応用情報技術者試験は情報処理技術者試験の一つで、IT分野の中級レベルの国家資格です。
ITエンジニアやシステム開発者などを対象に、情報システムの設計・開発・運用管理・セキュリティ対策などの幅広い知識とスキルの所持を証明できます。
4月実施の試験に向けて1月〜2月に申し込みがおこなわれており、評判の良い通信講座であれば、通学なしで最短3ヶ月で合格できる可能性もあります。
今回の記事では、おすすめの通信講座と、多忙な方でも安心して学べる講座選びのポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
応用情報技術者試験のおすすめ通信講座
講座名 | 特徴 |
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スタディング | スマートフォンやタブレットでの学習に最適化されており、通勤時間や隙間時間に効率良く勉強ができる 受講料が比較的安く、コストパフォーマンスに優れている 詳細を確認する |
Udemy | セール時であれば1,000円台で購入も可能で、30日間の返金保証も付いている Udemyのアプリを使用すれば、スマートフォンからでも動画の視聴が可能 詳細を確認する |
TAC | 応用情報技術者試験の範囲を網羅した詳細なカリキュラムと教材を提供している 通学講座と通信講座の両方を提供しており、受講者は自分のライフスタイルや学習スタイルに合わせて選択可能 詳細を確認する |
ITEC | 応用情報技術者試験対策のための多様な教材や問題集を提供している オンラインでの学習環境が整備されており、受講者は自分のペースで学習を進められる 詳細を確認する |
資格の大原 | 午後試験対策に力を入れており、問題文の読み解き方や設問意図の理解力を養成できる 実務経験豊富な講師が実際の業務に則した形で講義をおこなっている 詳細を確認する |
応用情報技術者試験の通信講座おすすめ8選

今回ご紹介する応用情報技術者試験のおすすめ通信講座について、評価基準(「料金」「カリキュラム」「教材の質」「講座の充実度」「サポート内容」)の5項目に関して、各通信講座の公式サイトの情報を調査しました。
調査を行った結果から、応用情報技術者試験におすすめの通信講座を8社ご紹介します。
応用情報技術者試験の合格を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
スタディング|映像講義や問題集が充実している
料金 | |
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カリキュラム | |
教材の質 | |
講座の充実度 | |
サポート内容 |
\効率的に学習できるオンラインプラットフォーム/
スタディングの通信講座では、効率的な学習を目指したオンラインプラットフォームを提供しています。
映像講義や問題集が充実しており、スマートフォンやPCで手軽に学習を進められるのが魅力です。
隙間時間を活用して知識を定着できる工夫がされており、忙しい社会人でも無理なく学習を継続できます。
効率重視で試験対策をしたい方や、自分のペースで学習を進めたい方におすすめです。

(省略) 子供がいるためなかなかまとまった学習時間が取れなかった中で、スマホ一つで学習できる気軽さは大変強みになりました。子供の寝かしつけで子供が完全に寝付くまで、布団をかぶってスマホの明かりを暗くして学習したり、通勤中や昼休みの空き時間など、細切れ時間をかき集めることで学習時間を捻出できました。(以下省略)
引用:スタディング公式サイト



仕事でシステム企画から開発、試験まで携わるため、スキルアップとして学習しました。
講座の視聴後にテストをし、セレクト問題集で知識の定着と試験問題の解き方の習得を効率的に行うことができました。
また、スマホで手軽に学習できたので、通勤や休憩中のスキマ時間に学習できたのがとてもありがたかったです。手軽に出来ることがモチベーションの維持にも繋がったと思います。
引用:スタディング公式サイト
項目 | 内容 |
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内容 | 無料登録で3大特典+10%OFFクーポンプレゼント! ①カリキュラム体験 ②短期合格セミナー&午後試験概観講座 ③過去問分析シート ④10%OFFクーポン |
条件 | スタディングの講座に無料登録をする |
スタディングの応用情報技術者試験講座では、無料登録すると豪華3大特典と受講料割引クーポンがもらえるキャンペーンを実施中です。
お得に受講できるので、スタディングを検討している方はぜひお試しください。
\効率的に学習できるオンラインプラットフォーム/
