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「30~60代男性800名に聞く 音楽と楽器に関する調査」9割弱もの男性が「これから楽器を演奏したい」。50代では92.5%にも。やるからには上手くなりたいから、大人向け音楽教室には半数近くが関心あり。

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2013年9月24日

各位

「30~60代男性800名に聞く 音楽と楽器に関する調査」
9割弱もの男性が「これから楽器を演奏したい」。50代では92.5%にも。
やるからには上手くなりたいから、大人向け音楽教室には半数近くが関心あり。

株式会社イード

株式会社イード(本社:東京都中野区、代表取締役:宮川洋 以下、イード)は、30~60代の楽器演奏の経験のある男性800名を対象に「音楽と楽器に関する調査」を実施しました。

  • 楽器体験は世代によって大きく異なる。50~60代にとっての楽器は「アコースティックギター」、30代にとっては「ピアノ」。特に50代のギター人気が高く、2人に1人がギタリスト。

    楽器を始めた年齢は大半が10代まで(82.4%)となっていますが、演奏経験のある楽器は世代によって異なるようです。30代は「ピアノ」(43.0%)。40代は「ピアノ」(34.0%)と「アコースティックギター」(33.0%)が拮抗。50~60代は「アコースティックギター」が最多(50代54.0%、60代43.0%)となりました。40代は「エレキベース」(17.0%)、「ドラム」(17.0%)、60代は「ハーモニカ、ブルースハープ」(17.0%)、「ウクレレ」(11.5%)など、その世代で突出して高い楽器もあります。
  • ピアノは「親に言われて」、ギターは「演奏したい曲があった」「好きなミュージシャンの影響」など、ギターの方が“能動的”に開始。

    楽器を始めたきっかけについて聞いたところ、ピアノは「親に習わされた」(58.1%)、アコースティックギターは「演奏したい曲があった」(45.3%)、エレキギターは「好きなミュージシャンがいたから」(45.1%)がトップ。楽器によって始めるきっかけも異なるようです。
  • 青春の思い出は60代「ビートルズ」、50代「吉田拓郎」、40代「サザンオールスターズ」、30代「Mr.Children」。

    世代を問わず「音楽は青春の象徴」という人が多くいます(70.1%)が、思い出となっているミュージシャンは世代によって大きく異なるようです。
  • 本音では楽器を演奏したい人が約9割(87.7%)。特に50代は92.5%と高いニーズが。

    現在楽器演奏をしていないと回答した人は7割強(76.6%)ですが、一方で「できれば演奏してみたい」と回答した人が約9割(87.7%)に上るなど、楽器演奏の関心の高さが明らかになりました。これから演奏してみたい楽器としては、世代を問わず「ピアノ」が一番人気となっています。
  • チャレンジしたい楽器としては「サックス」、「ドラム」、「ピアノ」などの人気が高まる。

    演奏してみたい楽器は「ピアノ」(40.3%)、「アコースティックギター」(30.8%)の順。演奏したことのある楽器と比較すると、「サックス」(8.3ポイント増)、「ドラム」(8.2ポイント増)、「ピアノ」(8.0ポイント増)、などの人気が急上昇しています。
  • 昔と今では、楽器を演奏することで感じるメリットが異なる?

    若い頃に楽器演奏を行ったことによるメリットは、「達成感を得られ」(60.3%)、「継続することの大切さを知った」(59.0%)といった回答が上位に挙がりましたが、これから楽器を演奏することのメリットを聞いたところ「手先が器用になる」(80.9%)、「脳が活性化する」(80.7%)、「ストレス発散」(76.3%)になるなど、健康維持に期待を寄せているようです。そのほか「違う世代の人とも仲良くなれる」(61.9%)、「共通の趣味の人と仲良くなりたい」(56.8%)など、コミュニケーションに対する意向も見られました。
  • 「やるからにはうまくなりたい」人が大半(88.5%)。半数近く(42.9%)が大人向けの音楽教室への関心あり。

    楽器演奏に関しては「やるからにはうまくなりたい」(88.5%)、「基礎から学び直したい」(72.8%)と、高い意識で臨もうとする人が大半を占めています。また、音楽教室に「通いたい」という人は3人に1人(32.5%)、大人向けの音楽教室に興味のある人が約4割(42.9%)と、具体的に学ぶことに対するイメージを持っている方が数多くいることが分かりました。

