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「テレビに関する意識調査」スマートテレビ浸透中!テレビでのネット利用者は4人に1人に。テレビを見ながらPC、スマホなどの情報機器を使う人は約7割スマートテレビのニーズは「直感操作」「リモコンいらず」「情報・コンテンツのシェア」

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2013年7月4日

各位

「テレビに関する意識調査」
スマートテレビ浸透中!テレビでのネット利用者は4人に1人に。
テレビを見ながらPC、スマホなどの情報機器を使う人は約7割
スマートテレビのニーズは「直感操作」「リモコンいらず」「情報・コンテンツのシェア」

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株式会社イード(本社:東京都中野区、代表取締役:宮川洋 以下、イード)は、20代以上の男女を対象に「テレビに関する意識調査」を実施しました。

【TOPIC】

  • 若者のテレビ離れはウソ!?テレビを見る時間も頻度も世代によってほぼ変わらず

    テレビを1日2時間以上観ると答えた人は、平日(70.9%)、休日(82.8%)と多数にのぼり、インターネットの視聴時間を上回りました。また、テレビは「自宅で過ごす時間を楽しく過ごすのに重要」(71.3%)と考えられているようです。

  • スマートテレビ浸透中!テレビをネットにつなぐ人が4人に1人(26.0%)に

    テレビをネットにつなぐことがある人が26.0%に達し、テレビでのネット接続が常識化しつつある傾向が見られました。具体的には「番組への参加」や「インターネットの閲覧」、「動画共有サービスの利用」などを行っています。

  • テレビを見ながら情報機器を使う人は約7割。
    20~30代の4人に1人が「テレビを見ながら情報機器を使う機会が増えた」と回答

    テレビを見ながら情報機器を使った経験のある人は約7割。パソコンやスマートフォン、タブレットなどを活用して、さまざまな情報を検索・共有しているようです。特に20~30代ではテレビを見ながら情報機器を利用する機会が増えたと4人に1人が回答しています。また、テレビを視聴するきっかけとして「ネットで取り上げられていた」と回答する人が約4割(36.8%)いるなど、テレビと情報機器の連携は確実に進んでいるようです。

  • スマートテレビが浸透しつつある今、ニーズが高いのは「直感操作」「リモコンいらず」「情報・コンテンツのシェア」

    現在のテレビに45.9%の人が不満を感じています。不満点としては「画質」を抑え、「画面サイズ」と「応答性能」、「リモコンの操作性」がランクインしています。一方でスマートテレビの機能やコンテンツで関心が高いのは「分かりやすく直感的な操作」(52.4%)、「リモコンを使わない操作」(21.0%)、「スマホと映像や写真の連携」(20.5%)などでした。

  • 若者はデジアナ双方でテレビ情報の「共有」ニーズも高い。テレビを人と囲むことが「増えた」20代が4割強

    テレビを人と囲むことが「増えた」という人は33.5%。20代では42.5%が「増えた」と回答、人と一緒にテレビコンテンツを見る・シェアする若者が多いようです。「テレビ情報をもっと簡単に共有したい」人は43.6%と、テレビとネットの連動や、色々な人とシェアしやすい多様なコンテンツが今後ますます求められそうです。

  • 世代を問わず大画面、新機能、多機能性に魅力を感じている。スマホ連動も当然したい。

    テレビの魅力ついて世代を問わず「大画面は魅力」(71.3%)、「新機能は魅力」(58.9%)、「多機能は魅力」(50.9%)と考えています。スマホ連動へのニーズも高く、「テレビのスマホ再生」などに関心があります。

■若者のテレビ離れはウソ!?テレビを見る時間も頻度も世代によってほぼ変わらず

若者のテレビ離れが叫ばれている昨今ですが、その実態はどうなっているのでしょうか。調査ではまず、「テレビの視聴時間」について聞きました。平日に関しては、「1日に2時間~3時間未満」という答えが最も多く、全体の27.6%。休日では、「1日に3時間~5時間未満」が最も多く、31%となりました。さらに、1日2時間以上と答えた人を合計すると、平日は70.9%、休日は82.8%と多数にのぼり、まだまだ多くの人が日常的にテレビを視聴している現状がみてとれます【グラフ1】。同じく「インターネットの利用時間」についても聞いたところ、1日に2時間以上ネット利用をする人は平日が66.2%、休日が72.7%であり、テレビの視聴時間がインターネットの利用時間を上回りました【グラフ2】。なお、テレビの視聴時間は世代別にみても大きな開きはなく、20代で1日に2時間以上テレビを視聴している人は、平日(65%)、休日(80.5%)となっています。

「テレビについての考え」を複数回答で聞くと、「楽しい気持ちになる」(72.3%)という答えが最多となり、「自宅で過ごす時間を楽しむのにテレビは重要だ」、「知的好奇心が満たされる」、「テレビを見ているとリラックスできる」と答えた人はそれぞれ71.3%、69.4%、67.5%となりました【グラフ3】。

【調査概要】

  • 調査名:テレビについてのアンケート
  • 対象者:テレビ・インターネットの利用者
  • 有効回答数:800サンプル(20代~50代以上の男女、各100サンプル)
  • 調査期間:2013年6月6日(木)~6月10日(月)
テレビ視聴時間
インターネット利用時間
テレビについての考え・行動