Udemy|図解やイラストで視覚的に理解しやすい
料金 | |
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カリキュラム | |
教材の質 | |
講座の充実度 | |
サポート内容 |
\視覚的に学習できる短編集中講座/
Udemyでは、午前試験・午後試験のそれぞれに特化した短期集中講座が提供されています。
これらの講座は最新のシラバスに基づき、多数の図解やイラストを用いて視覚的に理解しやすい内容になっています。
また、スマートフォンやPCからの視聴が可能で、通勤・通学時などの隙間時間を活用して学習できるのも特徴です。
Udemyは短期間で効率的に合格を目指す方や、視覚的に学習したい方におすすめです。



応用情報技術者試験の講師をされている石田宏美
@ishida_hiromiさんのUdemy有料講座がヤバすぎ。
自分がUdemyを閲覧した時、たまたまセール中だったので勢いで購入しましたが、思っていたより動画の分量が圧倒的で、モチベーションが爆上がりしました。
応用情報技術者試験を学習していて、学習範囲の全てを動画解説してくれるサイトなり通信教育があれば、お金はいくらでも出したいと思っていましたので、やっと見つけた!という感じです。
簿記3級でお世話になったふくしままさゆき@boki_law先生の様に、個人が法人より質の高い学習を発信できる時代なんだなあと改めて思いました。
引用:X(旧Twitter)



参考書を購入して独学で勉強をしていましたが正直説明が難しくあまり理解できていませんでした。
こちらの教材では事前知識が多少は影響しているのかもしれませんが、とても分かり易く勉強をすることが苦痛ではなかったです。
過去問でもほぼ満点近くをとれるようになりました。
ありがとうございました。
引用:Udemy公式サイト
\視覚的に学習できる短編集中講座/
TAC|経験豊富な講師によるカリキュラム
料金 | |
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カリキュラム | |
教材の質 | |
講座の充実度 | |
サポート内容 |
\通学講座と通信講座から選べる!/
TACの通信講座には、合格に必要な知識を体系的に学べるカリキュラムが揃っています。
映像講義や教材が充実しており、独学では難しい部分も丁寧に解説されているのが特徴です。
さらに、学習スケジュールのサポートや過去問演習を通じて実践力を高められます。
TACは仕事や学業と両立しながら効率良く学習したい方や、独学に自信がない方におすすめです。



講師の方の説明がとても丁寧でわかりやすかったです。カリキュラムの順序も頭に入りやすいようになっており、テキストもよくまとめられているのでTACの教材のみで合格することができました。教室講座はその場で講師の方に質問ができ、尚且つ丁寧に答えてくださるのでとても助かりました。(以下省略)
引用:TAC公式サイト



以前、基本情報技術者の講座をTACで受講し、講義がわかりやすく、合格することができたので今回も受講しました。情報処理技術者試験は試験範囲が広く、独学ではポイントを絞ることが難しいです。講座を受講することで、試験に精通した講師が重要な点に絞り、わかりやすく講義をしていただけたので、途中で諦めることなく、最後まで学習を続けることができました。(以下省略)
引用:TAC公式サイト
\通学講座と通信講座から選べる!/
ITEC|最新の試験傾向を反映した問題で学べる
料金 | |
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カリキュラム | |
教材の質 | |
講座の充実度 | |
サポート内容 |
\実践的な内容を学べるeラーニング形式講座/
ITECの通信講座は、効率的な学習をサポートするオンライン教材と丁寧な解説が特徴です。
教材には、最新の試験傾向を反映した問題や模擬試験が提供されており、実践力を高められます。
また、動画やテキストを活用した学習スタイルで、自分のペースで進められる点も魅力です。
仕事で忙しい社会人や、独学での学習に不安がある方におすすめの講座です。



毎日継続してできたからかと思います。
どんなに疲れてても午前の過去問とかは手軽にできるのでやるようにしてました。
あと、午後試験は合格ゼミが良かったと思います。
得点のポイントを教えてくれて非常に有意義でした。
引用:ITEC公式サイト



19年秋に基本情報技術者を受けようと19年4月に考え、少しでも負担を減らそうとiTECの午前試験免除講座を受講しました。同時刻に勉強している人数や達成度の可視化、繰り返し勉強しやすいインターフェイスなど非常によくできたシステムのおかげで免除試験も合格、結果も高得点(9割以上)だったので、応用受験に鞍替えして挑戦しました。7月に中間試験を受けたようなものだったので、残りの時間を午前の仕上げと午後対策に集中できました。
