【電話占い依存で苦しむ方向け】電話占い依存から抜け出す方法は？依存症の末路と克服法を徹底解説

「また電話占いに頼ってしまった…」
「気づけば毎月の請求額がとんでもないことに…」

こんなふうに、電話占いがやめられずに悩んでいませんか？

最初は「当たる電話占いで評判の占い師に相談してみたい」「新規オープンした電話占いなら、初回無料の電話占いがあるから試してみよう」と、軽い気持ちで始めた方も多いでしょう。
しかし、次第に利用頻度が増えていき、気がつけば「占いなしでは不安で仕方がない」と感じる状態になっている人も少なくありません。

本記事では、「電話占い依存」でつらい思いをしている人に向けて克服方法をお伝えします。
気づかないうちに「電話占い依存」になっている場合もあるので、「自分もそうかも」と思う人はぜひ読んでみてください。

電話占い依存とは？占いジプシーとの違い

ここでは、電話占い依存の定義から占いジプシーとの違いまで解説します。

電話占いを利用する人の中には、「占いがないと不安」「気づけば毎日のように占いに頼っている」と感じている方は意外と多いです。電話占い依存について、まずは理解していきましょう。

電話占い依存の定義

では、電話占い依存とは具体的にどのような状態なのでしょうか。

「もしかして自分は電話占いに依存しているかも？」
そう感じた方は、まず以下のような兆候がないかチェックしてみましょう。

※記事の下部ではセルフ診断テストをご用意しています。厚生労働省が公開しているデータを基に作っているので、厳密に確認したい方は記事の下部でお試しください。

このような状態に心当たりがある場合、電話占い依存の可能性が高いです。

なぜ依存してしまうのか？

電話占いだけではないですが、なぜ依存するのしょうか。
理由には以下のようなものがあります。

例えば、恋愛に悩んでいる人は「彼の気持ちを知りたい」「復縁できるか不安」といった理由で占いに頼ります。
最初は「一回だけ相談してみよう」と思っていたのに、占いの結果が気になり、何度も利用してしまうのです。

また、「前回の占い結果が良くなかったから、別の占い師にも聞いてみよう」と次々に占い師を変えてしまうケースもあります。これが進行すると 「占いジプシー」 という状態に陥ることも。

占いジプシーと依存症には共通点がある

「占いジプシー」は「占い師を次々と変えながら占いを受け続ける状態」を指します。

「電話占い依存」と「占いジプシー」には一見共通点がないように思えますが、
心理面で大きな共通点があります。

項目	電話占い依存	占いジプシー
特徴	占いそのものに強く依存	様々な占い師を渡り歩く
目的	不安を解消するために	「納得できる答え」を求める
行動パターン	同じ占い師に何度も	次々と占い師を変える
危険性	自分で決断できない	お金を使いすぎる

電話占い依存の人は、「占いをしないと不安」という心理が強く、一人の占い師に何度も頼る傾向があります。一方で、占いジプシーの人は「望んだ答えが出るまで占い師を変え続ける」ため、結果として 占い費用が膨れ上がる ことが多いです。

いずれの場合も、自分の判断より占いの結果を優先してしまうという点では共通しています。
加えて危険性がどちらも高いことも共通点として挙げられます。

電話占い依存症の末路を3例紹介

依存症になると、最初は気軽に楽しんでいたはずなのに、やがて生活に大きな影響を与えていきます。
特に、「経済的負担」「人間関係の悪化」「判断力の低下」 という3つの問題が起こりやすく、最悪の場合には人生そのものが崩れてしまうことも。

ここでは、実際に電話占い依存が引き起こす3つの末路について詳しく解説します。

借金や経済的負担が増加する

電話占いは 1分あたり200円～500円 程度の料金が一般的ですが、1回の相談で30分以上利用する人も珍しくありません。

仮に1回の相談が 30分で5000円、週に3回利用すると 月に約6万円。年間にすると 約72万円 も占いに使っている計算になります。

実際のケースを記載しているので、参考までにどうぞ。

占いにかけるお金がどんどん膨らみ、生活費を圧迫したり、借金を抱えたりすることは珍しくありません。特に、「前回の占い結果が悪かったから、もう一度占ってもらおう」と繰り返すうちに、気づけば支払いが追いつかないほどの金額になってしまうのです。

