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「ソリオ」、「N BOX」等の“スライドドアのコンパクトカー”の売り上げが好調「ミニバン」の使い勝手のよさと「コンパクトカー」の手軽さを両立した 新カテゴリ“プチバン”が人気―人気の背景には“使いやすさ”視点のクルマ選び―

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2012年5月24日

各位

「ソリオ」、「N BOX」等の“スライドドアのコンパクトカー”の売り上げが好調
「ミニバン」の使い勝手のよさと「コンパクトカー」の手軽さを
両立した 新カテゴリ“プチバン”が人気
―人気の背景には“使いやすさ”視点のクルマ選び―

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株式会社イード(本社:東京都中野区中央、代表取締役:宮川 洋 以下、イード)は、「ソリオ」や「N BOX」など、ここ近年で各メーカーが新型車を投入し、販売台数も伸びている「スライドドアのコンパクトカー」カテゴリに注目。これらの自動車を「スライドドアや室内の広さといった“ミニバンの要素を持つコンパクトカー”」として“プチバン”と設定し、“プチバン”購入意向者とミニバン・ワンボックス購入意向者の比較から、「“プチバン”人気の理由」について調査しました。

■調査背景

スズキが2012年3月期の連結決算増益の要因に「ソリオ」の好調を挙げ、「N BOX」が軽自動車販売で2012年4月の車名別ランキングでホンダ車として、初のトップを取るなど、スライドドアのコンパクトカーの売り上げが伸びています。
もともとこのカテゴリは、「ラウム」が97年に開拓し、04年の「ポルテ」や、07年にスライドドア化された「タント」等の軽自動車が相次いで投入されたことにより、一気に市場が拡大。更に、ここ近年では「フリードスパイク」や「ソリオ」「N BOX」等、各メーカーが相次いで新型車を投入しています。

そこで、イードでは“プチバン”購入意向者とミニバン・ワンボックス購入意向者を比較対象として、「“プチバン”人気の理由」について調査しました。
まず車の免許を保有している20~60代既婚者を対象に計79,412名から乗用車についての市場調査を実施。そのうち3年以内に新車でミニバン・ワンボックス/スライドドアをもつ背の高いコンパクトカーのいずれかを購入検討している人(自宅の車選び関与者)2,148名を対象に、調査を実施しました。

【調査概要】
・調査タイトル:クルマの利用実態と次期購入意向に関する調査
・対象者:
一次調査 – 全国男女20~60代 既婚者 運転免許保有
二次調査 – 3年以内に新車でミニバン・ワンボックス/スライドドアをもつ背の高いコンパクトカーのいずれかを購入検討している人(自宅の車選びに関与する人)

・有効回答数:一次調査 計79,412s、二次調査 計2,148s(20代401s、30代前半437s、30代後半445s、40代433s、50~60代432s 検討車型に大きな偏りがないように回収)

・調査期間:2012年4月25日(水)~5月6日(日)

“プチバン”検討者は、若年ファミリー層が中心。次期車を選ぶきっかけは「子供が生まれた時」。

まず、“プチバン”検討者の年代構成をみてみると、20代12%、30代前半29%、30代後半24%、40代22%、50~60代13%と、若年ファミリーが中心となっています。
“プチバン”検討者の『次に購入する車を選ぶきっかけ』も、「子供が生まれる(生まれた)」が22%で最も高く、20代で34%、30代前半で43%でした。

“プチバン”検討者が求めるものは、「コンパクトカー」と「ミニバン」のいいとこ取り。コンパクトカーの利点である「維持費の安さや扱いやすさ」と、ミニバンの利点である「乗り降りのしやすさや室内の広さ」の両立を重視。

ミニバンの特徴である『スライドドア』は、プチバン検討者にも人気!理由は隣の車に気をつかわなくていいから。

『次に購入する車に期待すること』として、“プチバン検討者”は「燃費がよい車」75%、「税金や車検が安い車」72%といった“維持費の安さ”や、「取り回しや駐車が楽な車」65%、「日常での用途に使いやすい車」65%といった“扱いやすさ”等、コンパクトカーの手軽さを重視する傾向がみられました。
また、その一方で、「乗り降りがしやすい車」62%や、「室内が広くゆったりとくつろげる車」49%等といったミニバンの利点も同様に重視している傾向となりました。
“プチバン”検討者からは「できるだけ車体は小さくて運転初心者でも運転しやすい。でもそのわりには車内が広くて座った時に足を伸ばして座れる車があると理想。(20代女性)」、「使いやすくて、乗り心地が良くて、物がたくさん載って、景色が見やすくて、便利な機能が沢山ついているのがいい。(30代女性)、といった意見も挙がっており、「コンパクトカー」と「ミニバンのいいとこ取り」を求めているようです。

『次に購入する車を検討するときに重視すること』として、“プチバン”検討者の77%が「スライドドアであること」を重視しています。その理由として、「ドアの開け閉めの際に隣の車に当たらないよう気を使わないでよい」67%、「乗り降りが楽」61%、「荷物を持っての乗り降りがしやすい」47%が高くなり、スライドドアは利便性が高く人気であることが分かります。 

“プチバン”とミニバンの購入者視点に明確な差。”プチバン”検討者はクルマ選びに「日常での使いやすさ」視点。ミニバン・ワンボックス検討者は「非日常での快適性」。

『次に購入する車に期待すること』をミニバン・ワンボックス検討者と比較すると、“プチバン”検討者で、前述のように日常での手軽な「使いやすさ」を期待している人が多く見られるのに対し、ミニバン・ワンボックス検討者は「長距離でも快適に過ごせる」65%や、「多くの荷物を積める」57%、「多人数が乗れる車」51%、「レジャーに適した車」50%等の項目が高く、非日常の快適性を重視する傾向が高いことがわかりました。

”プチバン”とミニバンでは使用距離に変化。“プチバン” 検討者は、近距離での使用、ミニバン・ワンボックス検討者は遠距離での使用を想定。

『次に購入する車についてどのような使い方を重視するか』については “プチバン”検討者は1位「日常の買い物」66%、2位「送迎などのちょっとした外出」45%、3位「ショッピングセンターでのまとめ買い」43%になりました。それに対し、ミニバン・ワンボックス検討者の1位は同じく「日常の買い物」68%ですが、2位は「家族や仲間連れでの日帰りレジャー」67%、3位「家族や仲間連れでの泊りがけの旅行」61%と、ミニバン・ワンボックス検討者は遠距離での使用を重視する傾向があるようです。

■【総評】

アンケートの結果から、“プチバン”人気の秘密は「日常の身近なシーンでの使いやすさ」にあることがわかりました。“プチバン”を次期購入車として検討している人たちの傾向として、身近なシーンでの「取り回しや駐車が楽な車」、「日常での買い物などの用途に使いやすい車」などを重視する傾向がある中で、「ミニバン」の使い勝手のよさと、「コンパクトカー」の手軽さを両立しているプチバンが受け入れられているようです。
少子化によるファミリー層の多人数乗車ニーズの減少や、長引く不況による「コストパフォーマンス意識(よりよいものを安く手に入れたい)」や「安近短志向(近場で安く遊びたい)」の高まりといった時代潮流の影響も伺えます。まさにプチバンは、今の時代が求めているカテゴリであるといえるのではないでしょうか。

■【報道関係者お問合せ先】
自動車購入意向調査 PR事務局
担当:宇野(080-5514-7370)、八木澤
TEL:03-6277-6701/FAX:03-3584-1310/mail:

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