引用:ITEC公式サイト
\実践的な内容を学べるeラーニング形式講座/
資格の大原|効率的かつ充実したサポートで忙しい人でも合格を目指せる
料金 | |
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カリキュラム | |
教材の質 | |
講座の充実度 | |
サポート内容 |
\豊富な教材と専門講師による効率的な対策講座/
資格の大原の通信講座は、豊富な教材と専門講師による分かりやすい解説で、効率的に試験対策を進められるカリキュラムです。
学習スケジュールや進捗管理ツールが整備されており、自分のペースで学習を進められます。
また、オンラインでの講義や模擬試験も利用できるため、着実に知識を定着できます。
体系的に学びたい社会人や、忙しい中で効率的に学びたい方におすすめの講座です。
口コミはありませんでした。
項目 | 内容 |
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内容 | ①ウェビナー視聴後のアンケート回答で入学金6,000円免除&受講料5%OFF! ②試験経験者割引:本試験受験経験者は受講料20%OFF! ③大原受講生割引:「大原講座(通学・通信)」を申し込む際に受講料が3%OFF ④再受講割引:対象のFP講座を受講する際、受講料が30%割引 |
条件 | ①ウェビナー視聴後にアンケートに回答する キャンペーン期間:2025年3月1日(月)~2025年4月30日(水) ②2022年4月以降に情報処理技術者試験または情報処理安全確保支援士試験を受験した方が、同一試験区分の講座に受講申し込みをする ③一般価格20,000円以上の大原講座を過去に受講した方、または現在受講中の方 ④過去に一般価格60,000円以上の大原FP講座を受講した方が対象 |
資格の大原の応用情報技術者試験講座では、お好きなウェビナー視聴後にアンケートに回答すると、入学金と受講料がお得になる春得キャンペーンを実施中です。
さらに、大原受講生割引と再受講割引や、本試験受験経験者向けの割引制度も用意されています。
ぜひ、この機会に資格の大原の講座を検討してみてください。
\豊富な教材と専門講師による効率的な対策講座/
LEC東京リーガルマインド|効率的な学習をサポートする教材や動画講義が充実
料金 | |
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カリキュラム | |
教材の質 | |
講座の充実度 | |
サポート内容 |
\実践的に試験合格を目指せる/
LEC東京リーガルマインドの通信講座には、合格に向けた効率的な学習をサポートする教材や動画講義が充実しています。
現役の専門講師が要点を押さえた解説をおこない、初心者から中級者まで無理なく学べるカリキュラムが特徴です。
教材は過去問や演習問題を豊富に取り入れた実践的な内容で、試験対策をしっかりとおこなえます。
この講座は、仕事や学業と両立しながら効率良く合格を目指したい方におすすめです。
口コミはありませんでした。
キャンペーン名 | 内容 |
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LEC弁護士受講生割引 | 一般価格より10,000円割引 ※LEC弁理士受講生(10万円以上支払者)が対象 ※期限なし |
LEC東京リーガルマインドの応用情報技術者試験講座では、割引キャンペーンを実施中です。
LEC東京リーガルマインドの弁護士受講生であれば、一般価格から10,000円割引されます。
条件を満たす方は、ぜひキャンペーンの利用をご検討ください。
\実践的に試験合格を目指せる/
独習ゼミ|対策本に定評がある翔泳社グループの対策講座
料金 | |
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カリキュラム | |
教材の質 | |
講座の充実度 | |
サポート内容 |
\ベテラン講師による113本の解説動画あり/
独習ゼミの通信講座は、初心者から中級者まで対応している分かりやすい対策教材と、体系的なカリキュラムが特徴のオンライン学習講座です。
ベテラン講師による113本の動画講義やテキストが充実しており、要点を押さえた解説と実践的な問題演習が便利です。
また、サポート体制も準備されているため、忙しい方でも効率良く学習を進められます。
IT知識を体系的に学びたい社会人や、資格取得を目指す学生におすすめの講座です。
口コミはありませんでした。