電話占いを利用する際は、「どれくらいお金を使っているのか？」を常に意識することが大切です。
具体的な対策としては家計簿アプリの導入です。詳細は後ほど紹介しますね。

人間関係の悪化により孤立してしまう

電話占い依存が進むと、家族や友人との関係にも悪影響を与えます。

特に、「占い師がこう言ったから、あなたとは距離を置くべきかも」と占いの結果を基準に人間関係を決めるようになると危険信号。

家族や友人に「最近、ちょっと占いに頼りすぎじゃない？」と言われたことがあるなら、一度立ち止まってみる必要があるかもしれません。

自分で判断する力が低下する

電話占いに依存すると、日常の小さな決断ですら自分でできなくなってしまうことがあります。
例えば、以下のような行動が増えていると危険信号ですよ。

占いはあくまで 参考 にするものですが、依存が進むと 占いの結果がすべてになり、主体的な判断ができなくなってしまうのです。

最終的には、仕事や恋愛、人間関係など、あらゆる場面で決断できなくなり、自分の人生をコントロールできなくなるリスクもあります。また、詐欺にあう可能性も高まりますよ。

電話占い依存症になる5つの原因

では、なぜ電話占いに依存してしますのでしょうか。
ここでは、電話占いに依存する原因を解説します。

具体的に解説します。

① いつでも気軽に利用できる利便性

電話占いの大きな魅力は 「いつでもどこでも相談できる」 ことです。

この手軽さは一見便利ですが、実は 依存を助長する大きな要因 にもなっています
例えば、カウンセリングや対面占いは、予約を取ったり実際に出向いたりする手間がかかるため、頻繁に利用するのは難しいですよね。

しかし、電話占いはスマホ1つで即利用可能。「ちょっと不安だから占ってもらおう」と軽い気持ちで始めたものの、次第に 「不安になったらすぐ占い」→「占いがないと不安」 というループに陥ってしまうの。この 「便利さが生む落とし穴」 に注意が必要です。

② 恋愛や復縁に対する執着

電話占い依存の原因として、恋愛相談の多さも挙げられます。
特に以下のような悩みは、占いに頼りたくなりやすいものです。

恋愛の悩みは 感情が揺れ動きやすく、答えがすぐに見えないため、一度占いを利用すると何度も頼ってしまうケースが多いのです。占いにハマる恋愛相談の典型的な流れを、ご紹介します。

特に、相手の気持ちや未来は はっきりとした答えがない ため、「もっと詳しく知りたい」という欲求が止まらなくなります。占いはあくまでアドバイスの1つとして受け止め、冷静な視点を持つことが大切です。

③ 相談相手の不足と孤独感

「悩みを話せる相手がいないから、つい占いに頼ってしまう…。」
これは、電話占い依存に陥る人の共通した心理です。

現代社会では、以下のような理由で人とのつながりが希薄になりがち。

そのため、「誰かに話を聞いてほしい」という気持ちから、占い師に相談するようになります。
占い師は親身になって話を聞いてくれるため、 まるでカウンセラーのような存在になります。

「この占い師さんは私の気持ちをわかってくれる」と感じると、ますます頼りたくなり、結果的に 占いが「心のよりどころ」になってしまうのです。ただし、占いは問題を解決するものではなく、依存すると根本的な解決が遠のく可能性があるため注意が必要です。

④ 当たる占い師との出会いによる過信

「この占い師、すごく当たる！」
こう思った瞬間、占い依存が加速する危険性があります。

例えば、過去の出来事をズバリ当てられた 経験があると、
「この占い師なら、未来のことも全部わかるはず！」と過信してしまうのです。当たる占い師にハマると

「当たる占い師」は魅力的ですが、 「占いはあくまで参考」 という意識を持つことが大切です。

⑤ 心の隙間を埋めるための過度な依存心

電話占いは、現実の悩みやストレスから逃れる手段になってしまうこともあります。
例えば…

このような状況で占いをすると、一時的に心が癒されるため、 「辛いときは占いに頼ればいい」と思い込んでしまうのです。以下のように占いが現実逃避になる危険性があります。

