりました。

  • 図5
  • 図6
  • 図7
  • 図8

■主な不満は、「カバーエリア」や「パケ詰まり」。「パケ詰まり」への不満はKDDI(au)52.9%、ソフトバンクモバイル27.8%で大きな開き

今使っている端末の高速通信ネットワーク(LTE、4G)の不満点についても聞いたところ、両キャリアとも最も多かったのが「カバーエリアが狭い」こと。KDDI(au)で70.6%、ソフトバンクモバイルで58.3%の人が不満と答えており、カバーエリアについてはまだまだ向上途上であることが伺えます。そのほかの不満点については、「パケ詰まりが起こる」がKDDI(au)では52.9%が不満としているのに対し、ソフトバンクモバイルでは27.8%、一方「通信料金が高い」では、KDDI(au)の30.4%に対しソフトバンクモバイルでは40.3%と高くなりました。キャリアによって、今後改善すべきポイントに差が生じていると言えそうです。

  • 図10

【総評】

iPhone 5でも採用され、このところすっかり認知された感のある「LTE」「4G」という高速通信規格。アプリ等の利用増などによりモバイル通信のデータ通信量は拡大しており、通信容量や通信速度の向上は全キャリアの最重要課題といってもいいでしょう。

また、高速通信ネットワーク(LTE 、4G)の満足度に関して、iPhone 5を販売する2つのキャリアであるKDDI(au)とソフトバンクモバイルで差が出ており、総合的な満足度ではソフトバンクモバイルの方が高いという結果となっています。項目ごとに見てみると、カバーエリア/つながりやすさ/速度でソフトバンクモバイルが優位な一方、通信料金についてはKDDI(au)が優位に。

まだまだ向上の途上と言える「LTE」「4G」だけに今後両者がどのようにユーザー満足度を高めていくのか注目していきたいところです。

〈調査概要〉

  • 調査名:iPhone 5 LTE通信満足度調査
  • 対象者:iPhone5ユーザー(全国)
  • 有効回答数:480サンプル
  • 調査期間:2013年5月1日(水)-2013年5月7日(火)

■本リリースに関するお問い合せ先
調査結果に関するお問い合わせ

担当:
メディア営業部 大羽
リサーチ事業部 菅原

アーカイブ