項目 | 内容 |
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内容 | 受講者限定の特別対策講座にご招待(オンライン開催) |
条件 | 8月~1月申し込みの方:1月~2月開催予定 2月~7月申し込みの方:6月~7月開催予定 |
独習ゼミの応用情報技術者試験講座では、受講者限定で特別対策講座に招待するキャンペーンを実施しています。
試験合格を目指す方は、この機会にぜひお申し込みください。
\ベテラン講師による113本の解説動画あり/
応用情報技術者試験の通信講座の選び方


応用情報技術者試験の合格を目指すためには、自分に合った通信講座を選ぶことが重要です。
ここからは通信講座の選び方について、下記の3点に絞って解説していきます。
効率良く学習を進めるためにも、以下の解説を参考に最適な講座を選んでみてください。
講義スタイルを比較する
講義スタイルを比較する時には、自分の学習スタイルに合った形式を選ぶことが重要です。
以下は、今回ご紹介した通信講座の講座スタイルをまとめた一覧表です。
講座名 | 講座スタイル |
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スタディング | オンライン形式(スマートフォンやパソコンで閲覧可能) |
Udemy | オンデマンドのビデオ講義が主流(過去問の解説を含む講座もある) |
TAC | 教室講座 ビデオブース講座 Web通信講座 DVD通信講座 |
ITEC | eラーニング形式 |
資格の大原 | 教室通学:実際の教室で講師から直接指導を受ける 映像通学:教室で録画された講義を視聴する Web通信:インターネットを通じて講義を視聴する |
LEC東京リーガルマインド | 動画講座 |
独習ゼミ | eラーニング形式 |
産業能率大学 | 通信研修形式 |
動画講義は視覚的に理解しやすく、移動中でも学習できるのが魅力です。
その一方で、テキスト中心の講義は自分のペースで学習を進められます。
さらに、ライブ講義では講師に直接質問できるため、迅速に疑問の解消が可能です。
サポート内容を比較する
講座ごとに提供されているサポート内容は大きく異なるため、自分に必要なものを選択することが重要です。
下記は、今回ご紹介した講座で提供されているサポートの一覧です。
講座名 | サポート内容 |
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スタディング | AIによる実力スコア予測 復習問題のリマインド機能 語句・テキストの教材内検索 学習時間の自動集計 勉強仲間機能 学習QAサービス |
Udemy | 直接講師に質問が送れる機能搭載(他の受講生からの質問内容も閲覧可能) |
TAC | Webフォロー:同一コースの講義をWeb上で受講可能 質問メール:メールで講師への直接質問が可能 i-support(インターネットフォローシステム):講座からのお知らせや質問メールの活用が可能 |
ITEC | 質問対応:プロの講師が対応 動画解説:書籍だけで理解しづらい重要な学習箇所をピックアップし動画で解説 総まとめテストの採点:提出課題である午後総まとめテストを採点して返却 |
資格の大原 | ミニテスト 直前模試 公開模試 |
LEC東京リーガルマインド | おためしWeb受講:無料で講義の一部を体験できる |
独習ゼミ | 特別対策講座:受講者限定で情報セキュリティや計算問題の解説を行う特別対策講座に無料招待。講師への質問も可能。 成績・スケジュール管理機能:自分の苦手分野がひとめで分かる成績確認機能/テストごとに設定できるスケジュール機能 |
産業能率大学 | 実力テストの講師添削による指導 公開模試の解答解説 学習の手引きや受講ガイドによる学習サポート |
受験直前の模擬試験や、重要ポイントの復習なども含まれているか確認しておくと安心です。
このようなサポートが充実しているほど、独学では難しい部分を効率良く克服できます。
講座の費用を比較する
通信講座の費用は、提供されているサービス内容や学習期間によって大きく異なります。
下記は、今回ご紹介している講座の費用をまとめた一覧です。
講座名 | 費用 |
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スタディング | 応用情報技術者 合格コース:43,800円 応用情報技術者 初心者コース:49,500円 |
Udemy | 【応用情報技術者試験】【令和7年度】視覚的に理解できる応用情報技術者試験講座:2,600円 応用情報技術者試験で学ぶコンピュータの基本:27,800円 応用情報技術者 ストラテジ系 徹底攻略:27,800円 ※上記の講座は一部分 |