占いは 「答えをもらう場所」ではなく、「ヒントを得る場所」 です。
依存するのではなく、占いを活用しながら、最終的には自分で決断できるようになる ことが理想的です。

占い依存症になりやすい人の特徴

占い依存症になりやすい人の特徴として、以下の4つがあげられます。

具体的に解説します。

① 心配性で不安を抱えやすい人

「何かあるとすぐに最悪のシナリオを考えてしまう…。」
「悩み始めると止まらず、不安で夜も眠れなくなる…。」

このように、心配性な性格の人は占いに依存しやすい傾向があります。
なぜ心配性な人は占いにハマるのかについて下記でまとめました。

例えば、恋愛に関する悩みでも…

といった不安を抱え、何度も占いに頼ってしまうのです。
しかし、占いは未来を100%保証するものではないため、どれだけ占っても不安が完全になくなることはありません。

心配性な人ほど、「ちょっと気になるから占ってもらおう」と気軽に始めた占いが、やがて習慣化し、依存へとつながるのです。

② ストレスを強く感じている人

「最近、何をしていても気持ちが落ち着かない…。」
「仕事や人間関係でストレスが溜まっている…。」

このようにストレスを抱えている人も、占い依存になりやすい傾向があります。
ストレスが占い依存を引き起こす理由は以下のとおりです。

例えば…

こうした ストレス発散の手段として占いを利用し続けるうちに、気づけば占いが「心の拠りどころ」になり、抜け出せなくなってしまうのです。

もちろん、適度に占いを活用するのは良いですが、「ストレスの根本的な原因を解決しない限り、不安は消えない」ということを意識することが大切です。

③ 恋愛に対して理想が高い人

「絶対に理想の相手と結婚したい！」
「運命の人と出会うタイミングを知りたい！」

恋愛に対する理想が高い人も、占い依存になりやすい特徴があります。
理由としては以下のとおり。

よくこんな話を聞きます。

このように、現実と理想のギャップ を埋めるために占いに頼りすぎてしまうことがあります。特に、「今の恋愛に納得できない」「もっと良い相手がいるかもしれない」と考え続けると、占いの結果に振り回されてしまうことに…。

占いは「未来の可能性を広げるためのもの」ですが、占いの結果だけを信じて行動を制限してしまうのは本末転倒です。

④ 周囲の目を気にしやすい人

「他人にどう思われるか、つい気にしてしまう…」
「失敗したらどうしよう、と考えすぎてしまう…」

こうした 「周囲の目を気にしすぎる人」も、占いに依存しやすい傾向があります。
理由としては以下のとおり。

例えば…

このように、自分の決断に自信が持てないため、占いに頼ってしまうのです。
もちろん、占いを参考にするのは悪いことではありませんが、「最終的に決めるのは自分」という意識を持つことが大切です。

電話占い依存症をチェック！セルフ診断リスト

以下のチェックリストで、自分の占いとの付き合い方を振り返ってみましょう。

※このチェックリストは、厚生労働省が定める依存症の基準を参考に、当サイトが独自に作成したものです。依存症の一般的な兆候をもとに、占いに特化した形でチェックできるよう工夫しています。

✅の数を数えてみてください。
次の判定結果をチェックして、自分の占い依存度を確認しましょう。

判定結果：0～3個→依存症の可能性は低い

占いを適度に楽しんでいるレベル。
ただし、もし気になる点があれば、事前に「占いに使う時間とお金の上限」を決めるなどして対策していきましょう。

判定結果：4～6個→依存症の可能性が中程度

占いへの依存が進んでいる兆候があります。
「最近、占いの回数が増えたかも…？」と感じているなら、一度占った内容を何度も確認しないようにするなどして少しずつ占いの利用頻度を減らすことが大切です。

