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朝日新聞の“ハッカージャーナリスト”須藤龍也氏がセキュリティ専門誌「ScanNetSecurity」に特別連載開始、「朝日新聞で書ききれなかった『あの話』:日本年金機構へのサイバー攻撃」

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株式会社イード(本社:東京都中野区、代表取締役:宮川 洋)が運営する法人向け情報セキュリティ専門メディア「ScanNetSecurity」は、サイバー事件の調査報道のジャンルで日本を代表するジャーナリストの一人である、朝日新聞 須藤龍也記者の寄稿を受けた特別連載「朝日新聞で書ききれなかった『あの話』」を7月1日から開始します。

個人情報の利活用が付加価値を生むデータ資本主義の現代において、情報漏洩事故や、サイバー攻撃事件など、サイバーセキュリティに関わる出来事や社会課題の重要性が増しています。しかし、長く日本の教育制度は、官僚を育成する文系と、技術者を育成する理系とに二分されてきたことなどの理由で、技術的な調査を行いそこで明らかになった事実から真相を読み解き、記事を執筆し社会に問うことができるジャーナリストは多くありませんでした。

須藤氏は1994年、技術者として朝日新聞社に入社しシステム開発等に携わった後、1999年に記者職へ異動、「日本年金機構サイバー攻撃事件」「パソコン遠隔操作事件」「仮想通貨巨額流出事件」などの報道を行いました。同記者がいなければ、日本人のサイバー事件の認識はいまと異なっていたことは間違いありません。

本連載「朝日新聞で書ききれなかった『あの話』」は、一般読者向けの全国紙という新聞の特性上、調査・取材は行ったものの最終的に掲載には至らなかった専門的・技術的な事実や分析が解説されます。

須藤氏がテーマに選んだのは、2015年に明らかになった、日本年金機構へのサイバー攻撃です。約125万件の国民のデータが流出したこのサイバー攻撃は、一通の標的型攻撃メールがきっかけとなって発生しました。サイバーセキュリティの歴史に重大な足跡を残した本事件は、その後の日本のセキュリティ対策のあり方まで大きく変えました。須藤氏は事件発覚のこの年、朝日新聞社初のサイバーセキュリティ担当専門記者として本事件の取材に携わり、ノート十数冊分の丹念かつ長期的な取材を行っています。

本連載のもうひとつの見所は、サイバーセキュリティジャンルでの調査や分析という、須藤氏の記者としての「仕事の手順や方法」を詳らかにしていることです。通常新聞に決して書かれることのない取材プロセスや、調査手法、取材者の思いや感情までもが、本連載では取り上げられています。須藤氏がどのように情報収集を行うのか、一次情報をどう選定するのか、キーパーソンにどのように会い情報を聞き出すのか、その姿を本連載で目の当たりにすることは、文系理系の境目を超えて、IT投資を判断する経営管理層など「技術を読み解き経営判断を行う」立場にある全てのビジネスパーソンに大いに参考となることでしょう。

  • 本連載開始にあたって入念に再見された当時の須藤氏の取材ノート(一部)

ScanNetSecurity「朝日新聞で書ききれなかった『あの話』」

■須藤龍也(すどうたつや)

株式会社朝日新聞社 編集局 編集委員(サイバーセキュリティ担当専門記者)

主な過去の執筆記事

■ScanNetSecurityについて

1998年、日本で最初に創刊された情報セキュリティ専門メディア。上場企業、中央官公庁、政府機関、重要インフラ、金融、法執行機関等を中心とした読者を対象に、世界各国のセキュリティ脅威、脆弱性、新技術、新製品、調査レポートなどの最新情報を提供。

URL:http://scan.netsecurity.ne.jp/

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