TAC | 本科生プラス Web通信講座:133,000円 本科生プラス DVD通信講座:153,000円 本科生プラスA/B Web通信講座:108,000円 本科生プラスA/B DVD通信講座:129,000円 ※上記の講座は一部分 |
ITEC | 2025春 応用情報技術者 プラクティスコース(模試付・模試なし):18,700~25,190 円 2025下期 基本情報技術者 プレミアムコース :37,950 円 2025下期 基本情報技術者スタンダードコース:29,150 円 |
資格の大原 | 応用情報技術者 基本情報復習つき合格コース:73,300円 応用情報技術者 合格コース:47,800円 応用情報技術者 模擬試験パック:20,000円 応用情報技術者 公開模試:6,200円 |
LEC東京リーガルマインド | 【応用情報技術者試験対策講座(一般受験者向け)】 教材発送あり 一般価格:50,000円 大学生協価格:47,500円 書店代理店価格:49,000円 教材発送なし 一般価格:43,000円 大学生協価格:40,850円 書店代理店価格:42,140円 ※上記の講座は一部分 |
独習ゼミ | 通常コース:38,280円 特別コース:22,968円 |
産業能率大学 | 応用情報技術者試験対策:49,000円 |
受講料だけでなく、教材費や模擬試験の費用も含まれているか確認することも重要です。
また、分割払いの可否や返金保証制度の有無もチェックポイントです。
価格だけでなく費用対効果を考慮して、自分の学習スタイルや目標に適した講座を選んでみてください。
応用情報技術者試験の詳細


応用情報技術者試験は、IT業界で活躍するためのスキルと知識を証明できる国家資格試験の1つです。
ここからは、応用情報技術者試験について、下記の項目を中心にご紹介します。
試験に合格するためには、試験内容を学習前に把握しておくことが重要です。
これから受験を検討されている方は、ぜひここからの内容を参考に詳細を把握してください。
試験内容・受験資格
応用情報技術者試験は、午前と午後の2部構成でおこなわれています。
試験概要・合格条件・出題範囲は以下の通りです。
項目 | 午前試験 | 午後試験 |
---|---|---|
試験時間 | 9:30~12:00(150分) | 13:00~15:30(150分) |
出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) | 記述式 |
出題数 | 80問 | 11問(5問を選択して解答) |
解答数 | 80問 | 5問 |
※参照:IPA独立行政法人情報処理推進機構公式サイト
受験資格については特に制限がなく、年齢・学歴・職歴に関係なく誰でも受験可能です。
そのため、初心者から実務経験者まで幅広い層が挑戦しています。
なお、試験へ申し込みは主に以下の流れでおこなえます。
- 情報処理推進機構(IPA)の公式ウェブサイトにアクセス
- 受験者IDを登録(既にIDを持っている場合はログイン)
- 試験の申し込みページへ進む
- 個人情報を入力
- 指定された方法で受験料を支払う
- 申込内容を確認し送信
- 受験票を受け取る
- 受験票を印刷または準備
試験日程・会場一覧
応用情報技術者試験は、毎年4月(春期)と10月(秋期)に実施されています。
試験日程と会場は以下の通りです。
項目 | 春期試験 | 秋季試験 |
---|---|---|
申込受付期間 | 1月中旬~2月上旬 | 7月中旬~8月上旬 |
試験日 | 4月の第3日曜日 | 10月の第2日曜日 |
合格発表 | 6月下旬 | 12月下旬 |
※参照:IPA独立行政法人情報処理推進機構公式サイト
試験会場は全国各地に設置されており、地方都市にも複数の会場があります。
会場は申し込み時に選択可能で、定員が決められているため、早めの申し込みがおすすめです。
応用情報技術者試験の合格率
応用情報技術者試験の合格率は、例年20〜27%程度となっています。
令和3年〜5年までの合格率は以下の通りです。
実施年度 | 受験者数/合格者数 | 合格率 |
---|---|---|
令和3年春期 | 26,185/6,287 | 24.0% |
令和3年秋期 | 33,513/7,719 | 23.0% |
令和4年春期 | 32,189/7,827 | 24.3% |
令和4年秋期 | 36,329/9,516 | 26.2% |
令和5年春期 | 32,340/8,805 | 27.2% |
令和5年秋期 | 37,763/8,753 | 23.2% |
平均 | 33,053/8,151 | 24.7% |
※参照:IPA独立行政法人情報処理推進機構公式サイト