下記の「電話占い依存を克服するための行動5選」では、具体的な対策方法を詳しく解説しています。併せてご覧ください。

判定結果：7～10個→依存症の可能性が高い

占いに強く依存している状態です。
このまま続けると、経済的・精神的な負担が大きくなりかなり危険です。

「占いをやめたいけど、やめられない…。」
そんな場合は、一人で抱え込まずに 専門家のサポートを受けることも検討しましょう。

電話占い依存を克服するための行動5選

ここでは、無理なく占いの回数を減らすための 5つの方法を紹介します。
具体的には以下のとおり。

詳しく解説していきます。

① 利用回数を減らすためのスケジュールを作成する

電話占いを減らすには、計画的に利用することが大切。
「不安になったらすぐ占い」という習慣を変えるために、事前にスケジュールを決めておくのがおすすめです。

またすぐに電話占いを利用したくなったとしても、スケジュールを確認して自制しましょう。

スケジュール管理のポイントはアプリを活用しよう！

スマホのリマインダーや スケジュール管理アプリ（Googleカレンダー、TimeTreeなど）を使って、「次の占いは○日後」と通知を設定 すると、衝動的な利用を防げます。

占いの頻度を減らすことで、依存の悪循環を断ち切る第一歩になりますよ。

② 予算を設定して無駄遣いを防ぐ

「気づいたら今月も占いに○万円使っていた…。」
こんな経験がある方は、毎月の占い予算を決めることが大切です。

気付いたら高額請求になっていたという事態を、未然に防ぎましょう。

予算管理なら家計簿アプリを活用しよう！

マネーフォワードやZaimなどの家計簿アプリを使えば、占いにどれくらいお金を使っているかが一目でわかります。

家計簿アプリって有料のものが多いですが、「いくら使ったか」を可視化すると、無駄遣いに気づきやすくなり、浪費を防ぐことができます。総合的に見ればプラスのなるのでおすすめ。

③ 支払い方法を前払い制に切り替える

「クレジットカード払いだと、つい使いすぎてしまう…。」
そんな方は、プリペイド方式やポイント制に切り替えるのがおすすめです。

プリペイド方式にすることで、「あと〇回しか占えないから、本当に必要なときだけにしよう」 と考えるようになり、無駄な利用を減らせます。

④ 一人で過ごす時間を減らす

「一人でいるとつい占いをしたくなる…。」
そんな方は、家族や友人との交流を増やすことを意識しましょう。

占い依存の背景には 「誰かに話を聞いてほしい」 という気持ちがあります。
だからこそ、リアルな人間関係を増やすことで、占いに頼る必要がなくなっていきます。

⑤ 他の趣味や楽しみを見つける

「占い以外にやることがない…。」
そんな方は、新しい趣味を見つけて、占いに使っていた時間を有意義に過ごしましょう。

「占いをしたくなったら、まず○○をやってみる」とルールを決めておくと、自然と占い以外の楽しみに目が向くようになります。苦手意識があっても始めてみると案外楽しいものですよ。

専門家のサポートも大切

専門家のサポートも大切です。
占いは心の支えになることもありますが、すべての悩みが占いで解決できるわけではありません。

特に、占いへの依存が日常生活に影響を及ぼしている場合は、心理カウンセリングや依存症治療の専門家 に相談することも選択肢のひとつです。

厚生労働省の公式サイトでは、依存症に関するサポート情報を提供しています。「自分の力で抜け出すのが難しい…」 と感じる場合は、迷わず専門機関の力を借りることをおすすめです。

まとめ

電話占い依存を克服するには、「占いの回数を減らそう」と考えるだけでは不十分です。大切なのは、具体的な行動を習慣化し、「占い以外の選択肢」を増やすこと。

過度に依存してしまい、自分の判断力を奪ってしまっては本末転倒です。
「占いがなくても大丈夫」と思える自分になるために、今日から少しずつ、自分にできることを始めてみましょう。