株式会社イード

株式会社イード

News ニュース

各位

新型iPhone、「6」/「6 Plus」の人気は拮抗 キャリア別の購入意向および乗り換え意向でauがトップ 選択の決め手は「料金プランの違い」(73.8%)、「対応するネットワーク」(71.0%)

株式会社イード

調査・マーケティング会社の株式会社イード(東京都新宿区 以下イード)は、2014年9月19日(金)にドコモ、au、ソフトバンクから発売される「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」について、スマートフォンユーザー1800名(ドコモ:600名、au:600名、ソフトバンク:600名)を対象に、「iPhone 6/6 Plus 購入意向調査」を実施しました。

【TOPICS】

■iPhone 6/6 Plusの購入意向は45.4%、「6」/「6 Plus」の人気は拮抗
新しく発売されるiPhone 6/6 Plusについて購入意向を聞いたところ、全体の45.4%が「購入したい」「やや購入したい」と答えました。2モデルのうちどちらが欲しいかという問いでは、「iPhone 6」(40.2%)、「iPhone 6 Plus」(40.7%)とかなりの僅差で、ややiPhone 6 Plusが上回る結果となりました。
■キャリア選択の決め手は「料金プランの違い」(73.8%)、「対応するネットワーク」(71.0%)

iPhone 6/6 Plusの購入意向者818名に対して、キャリア選択の際に重視することを聞いたところ、「料金プランの違い」と回答したのは73.8%、「対応するネットワークの違い」と回答したのは71.0%にのぼりました。

料金プランが魅力的なキャリアは1位au(42.5%)、2位ソフトバンク(37.7%)、3位ドコモ(19.8%)となりました。auは特に既存プランについて、「月々の料金が安い」(65.5%)部分が評価されています。また、「料金プランが分かりやすい」に関して全体で16.4%と厳しい評価の中、auの新プランを選んだ人では24.9%が評価しており高い結果となっています。

iPhone 6/6 Plusのネットワークについて、魅力的なキャリアは1位au(59.4%)、2位ソフトバンク(22.7%)、3位ドコモ(17.9%)となりました。ネットワークで重視する点については、「使えるエリアの広さ・圏外の少なさ」が41.3%で最も多く、次いで「LTEのつながる場所の多さ」(34.7%)、「バッテリーへの影響が少ない事」(34.7%)が続きました。

■キャリア別の購入意向はauがトップ、「月々の料金プラン」「通信エリアの広さ」に魅力

購入意向のあるキャリアは、1位au(39.4%)、2位ソフトバンク(31.8%)、3位ドコモ(28.7%)という結果になりました。

キャリア選択の理由は、auでは「月々の利用料金・料金プランが魅力的だから」(35.4%)、「通信エリアが広いから・つながりやすいから」(27.5%)が上位となり、費用およびネットワーク面、双方の魅力がキャリア選択の理由となっているようです。

ドコモについては、「通信エリアが広いから・つながりやすいから」(24.6%)、「携帯電話会社として信頼できるから」(13.2%)などが選択理由になっているようです。

ソフトバンクは、「現在利用している携帯電話会社だから」(40.1%)が突出して多く、「月々の料金・料金プランが魅力的だから」(18.7%)も選択の理由になっています。


■iPhone 6/6 Plusの購入意向は45.3%、「6」/「6 Plus」の人気は拮抗

スマートフォンユーザーに、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」にどの程度興味があるかについて聞いてみたところ、「とても興味がある」(16.4%)、興味がある(15.3%)、やや興味がある(31.0%)となり、合わせて62.7%の人が興味を持っていることがわかりました。興味がある性能や機能を聞いたところ、最も多かったのが「画面が今使用しているものよりも大きいこと」(29.4%)で、4.7インチと5.5インチへ大画面になったことの注目度が高いことがうかがえます。

iPhone 6/6 Plusについて購入意向を聞いたところ、「購入したい、または、購入を検討したい」(12.7%)、「やや購入したい、または購入を検討したい」(32.7%)と答え、全体の45.4%が購入を検討していることがわかりました。どのような形態で購入したいかという問いに対しては、「機種変更」(49.3%)となり、「MNP」(11.0%)、「新規」(1.2%)よりも多くの人が機種変更での購入を考えていることがわかりました。一方で、「決めていない」(38.4%)人も多いことがわかります。

2モデルのうちどちらが欲しいかという問いでは、「iPhone 6」(40.2%)、「iPhone 6 Plus」(40.7%)とかなりの僅差で、人気が拮抗していることがわかりました。