試験ではITに関する基礎知識だけでなく、実務で活用する応用力や問題解決能力も問われるため、網羅的な学習計画が必要です。
特に、午前試験の過去問対策や午後試験の記述練習に重点を置くと、合格率を上げられる可能性があります。
また、効率的な学習方法を提供している通信講座は、多くの受験者から評価されています。
応用情報技術者試験の学習方法


応用情報技術者試験に合格するためには、計画的かつ効率的な学習が重要です。
ここからは、応用情報技術者試験の学習方法について、以下のポイントを中心に説明します。
また、独学では難しいと言われる範囲も、通信講座を活用することで効率的に克服可能です。
試験勉強で行き詰っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
試験範囲を確認し学習計画を立てる
応用情報技術者試験では、広範囲にわたる知識が問われるため、まずは試験範囲を丁寧に把握することが重要です。
午前試験ではIT全般の知識が問われ、午後試験では応用力を試されるため、それぞれに適切な学習計画が必要です。
午前試験と午後試験は、それぞれ以下のようなポイントを踏まえて計画を立ててみてください。
- 午前試験:過去問分析を行い、重点的に復習すべき分野を特定する
- 午後試験:苦手な分野や記述問題の練習に時間を割り当てる
具体的にスケジュールを立て、日々の進捗を確認しながら調整することで、効率良く学習を進められます。
また、最初に試験の全体像を掴んでおくことで、どこに時間をかけるべきか明確になります。
午前試験対策は過去問を徹底的に解く
午前試験では選択式の問題が出題されるため、効率的に正答率を上げるには過去問演習が最も効果的です。
過去問を繰り返し解くことで、出題傾向を把握でき、よく出題されるテーマに慣れます。
過去問演習では、以下のポイントを押さえて学習を進めてみてください。
- 5年分の過去問を解く:試験内容の傾向を把握するのに十分な量
- 間違えた問題を重点的に復習:知識の抜け漏れを効率的に補える
- 解答スピードを意識:試験時間内に全ての問題を解ける力をつけることが重要
継続的に過去問に取り組むことで、自信を持って試験に臨めます。
午後試験対策は記述練習と解答の傾向分析
午後試験は記述式の問題が中心で、論理的な思考力や具体的な課題解決能力が問われます。
特に重要なのは過去問を分析し、出題傾向を掴むことです。
効率良く午後問題対策を進めるには、以下のポイントを押さえてみてください。
- 過去問の記述回答を模範する:模範解答を参考にし、採点基準を理解したうえで練習
- 時間内に解き切る練習をする:本番を意識し、制限時間内で解き切る力を養う
- 自分の解答を見直す習慣をつける:誤字脱字や論理性が欠けていないか確認する
記述問題では、自分の経験や知識を活かして、具体的に答える力も必要です。
また、各テーマの基礎知識を確認し、どのような問題にも柔軟に対応できる準備をしてください。
独学よりも通信講座がおすすめ
応用情報技術者試験の学習は独学でもできますが、効率性や理解度の面では通信講座の方が優れています。
通信講座には、独学では得られない以下のようなメリットがあります。
- 体系的なカリキュラム:学習必須範囲を効率的に網羅できる
- プロ講師による解説:難しい内容も分かりやすく学べる
- 質問サポート:疑問点をすぐに解決できる
特に午後試験対策では記述式問題の添削指導が役立つため、自己流よりも通信講座が効果的です。
また、勉強時間が限られている社会人や学生にとっても、隙間時間を有効活用できる通信講座は強い味方となります。
応用情報技術者試験のよくある質問
ここからは、応用情報技術者試験のよくある質問に対して分かりやすく解説し、試験に役立つ情報を提供します。
取り上げる質問内容は、以下の5点です。
疑問点・不安点が少なくなるほど、試験準備や学習はスムーズに進められます。
効率良く学習を進めたい方は、ぜひ参考にしてください。
応用情報技術者試験の勉強時間はどれくらい必要ですか?
応用情報技術者試験の必要勉強時間は、ITの基礎知識量や経験によって異なりますが、一般的には100〜300時間が目安です。
具体的に学習計画を立てる場合には、以下のポイントを参考にしてみてください。
- IT未経験者:200〜300時間程度の学習が必要(基本的なIT用語や技術の理解から始める必要がある)
- IT初心者:150〜200時間程度で可能(基本情報技術者試験合格者であれば理解しやすい)
- IT経験者:100〜150時間程度でも合格を目指せる(実務知識を試験内容に応用できる場合が多い)
集中して学習すれば、最短3ヶ月程度で合格が可能です。
しかし、午前試験と午後試験のそれぞれに学習時間を割り当てることが重要です。
応用情報技術者試験は就職に役立ちますか?