■スマートテレビ浸透中!テレビをネットにつなぐ人が4人に1人、テレビを見ながら情報機器を使う人は約7割

インターネット接続が可能で、従来のテレビにはないさまざまな機能を搭載した「スマートテレビ」。現在、その存在はどこまで浸透しているのでしょうか。「現在、テレビをインターネットに接続して利用しているものはありますか。」という質問では、全体の4人に1人にあたる26%が、テレビをインターネットに接続し、何らかのサービスを利用していることが分かりました。徐々にではあるものの、テレビでのネット接続が常識化してきているようです。具体的には、「番組への参加(双方向アンケートや投票)」(14.0%)、「ウェブの閲覧」(10.8)%、「『YouTube』などの動画共有サービス」(8.5%)などとなっています【グラフ4】。

また、テレビの“ながら見”に関して、テレビを見ながらその他の情報機器を使った経験のある人は約7割にのぼりました。パソコンやスマートフォン、タブレットなどを活用し、番組に関することやそれ以外のことを調べたり、TwitterやLINEといったSNSを利用したり、さまざまな情報を検索・共有しているようです【グラフ5】。特に20~30代ではテレビを見ながら情報機器を利用する機会が増えたと4人に1人が回答しています【グラフ6】。また、テレビを視聴するきっかけとして「ネットで取り上げられていた」と回答する人が約4割(36.8%)いるなど、テレビと情報機器は確実に連携が進んでいるようです【グラフ7】。

テレビをインターネットに接続して利用しているもの
テレビを見ながら情報機器でしていること
テレビを見ながら情報機器を利用する機会の増加
テレビを視聴するきっかけ

■スマートテレビが浸透しつつある今、ニーズが高いのは「直感操作」「リモコンいらず」「情報・コンテンツのシェア」

現在所持しているテレビについては、45.9%の人が何らかの不満を感じています。具体的な不満点としては「画質」(8.9%)を抑え、「画面サイズ」(14.0%)と「応答性能」(12.3%)、「リモコンの操作性」(9.0%)が上位にランクインしています【グラフ8】。一方でスマートテレビの機能やコンテンツで関心が高いものを聞くと、「分かりやすく直感的な操作」(52.4%)、「リモコンを使わない操作」(21.0%)、「スマホと映像や写真の連携」(20.5%)がトップ3に。スマートテレビが今後さらに浸透していくためには、こういったニーズに応えていくことが重要と言えそうです【グラフ9】。

所持しているテレビについての不満
スマートテレビでできることへの興味

■若者はデジアナ双方でテレビ情報の「共有」ニーズも高い。テレビを人と囲むことが「増えた」20代が4割強

テレビの視聴状況について、もう少し詳細に聞きました。「家族など人と一緒にテレビを囲むことが増えた」かどうかという質問では、全体の33.6%が「増えた」(あてはまる、ややあてはまるの合計)と答え、20代では42.5%が「増えた」と回答。特に若い世代に、人と一緒にテレビコンテンツを見る・シェアする人が多いようです【グラフ10】。「テレビ情報をもっと簡単に共有したい」かどうかでは、全体の43.6%が「あてはまる」「ややあてはまる」と回答するなど、テレビとネットの連動や、色々な人とシェアしやすい多様なコンテンツが今後ますます求められそうです【グラフ11】。

テレビについての考え・行動2
テレビについての考え・行動3

■世代を問わず大画面、新機能、多機能性に魅力を感じている。スマホ連動も当然したい。

テレビの魅力について複数回答で聞くと、世代問わず約7割(71.3%)が、「大きいサイズのテレビ」に魅力を感じていました。「新しい機能に魅力を感じる」と答えた人は58.9%、「機能が多いことは魅力である」と答えた人は50.1%と、テレビのインチアップや、魅力的な新機能は、テレビ買い替えのきっかけになるかもしれません【グラフ12】。さらに、スマートフォンやタブレットの連携ができるテレビで、どんなことをしたいと思うか、複数回答で聞くと、「録画したテレビ番組のスマホ・タブレットでの再生」(17.5%)、「アプリの利用」(12.6%)が高く、「スマホやタブレットの映像をテレビで見る」(10.3%)、「スマホやタブレットをリモコンとして利用」(9.6%)、「テレビ電話」(9.5%)、「テレビのライブ映像をスマホやタブレットで再生」(8.5%)、「番組情報の共有」(8.0%)などが続きました【グラフ13】。

テレビについての考え・行動4
連動ができるテレビでしたいこと

【総評】

■常識化する「スマートテレビ」。更なる普及には「直感操作」「情報・コンテンツのシェア」「スマホ・タブレット連携」などが鍵に

今回の調査で、4人に1人がテレビをネットに接続して利用していることが明らかになりました。いよいよ「スマートテレビ」の浸透も進んできているように感じます。現在所持しているテレビへの不満や、スマートテレビに期待することをみていくと、今後の普及に際しては、「インチアップ」需要に応えること、リモコンの操作性向上やリモコンいらずの直感操作の確立、スマホやタブレットとの連携機能の強化などがポイントになりそうです。

また、LTEやWi-Fi技術の進化によって大容量データのやり取りが容易になってきており、スマホやタブレットとテレビ間でリッチコンテンツを共有する流れは今後ますます加速するでしょう。若者のテレビ離れがよく指摘されますが、平日休日問わず、1日にある程度まとまった時間テレビを視聴する人はまだまだ多いようです。若い世代を中心に、家族やその他の人と一緒にテレビを囲む機会が増えているというのも興味深い結果でした。自宅で過ごす時間を楽しむために、テレビを複数で視聴しながら、ネットでもリアルでも色々な情報・コンテンツを共有する。そういった新しい視聴スタイルが求められているのかもしれません。

■本リリースに関するお問い合せ先
調査結果に関するお問い合わせ
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担当:
メディア営業部 大羽
リサーチ事業部 菅原

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