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マイカー燃費管理サービス「e燃費」、2015年11月度の実燃費ランキングを発表

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株式会社イード(本社:東京都新宿区、代表取締役:宮川 洋)は、マイカー燃費&メンテナンス管理サービス「e燃費(イーネンピ)」(http://e-nenpi.com/)の、全国のユーザー給油投稿を集計した、2015年のガソリン実売価格推移と車種別の実燃費ランキングを公開いたします。

■2015年のガソリン価格はピーク時より約20円下落

資源エネルギー庁が12月16日に発表した石油製品の店頭小売価格週次調査では、12月14日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は前週の調査から1.6円値下がりし、1リットル当たり126.2円でした。これは2010年1月12日の調査以来、5年11か月ぶりの低水準となります。

e燃費では、燃費計測のための給油投稿の際、利用者は給油時のレシート情報をオドメーター(総走行距離計)と共に登録しています。スマートフォン向けアプリではスマートフォンのカメラでレシートを撮影して送信するだけで投稿できる機能や、ガソリンスタンドで掲示されているガソリン価格看板を撮影して投稿できる機能もあり、正確なガソリン給油情報の収集に努めています。

下のグラフは、石油情報センターが発表したガソリン/軽油の価格と、e燃費に投稿されたガソリン価格推移をグラフにしたものです。資源エネルギー庁による平均値は店頭の小売価格で「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は提携クレジットやプリペイド会員価格、現金会員等の割引をされた後の「購入」価格の平均であるため、購入価格平均は販売価格平均より安くなる傾向にあります。

このグラフによると、2015年に入りガソリン価格はじりじりと上昇を続けてきましたが、6月をピークとして値上がりは止まり、8月から急速に下がり始めているのがわかります。e燃費のグラフでは6月のレギュラーガソリン価格が136円なのに対し今月12月は115円(-21円)にまで下落しています。

ガソリン/軽油価格下落の原因としては、欧州や中国の景気減速による需要低下の中、石油輸出国機構(以降OPEC)が今年6月5日に、生産目標を現在の日量3000万バレルに据え置き原産を見送ることを決定したこと、米国のシェールオイルの採算コストの下落による価格競争などもガソリン価格下落などが考えられます。

直近でも、12月4日にOPECは原油生産目標を据え置く方針を明らかにしました。市場シェアの確保を優先する方針と見られてますが、短中期的にはガソリン価格は今後も低水準が続くと見込まれています。

【2015年11月度 総合ランキング】

■ホンダ『グレイス』が1位に躍り出る

11月度の実燃費総合ランキングでは、ホンダ『グレイス』(GM4)が1位となりました。実燃費は23.3km/L、達成率67.7%となりました。

昨年12月時点でセダンタイプのハイブリッド車としてはトップとなるJC08モード(国土交通省審査値)燃費34.4km/Lでデビューしたホンダ『グレイス』。先月は集計条件から外れ、ランクインを逃しましたが、今月は投稿数を伸ばし、晴れて1位に輝きました。

先月1位だったトヨタ『アクア』(NHP10)が22.1km/Lで今回は2位となり、3位は先月に引き続き、ホンダ『フィットハイブリッド』(GP5)で22.5km/L。e燃費ランキングのトップ3ではトヨタとホンダの熾烈な戦いが繰り広げられています。

4位はダイハツ『ミライース』(LA300S)で22.3km/L、5位はトヨタ『カローラフィールダー(ハイブリッド)』(NKE165G)21.2km/Lで先月、先々月から順位を落としています。

今月は11位となった3代目のトヨタ『プリウス』(ZVW30)(四代目は12月発売のため11月のランキングでは現行モデル扱い)は実燃費20.6km/L。来月以降の4代目プリウスのランクインはいつになるのか、そしてその実燃費の値に注目です。

■今月のカタログ燃費達成率トップはスズキ『アルトターボRS』(HA36S)

e燃費ランキングのトップ20にランクインした車両のうち、もっともカタログ燃費達成率が高かったのはスズキ『アルトターボRS』(HA36S)で、達成率は75.8%となりました。軽量ボディに加えてマニュアルトランスミッションベースのAGS(Auto Gear Shift)を採用した同車の効率の高さが今回の優れたカタログ燃費達成率に表れていると言えます。

なお、今回のe燃費ランキングでは、先月と比較してカタログ燃費達成率の全体的な低下が見られますが、これは気温の低下が原因と見られます。寒冷時は温暖時に比べて完全暖機まで長い時間を要するため、アイドリング回転数が高めに維持され、アイドリングストップ等の燃費向上機能が働かず燃費悪化を招きます。e燃費のデータでは、こういった季節による燃費変動も見ることができます。

  • 集計対象標本数:19,504
  • 集計対象車両数:1,032台
  • 集計期間:2015年11月1日~2015年11月30日

■対象車種

  • ・上記集計期間に新車購入が可能な車両(期間中に販売が終了した車両も含む)
  • ・以下に該当する車両は除外
     商用車・4WD(ただし4WD専用車はOK)・MT車・現行車種の前型(例:20系プリウスは除外)
  • ・OEM車は同一車種とする(例:スズキ アルトとマツダ キャロルなど)
  • ・グレード違いは同一車種(例:プリウス=プリウス G’s、ムーヴ=ムーヴカスタムなど)
  • ・同型車種は最も燃費データが良いものを採用
  • ・現行車種でもMC(マイナーチェンジ)前のデータは採用
  • ・「e燃費」が同値の場合はカタログ燃費達成率の高い方を上位とする

【「e燃費」のランキング集計基準】

「e燃費」が発表する車種別実燃費データは、全国の「e燃費」ユーザーの燃費データを型式ごとに集計したものです。しかしデータの中には、入力ミスなどによるイレギュラーな数値、非現実的な数値が混在しています。それらを除外するために、給油量、走行距離などに一定の基準を設け、それをクリアしたデータのみを集計しています。

統計的に充分なデータを確保できた車種のみを発表していますので、ユーザー数が少ない車種や信頼区間(※1)の幅が大きすぎる車種については、ランキングの対象から外れています。また「e燃費」における車種は、国土交通省登録の型式を基準とし、燃費に大きな影響を与えるトランスミッションの種類、過給器の有無、駆動方式で区別しています。また、「e燃費」の車種別燃費データの信頼性を表すための指標として、それぞれの車種の信頼区間と標本分散(※2)の値を参考値として表示しています。

※1信頼区間
「e燃費」の平均値と、実際に世の中を走っているクルマの本当の燃費の平均値に違いがあると仮定します。そのことを踏まえて、信頼区間とは、「e燃費」の平均値と本当の平均値が、一定の確率(信頼係数といい、ここでは95%になっています)で同じ区間に入る場合の、その上限(下限)を求める手法です。

※2標本分散
標本分散は、標本データの「ばらつき」の度合いを表します。分散は、その散らばりの度合いをあらわすものです。値が小さいほど、データは平均値付近に集中しています。

■「e燃費」とは

「e燃費」はクルマの燃費をスマートフォンやPCから登録し、マイカーをオンラインで管理する“楽しく節約、楽しくエコロジー”するサービスです。実燃費のランキングを初めとして、全国のスタンド情報、ユーザー同士のクチコミ情報など、様々なコンテンツが用意されています。スマートフォンアプリでは面倒な数値入力が不要で、レシートやオドメーターの画像を撮影して送るだけで燃費登録が可能となっています。

また「e燃費」では、電気自動車(EV)用の充電スタンド検索サービスも提供するとともに、全国の燃料電池車(FCV)向け水素ステーションデータベースも公開しています。

URL:http://e-nenpi.com/

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