応用情報技術者試験は、IT業界を目指す方やスキルを証明したい方にとって、就職やキャリアアップに役立つ資格です。
主に以下のような点で、企業から高い評価を得られます。
- 技術力の証明:システム設計・開発・セキュリティなどの幅広い知識所有を示せる
- 即戦力アピール:プロジェクトの運用や管理ができる能力を証明できる
- 採用時の加点:IT企業では資格を持つことで選考時に優位になる場合が多い
また、IT系以外の業界でも「論理的思考力」や「課題解決能力」が評価されるため、転職時にも有利に働く可能性があります。
特に新卒採用や未経験からIT業界への就職を目指す方には、大きなアドバンテージとなります。
応用情報技術者試験がCBT方式になるのはいつからですか?
応用情報技術者試験のCBT(Computer Based Testing)方式への移行は、まだ予定されていません。
CBT方式は紙ベース試験と比較して、柔軟なスケジュールで受験できる点がメリットです。
CBT方式の主な特徴は以下の通りです。
- 受験日が選べる:試験日程が年数回に増え、受験の機会が広がる
- 試験会場が増加:全国各地のCBT会場で受験可能
- 結果の通知が迅速化:試験終了後、合否結果が早く判明する可能性がある
将来的にCBT方式が導入されることで、受験環境の利便性がさらに上がることが期待されています。
応用情報技術者試験と似ている資格はありますか?
応用情報技術者試験と似ている資格として、IT分野の知識やスキルを評価する試験がいくつかあります。
それぞれ目的やレベルが異なるため、自分のキャリアプランに合った資格を選択するのがおすすめです。
主な類似資格には以下が挙げられます。
- 基本情報技術者試験:応用情報技術者試験の前段階に位置付けられる初級資格
- 情報セキュリティマネジメント試験:セキュリティ分野に特化した資格
- ITパスポート試験:IT全般の基礎知識を問う入門資格
- PMP(プロジェクトマネジメント資格):プロジェクト管理に特化した国際資格
これらの資格は、応用情報技術者試験と補完的な関係にあるため、取得することでさらにスキルの幅を広げられます。
無料で応用情報技術者試験の勉強ができる方法はありますか?
応用情報技術者試験の学習は、有料講座だけでなく、無料で取り組む方法もあります。
例えば、YouTubeの解説動画を参考にしたり、無料の学習アプリを利用したりする方法です。
また、有料講座の利用を検討中の方は、以下の講座であれば一部分を無料体験することも可能です。
- スタディング:無料講座体験あり
- Udemy:一部分無料視聴できる映像講座あり
- TAC:無料公開セミナーあり
- LEC東京リーガルマインド:あり
無料の教材は網羅性が低い可能性があるため、不足部分は通信講座や市販の教材で補うのがおすすめです。
まとめ
応用情報技術者試験は、IT分野でのキャリアアップを目指す方にとって価値のある資格です。
効率的に合格を目指すためには、自分に合った通信講座を選択し、計画的に学習を進めることが重要です。
今回ご紹介した8講座はそれぞれ特徴が異なるため、学習スタイルや予算などに応じて最適な講座を選んでください。
また、試験対策では過去問演習や記述練習に力を入れることがポイントです。
ぜひこの記事と下記のおすすめ講座一覧を参考にして、試験対策をスムーズに進めてください。
応用情報技術者試験のおすすめ通信講座
講座名 | 特徴 |
---|---|
スタディング | スマートフォンやタブレットでの学習に最適化されており、通勤時間や隙間時間に効率良く勉強ができる 受講料が比較的安く、コストパフォーマンスに優れている 詳細を確認する |
Udemy | セール時であれば1,000円台で購入も可能で、30日間の返金保証も付いている Udemyのアプリを使用すれば、スマートフォンからでも動画の視聴が可能 詳細を確認する |
TAC | 応用情報技術者試験の範囲を網羅した詳細なカリキュラムと教材を提供している 通学講座と通信講座の両方を提供しており、受講者は自分のライフスタイルや学習スタイルに合わせて選択可能 詳細を確認する |
ITEC | 応用情報技術者試験対策のための多様な教材や問題集を提供している オンラインでの学習環境が整備されており、受講者は自分のペースで学習を進められる 詳細を確認する |
資格の大原 | 午後試験対策に力を入れており、問題文の読み解き方や設問意図の理解力を養成できる 実務経験豊富な講師が実際の業務に則した形で講義をおこなっている 詳細を確認する |