2012年12月7日

各位

電子書籍アワード2012　結果発表について
～　群雄割拠の電子書籍サービスをユーザー満足で調査～

株式会社イード

株式会社イード（本社：東京都中野区中央、代表取締役：宮川洋　以下、イード）は、読者アンケートにより電子書籍のベストサービスを選ぶ「電子書籍アワード2012」の結果を発表いたします。
この電子書籍アワードは、当社の運営するニュースサイト「アニメ！アニメ！（http://animeanime.jp/）」などの読者アンケートに基づいて電子書籍のサービス、電子書籍専用端末の満足度を表彰するものです。

現在、話題の電子書籍では、様々なサービスが展開されています。PCやスマートフォン、電子書籍専用端末などで利用できる電子書籍サービスは多様です。しかし、ユーザーがどうしたサービスを望み、現在提供されるサービスをどう受け取っているのかは、これまであまり明らかにされていません。
今回は「アニメ！アニメ！読者」と「あんぱら利用者」の中で、最も使用頻度の高いデバイスにおいて電子書籍サービスを利用している人に対し顧客満足度調査を行ない、3041の有効回答をいただきました。この結果が電子書籍サービスに対するユーザーの考え方の一端を明らかにし、電子書籍サービス理解の一助になれば幸いです。

主な結果は以下のとおりです。

■PCの部

最優秀賞	BookLive！（BookLive）

部門賞	書籍のラインナップ	BookLive！（BookLive）
	使いやすさ（操作の快適性）満足度	BookLive！（BookLive）
	画面のデザイン	BookLive！（BookLive）
	無料コンテンツ（試し読みなど）の充実度	ebookjapan （イーブックイニシアティブジャパン）
	コストパフォーマンス満足度	BookLive！（BookLive）
	ブランドイメージ	BookLive！（BookLive）
	使用出来る端末の豊富さ	BookLive！（BookLive）
	サイトの信頼性・安全性	Yahoo!ブックストア（ヤフー・ジャパン）
	トラブル時のサポート対応	BookLive！（BookLive）

■スマートフォンの部

最優秀賞	BOOK☆WALKER（ブックウォーカー）

部門賞	書籍のラインナップ	BOOK☆WALKER（ブックウォーカー）
	使いやすさ（操作の快適性）満足度	ebookjapan （イーブックイニシアティブジャパン）
	画面のデザイン	ebookjapan （イーブックイニシアティブジャパン）
	無料コンテンツ（試し読みなど）の充実度	BOOK☆WALKER（ブックウォーカー）
	コストパフォーマンス満足度	BookLive！（BookLive）
	ブランドイメージ	BOOK☆WALKER（ブックウォーカー）
	使用出来る端末の豊富さ	BOOK☆WALKER（ブックウォーカー）
	サイトの信頼性・安全性	BOOK☆WALKER（ブックウォーカー）
	トラブル時のサポート対応	ebookjapan （イーブックイニシアティブジャパン）

■PC+スマートフォンの部

最優秀賞	Fujisan.co.jp(富士山マガジンサービス)

部門賞	書籍のラインナップ	Fujisan.co.jp(富士山マガジンサービス)
	使いやすさ（操作の快適性）満足度	Fujisan.co.jp(富士山マガジンサービス)
	画面のデザイン	Fujisan.co.jp(富士山マガジンサービス)
	無料コンテンツ（試し読みなど）の充実度	Fujisan.co.jp(富士山マガジンサービス)
	コストパフォーマンス満足度	Fujisan.co.jp(富士山マガジンサービス)
	ブランドイメージ	Book Web Plus（紀伊國屋書店）
	使用出来る端末の豊富さ	BOOK☆WALKER（ブックウォーカー）
	サイトの信頼性・安全性	Fujisan.co.jp（富士山マガジンサービス）
	トラブル時のサポート対応	Book Web Plus（紀伊國屋書店）

■電子書籍専用端末の部

最優秀賞	Kindle（アマゾン）

部門賞	本体のデザイン（大きさなども含む）	Reader（ソニー）
	使いやすさ（操作の快適性）満足度	Reader（ソニー）
	コストパフォーマンス満足度	Kindle（アマゾン）
	ブランドイメージ	Kindle（アマゾン）
	バッテリー	Kindle（アマゾン）
	通信スピード	Kindle（アマゾン）
	トラブル時のサポート対応	Reader（ソニー）

■マンガの部

最優秀賞	電子書店パピレス（パピレス）

■小説の部

最優秀賞	BookLive！（BookLive）

[PC部門]

サービスごとの評価では、PC部門でBookLive！（BookLive）が最優秀賞を獲得しました。BookLive！は男性から多くの支持を多め、「書籍のラインナップ」、「使いやすさ（操作の快適性）」、「画面のデザイン」、「コストパフォーマンス」、「ブランドイメージ」、「使用出来る端末の豊富さ」、「トラブル時のサポートの対応」と幅広い項目で高い評価を得ました。また小説部門においても最優秀賞を獲得しています。

[スマートフォン部門]

スマートフォン部門では、BOOK☆WALKER（ブックウォーカー）が最優秀賞を獲得しました。「書籍のラインナップ」、「無料コンテンツ（試し読み等）の充実度」、「ブランドイメージ」、「サイトの信頼性・安全性」、「使用出来る端末の豊富さ」が高い評価を受けています。
ラインナップなどコンテンツの充実に加えて、サービスの信頼性やブランド価値の高さが総合的な満足感につながったようです。
また、スマートフォン部門ではeBookJapn（イーブック）が、「使いやすさ（操作の快適性）」、「画面のデザイン」、「トラブル時のサポート対応」の３つでトップとなりました。使い勝手のよさが評価されています。

[PC＋スマートフォン部門]

PCとスマートフォン双方でサービスを評価したPC＋スマートフォン部門では、Fujisan.co.jp（富士山マガジンサービス）が最優秀賞を獲得しました。「使いやすさ」、「画面のデザイン」、「無料コンテンツの充実度」などが高く評価されました。

[マンガ部門／小説部門]

電子書籍の利用が多い２大ジャンルでは、マンガ部門では電子書店パピレス（パピレス）が最優秀賞を獲得、小説部門ではBookLive！（BookLive）が最優秀賞を獲得しています。それぞれのサイトの特徴を反映した結果となっています。

[電子書籍専用端末部門]

電子書籍専用端末部門では、Kindle（アマゾン）が最優秀賞を獲得しました。kobo　Touch（楽天）、Reader（ソニー）などを押さえました。Kindleは「コストパフォーマンス」、「ブランドイメージ」、「バッテリー」、「通信スピード」で高い評価を受けています。一方で、「本体のデザイン」、「使いやすさ（操作の快適性）」、「トラブル時のサポートの対応」ではReaderがKindleを上回っています。

読者アンケートは2012年10月25日より11月7日までWeb上で実施し、3,041票の有効回答をいただきました。

■　電子書籍の利用状況

回答者のうち全体の約4割（39.6％）が、電子書籍を何らかのかたちで利用しています。また、PCではマンガ単行本（43.2％）、スマートフォンでは小説（43.0％）がよく読まれています。マンガ単行本と小説は、現在、電子書籍で読まれる２大ジャンルとなっています。

電子書籍利用者の性年代構成

PC/スマホで読んでいる電子書籍のジャンル

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イードは今後も、イードメディア関連部門について、各メディア利用者および「あんぱら」会員を対象に顧客満足度調査を実施し、「イード・アワード」として順次発表してまいります。