■楽器体験は世代によって大きく異なる。50~60代にとっての楽器は「アコースティックギター」、30代にとっては「ピアノ」。特に50代のギター人気が高く、2人に1人がギタリスト。

男性の楽器演奏の実態を把握するため、まず、学校の授業とは別に楽器演奏を始めた年齢を聞くと、大半が10代(63.5%)となっていますが、世代別の平均で見てみると、60代の18.3歳から順に50代は15.7歳、40代は14.6歳と、世代が若くなるほど演奏開始時期が低年齢化しています。30代になると13.0歳まで低くなり、10歳未満から楽器演奏を始めた30代は29.5%に上っています【グラフ1】。

演奏したことのある楽器は、どの世代でもトップ3は「ピアノ」と「アコースティックギター」、「エレキギター」ですが、その人気順位は世代によって異なり、30代は「ピアノ」(43.0%)、「エレキギター」(32.0%)、「アコースティックギター」(24.0%)の順。40代は「ピアノ」(34.0%)と「アコースティックギター」(33.0%)が拮抗(「エレキギター」は30.0%)。50~60代は「アコースティックギター」が最多(50代54.0%、60代43.0%)となりました。50代の「アコースティックギター」は唯一の5割超えとなり、2人に1人が演奏するほどの人気ぶりです。ほかにも特徴として、その世代で突出して人気の高い楽器もあり、40代は「エレキベース」(18.0%)や「ドラム」(17.0%)、60代は「ハーモニカ、ブルースハープ」(17.5%)や「ウクレレ」(11.5%)など。60代は「ハーモニカ、ブルースハープ」と「エレキギター」(17.5%)が肩を並べています。【グラフ2】

演奏したことのある楽器に対して演奏が上手いと思うか尋ねたところ、「『演奏できる』というレベルに至っていない」という、自分をとても下手だと自認する回答が3割前後となったほかの世代と比べ、50代では18.0%と低くなっています。

楽器演奏を始めた年齢
かじったことのある楽器

■ピアノは「親に言われて」、ギターは「演奏したい曲があった」「好きなミュージシャンの影響」など、ギターの方が“能動的”に開始。

楽器演奏を始めたきっかけについて尋ねると、40代以外は「好きな曲・演奏したい曲があったから」がトップにランクイン(40代も2位)。運命的とも言える曲との出会いによってだれもが楽器演奏に駆り立てられたようです。ほかに各世代の上位項目として、30代・50代は「好きなミュージシャンがいたから」、40~60代では「友人・知人の影響で自分から始めた」が挙がりましたが、特徴的なのは30代・40代の「親に習わされた」というもの。この世代あたりから子供の習い事として音楽が定着してきたと言えます。また、他の世代と比べて30代は「親の影響で自分から始めた」が多いため、楽器演奏の経験を持つ親が子供に影響を与え始めたことが傾向としてうかがえます。若い世代ほど親の存在が楽器演奏のきっかけに大きく関わっているのが実態です【グラフ3】。

楽器によっても始めるきっかけが異なり、ピアノは「親に習わされた」(58.1%)、アコースティックギターは「演奏したい曲があった」(45.3%)、エレキギターは「好きなミュージシャンがいたから」(45.1%)がトップ。ピアノは受動的である一方、ギター系は能動的なきっかけが多いと言えます【グラフ4】。

楽器を始めたきっかけ
楽器を始めたきっかけ・楽器別

■青春の思い出は60代「ビートルズ」、50代「吉田拓郎」、40代「サザンオールスターズ」、30代「Mr.Children」。

世代を問わず「音楽は青春の象徴」という人が多くいます(70.1%)【グラフ5】が、思い出となっているミュージシャンは世代によって大きく異なり、60代は「ビートルズ」、50代は「吉田拓郎」、40代は「サザンオールスターズ」、30代は「Mr.Children」が人気を集めています。各ミュージシャンの青春の一曲として、ビートルズは「イエスタデイ」や「レット・イット・ビー」、吉田拓郎は「夏休み」や「旅の宿」、サザンオールスターズは「いとしのエリー」や「涙のキッス」、Mr.Childrenは「イノセントワールド」や「HANABI」などが挙がりました。