  • iPhone 6/6 Plusの購入意欲
  • iPhone 6/6 P購入時の購入形態について

■キャリア選択の決め手は「料金プランの違い」(73.8%)、「対応するネットワーク」(71.0%)

iPhone 6/6 Plusの購入意向者818名に対して、キャリア選択の際に重視することを聞いたところ、「料金プランの違い」と回答したのは73.8%、「対応するネットワークの違い」と回答したのは71.0%にのぼりました。

iPhone 6/6 Plus向けの料金プランはどのキャリアの料金プランが魅力的か聞いたところ最も多かったのが「au(既存プラン)」(27.8%)、次いで「ソフトバンク(既存プラン)」(24.1%)とまだ通話定額制の新プランより既存プランを選びたいユーザーが多いことがわかります。これをキャリアで見ると、1位au(42.5%)、2位ソフトバンク(37.7%)、3位ドコモ(19.8%)となりました。その理由として、auは特に既存プランについて、「月々の料金が安い」(65.5%)部分が評価されています。また、「料金プランが分かりやすい」に関して全体で16.4%と厳しい評価の中、auの新プランを選んだ人では24.9%が評価しており高い結果となっています。

iPhone 6/6 P購入時の料金プランについて

iPhone 6/6 Plusが対応するキャリアアグリゲーションやTD-LTEなどの高速ネットワークがキャリア選択に影響するか聞いたところ、「影響する」(17.8%)、「やや影響する」(35.4%)となり、半数以上の人が影響すると回答しました。

また、ネットワークについて魅力的なキャリアは1位au(59.4%)、2位ソフトバンク(22.7%)、3位ドコモ(17.9%)となりました。ネットワークで重視する点については、「使えるエリアの広さ・圏外の少なさ」が41.3%で最も多く、次いで「LTEのつながる場所の多さ」(34.7%)、「バッテリーへの影響が少ない事」(34.7%)が続きました。

■キャリア別の購入意向および乗り換え意向でauがトップ、「月々の料金プラン」「通信エリアの広さ」に魅力

どのキャリアで契約するかという問いに対しては、1位au(39.4%)、2位ソフトバンク(31.8%)、3位ドコモ(28.7%)という結果になりました。

iPhone 6/6 P購入時に契約したいキャリア

キャリア選択の理由は、「現在利用している携帯電話会社だから」(34.3%)「元々利用している携帯電話会社を変えたくないから」(30.7%)が上位となり、機種変更を選択するユーザーが多いことがわかります。「月々の利用料金・料金プランが魅力的(安い)だから」(21.7%)、「通信エリアが広いから・つながりやすいから」(19.3%)と続き、料金プランやネットワークについても関心が高いことがわかります。

キャリア別で見ると、auでは「月々の利用料金・料金プランが魅力的だから」(35.4%)、「通信エリアが広いから・つながりやすいから」(27.5%)が上位となり、費用およびネットワーク面、双方の魅力がキャリア選択の理由となっているようです。

ソフトバンクは、「現在利用している携帯電話会社だから」(40.1%)が突出して多く、「月々の料金・料金プランが魅力的だから」(18.7%)も選択の理由になっています。ドコモについては「通信エリアが広いから・つながりやすいから」(24.6%)、「携帯電話会社として信頼できるから」(13.2%)が選択理由になっています。

MNPの料金についてどのキャリアのものが魅力的か聞いたところ、1位au(43.2%)、2位ソフトバンク(38.0%)、3位ドコモ(18.8%)となり、他キャリアからの乗り換え(MNP)の意向についてもauが最も高くなりました。キャリア別の乗り換え意向の流入数についても、au(195人)、ソフトバンク(79人)、ドコモ(75人)となり、auに乗り換えたい人が最も多いという結果になりました。

  • iPhone 6/6 Plus購入時の各社のMPN料金について
  • MNPの希望数一覧

【総評】

毎年注目を集めるiPhoneの新機種「iPhone 6/6 Plus」が発表されました。今年は、4.7インチと5.5インチという2サイズに大画面化されたことや、下り最速150MbpsのLTEやTD-LTEへの対応などネットワーク関連の進化も話題となりました。

機種のサイズでは、4.7インチの「6」と5.5インチの「6 Plus」どちらも同じ程度の注目となっていることがわかりました。キャリアアグリゲーションやTD-LTEなどの通信技術への注目もさることながら、エリアの広さや、速さ、つながりやすさへの注目が高く、実際の使用での通信環境について注目されていることがわかりました。キャリアは、新しいネットワークや技術に対応することでどのくらい通信環境が良くなるのかをユーザーに理解してもらうことが重要となります。

キャリア別では、端末の性能については3社で差が無いため、購入意向はネットワークや料金で変わってくると言えます。3キャリアが今夏から導入した通話定額の新料金プランですが、まだユーザーに受け入れられているとは言えず、料金プランの評価では既存料金プランを選択できなくしたドコモは苦しい結果となりました。

3キャリアが揃ってiPhoneを扱って2年目。競争が激化していく中、魅力的なネットワークや料金プランを確立できるかが通信キャリアの急務と言えそうです。

【調査概要】

調査方法:
インターネット調査
調査内容:
iPhone6発売直後の意識調査
調査対象者:
Androidスマートフォン、またはiPhoneを保有している人
回収数:
計1800サンプル (Android 300s、iPhone 300s × 3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)
調査期間:
2014年9月16日~17日
■自主調査についてのお問い合わせ
株式会社イード
担当:八木 お問い合わせ窓口はこちら

アーカイブ