音楽は青春の一部/象徴といえるか
青春の象徴となるミュージシャンやバンド

■本音では楽器を演奏したい人が約9割(87.7%)。特に50代は92.5%と高いニーズが。

今回の調査対象者はみな、学校の授業とは別に楽器演奏の経験を持っていますが、そのうちの7割強(76.6%)は現在、楽器演奏をやめてしまっていると回答しています【グラフ6】。やめた理由の上位は「上達しなかったから」(34.4%)や「忙しくなったから」(32.5%)、「飽きたから/興味・関心が薄れたから」(29.7%)といったもの。しかし、一方では「できれば演奏してみたい」と回答した人が約9割(87.7%)に上り【グラフ7】、特に50代は92.5%と高く、楽器演奏の再開やスタートに前向きになっています。

なお、楽器演奏をやめている76.6%とは別に、15.6%の人は楽器演奏を一時中断したが今は再開していると回答しています。再開した理由の上位は「時間に余裕ができたから」(40.8%)や「楽器が手に入ったから・購入できたから」(14.4%)、「同じ音楽の趣味の友達が出来たから」(14.4%)といったものが挙がっていますが、ほかにも「好きな曲・演奏したい曲ができたから」(24.0%)と、初めて楽器を演奏し始めた当時の気持ちを思い起こした人もいます。

今でも楽器を演奏しているか
楽器演奏をできればしたいと思うか

■演奏経験のある楽器と比べ、チャレンジしたい楽器としては「サックス」(8.3ポイント増)、「ドラム」(8.2ポイント増)、「ピアノ」(8.0ポイント増)などの人気が高まる。

演奏経験を持つ楽器のトップ3 には「ピアノ」と「アコースティックギター」、「エレキギター」が入りましたが、今後演奏してみたい楽器を尋ねても、トップ3は同様の結果となりました。しかし、その人気の順位は若干異なり、「ピアノ」は、演奏経験を持つ楽器としては32.3%でしたが、演奏してみたい楽器としては40.3%へと8.0ポイント増加、人気が高まっています。「アコースティックギター」は同38.5%から30.8%へ7.7ポイント減少、「エレキギター」は同25.1%から26.3%へ1.2ポイントの増加。「ピアノ」の人気ぶりが際立っています。ほかに、トップ3ランク外でも「サックス」が同3,8%から12.1%へ8.3ポイント増、「ドラム」が同4.4%から12.6%へ8.2ポイント増と、それぞれ人気が急上昇しています【グラフ8】。

今後演奏したい楽器

■昔と今では、楽器を演奏することで感じるメリットが異なる?

楽器を演奏することによってどのようなメリットが得られるでしょうか? 若い頃に得られたメリットと今から得られそうなものをそれぞれ尋ね、比較してみました。すると、若い頃のメリットとしては「達成感を得られる」(60.3%)や「継続することの大切さを知った」(59.0%)と、若さゆえの人生の教訓めいた、いわば心に関するものが上位に挙がりました。一方で今、期待されるのは「手先が器用になる」(80.9%)や「脳が活性化する」(80.7%)など、健康維持につながる身体に関するメリットです。

また、若い頃も今も変わらずメリットとなっているのは、コミュニケーションや交友関係の広がりに対するもの。若い頃は「共通の趣味の友人が出来た・増えた」(49.7%)、今は「趣味の合う友人ができる」(65.2%)や「違う世代の人とも仲良くなれる」(61.9%)が上位にランクインしています。また、「息抜きができる」(若い頃は58.0%、今は78.6%)や「ストレス発散」(若い頃は56.3%、今は76.3%)、「気分転換が上手になる」(若い頃は53.0%、今は73.7%)など、楽器演奏が日常生活のよいアクセントとしても効果を発揮していると言えます【グラフ9】、【グラフ10】。

楽器を演奏して得られたメリット
今、楽器を演奏して得られるメリット

■「やるからにはうまくなりたい」人が大半(88.5%)。半数近く(42.9%)が大人向けの音楽教室への関心あり。

楽器演奏を改めて始めるとしたら、「やるからにはうまくなりたい」という回答が88.5%に達し、10人に9人近くが上達を目的としていることがわかりました。72.8%は「基礎から学び直したい」と回答しており、高い意識で臨もうとする人が大半を占めています【グラフ11】。そこで、どんな人に楽器演奏を教わりたいか尋ねると、2人に1人は「プロの講師」(54.8%)を希望。「同性の友人」(26.8%)や「異性の友人」(18.8%)といった身近な存在も上位に挙がりました。「プロのミュージシャン」(20.8%)を挙げるほど強く意気込む人もいます【グラフ12】。

また、音楽教室に通うか尋ねると、3人に1人が「通いたい」(「現在、通っている」を含めた合計は32.5%)と回答。大人向けの音楽教室に興味のある人は約4割(42.9%)に上りました【グラフ13】。どのような音楽教室であれば通いたいかという質問に対しては、「自分のペースでレッスンできること」(54.0%)や「料金が安いこと」(41.8%)に続いて、「基礎からしっかりと学べること」(34.4%)や「講師の質が安定していること」(24.0%)といった、上達を目指せるレッスンの質を求める意見が上位にランクイン。学ぶことに対するイメージをしっかり持っている人が数多くいることが分かりました【グラフ14】。

楽器演奏についての考え
楽器演奏を教わりたい人
大人向けの音楽教室に興味はあるか
通いたい音楽教室の条件

【総評】

30~60代のどの世代でも、演奏する楽器として人気を集めているのは今も昔も「ピアノ」と「アコースティックギター」、「エレキギター」の3種類。なかでも昔に比べて、人気が高まっているのは「ピアノ」。ほかに「サックス」や「ドラム」の人気も上昇しています。

楽器演奏の経験を持つ人の7割強が「上達しない」や「忙しい」といった理由で、現在やめてしまっているのが実状です。しかし、約9割は「楽器演奏をしたい」と感じ、時間や金銭の面で余裕が生まれつつある50代では9割超が楽器演奏をしたいという希望を持っています。一時的に中断し、再開した経験のある人は、時間や金銭面での条件のほか、「好きな曲・演奏したい曲ができたから」(24.0%)や「同じ音楽の趣味の友達が出来たから」(14.4%)という理由を挙げています。日頃から音楽を聴き、周囲の人と音楽について語り合うこともまた、楽器演奏を再開する大きなきっかけとなるでしょう。

また、楽器演奏のきっかけとして親の影響を受けるケースが若い人ほど多く、一方では現在30代の29.5%が10歳未満から始めているなど、開始時期は低年齢化が進んでいます。こうした時代の流れに合わせて、幼い子供のうちから楽器を演奏するきっかけを祖父母(おじいちゃんやおばあちゃん)がつくるというケースも増えてくるかもしれません。しかも、楽器を演奏することで得られるメリットとして、「手先が器用になる」(80.9%)や「脳が活性化する」(80.7%)などの健康維持につながるものが今後は期待されています。健康的に長生きすることを目指すうえでも、楽器演奏は中高年層に適したアクティビティだと言えます。

「やるからにはうまくなりたい」という上昇志向が見られるのも楽器演奏の特徴の一つです。今回の調査では10人中9人近くが上達を目的とし、10人中7人は「基礎から学び直したい」と、本格的に取り組む姿勢でいます。2人に1人は「プロの講師」からの指導を望み、大人向けの音楽教室に対して興味を持った人は4割を超えました。音楽教室選びのポイントでは、受講料や受講システム、立地などの条件と並んで「基礎からしっかりと学べること」や「講師の質が安定していること」が上位に挙がりました。楽器演奏を始める際には、基礎からしっかりと身につく音楽教室でプロの講師からレッスンを受けることが第一歩となります。

7割が「音楽は青春の象徴」だと実感しているなか、楽器の演奏に打ち込むことで青春をもう一度取り戻す……人生を謳歌するために楽器演奏を始めるのはまさに「今」だと感じる人は少なくないはずです。

【調査概要】

  • ◆調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
  • ◆調査内容:音楽と楽器演奏に関する調査
  • ◆調査対象者:学校の授業とは別に楽器演奏の経験を持つ30~60代の男性800名
  • ◆調査期間:8月14日(水)~8月16日(金)

■本リリースに関するお問い合せ先
調査結果に関するお問い合わせ
担当:メディア営業部 大羽

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