青汁を選ぶとき、原材料に注目したことはありますか?多くの青汁には、大麦若葉や明日葉、ケールといった栄養価の高い野菜が使われています。2024年3月、カゴメから発売された「ケーリッシュ青汁」に使用されている「ケーリッシュ」は、これらの野菜とはまた違った特徴を持つ新しい野菜です。
- 従来の青汁原料(大麦若葉・明日葉・ケール)の特徴
- 新野菜ケーリッシュの優れた栄養特性
- 注目の健康成分SGSとは

青汁の代表的な原材料と特徴

青汁の原料として人気の野菜たち。大麦若葉は食物繊維とビタミンB1、明日葉はカルコン、ケールはビタミン類が特徴的。それぞれの野菜が持つ栄養成分を活かした商品づくりが行われている。
- 大麦若葉:食物繊維が豊富で、βカロテンやビタミンB1、ミネラルを含む。若い大麦の葉を使用するため、クセが少なく飲みやすいのが特徴です。
- 明日葉:カルコンという特有の成分を含み、ビタミンB群が豊富。独特の香りと苦みがあり、健康効果が期待できる野菜として知られています。
- ケール:βカロテン、ビタミンC、食物繊維、カルシウム、鉄分などを豊富に含む。近年、世界的なスーパーフードとして注目を集めています。
新野菜「ケーリッシュ」とは
カゴメと長野県が共同開発した新野菜ケーリッシュは、ケールの栄養価とダイコンの食べやすさを併せ持ち、さらにSGSの含有量がブロッコリーの6.4倍という画期的な野菜。

ケーリッシュは、野菜の王様ケールと健康成分のブースター役ダイコンをかけ合わせて新開発された葉野菜です。
- ケールの特徴を継承
豊富な栄養価と抗酸化成分を含んでいます。 - ダイコンの特徴を加えることで得られた新しい特性
爽やかな辛みで食べやすく、加熱調理でも旨味が引き立ちます。生食から加熱まで幅広い調理法に対応できます。 - 最大の特徴:SGSの高含有
SGS(スルフォラファングルコシノレート)を豊富に含み、体内で分解されることで健康効果を発揮する成分に変化します。

SGSって何?現代人の健康課題に注目の成分
ブロッコリーやケールに含まれるSGSは、体を守る機能に働きかける注目成分。特に肝機能の健康維持への効果が期待され、研究が進められている。
日々の暮らしの中で、こんな心配はありませんか?
- 不規則な生活による体調の乱れ
- 加工食品の摂取増加による栄養バランスの偏り
- 外的要因からの体への悪影響
- 年齢とともに気になる肝機能の健康
SGS(スルフォラファングルコシノレート)は、これらの現代人の健康課題に着目して研究が進められている成分です。ブロッコリーやケールなどのアブラナ科の野菜に含まれ、特に以下のような点で注目を集めています:
- 体の守り機能へのアプローチ
抗酸化作用による細胞の保護、デトックス(解毒)機能のサポート、免疫機能への働きかけが期待されています。 - 肝機能の健康維持
健常域でやや高めの肝機能値が気になる方への可能性が研究されています。 - 日常的な摂取のしやすさ
野菜から自然に摂取でき、食事の中で継続的に摂り入れやすい成分です。
ただし、従来の野菜では十分な量のSGSを摂取するのが難しいという課題がありました。例えば、ブロッコリーの新芽(スプラウト)には多く含まれていますが、日常的に食べ続けるのは現実的ではありません。
カゴメは、SGSを従来の野菜より多く含む品種として「ケーリッシュ」を開発。ブロッコリーと比べて約6.4倍、ケールと比べて約65倍という高い含有量を実現しています。

話題のケーリッシュを原材料にした「ケーリッシュ青汁」に注目!

ケーリッシュ®青汁の基本情報 | |
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料金 | 定期購入:4,428円/税込 単品購入:3,888円/税込 |
内容量 | 1袋3.5g x 30袋 |
原材料 | アブラナ科野菜(ケーリッシュ)粉末(国内製造)、フラクトオリゴ糖、大麦若葉粉末、還元麦芽糖水飴、乳酸菌粉末、(一部に大豆を含む) |
味わい | すっきりとした甘みのある後味 |
栄養成分※ | 食物繊維 カリウム カルシウム 鉄 マグネシウム ビタミンA、E、K βカロテン スルフォラファン(※1)…etc |
会社 | カゴメ |
商品名にもなっている「ケーリッシュ®」の®が気になりますよね。ケーリッシュ®はカゴメが農研機構と共同開発した新しい葉野菜!Rのマークはカゴメが商標を持っていることを表しています。トマトや野菜ジュースで知られる野菜の会社なので、栄養成分豊富な野菜を自社で開発してしまったということなんです。
「ケーリッシュ」は、ケールとダイコンを掛け合わせた新しい葉野菜。ブロッコリーやケールなどの一部の野菜にしか含まれていないスルフォラファン(※1)を豊富に含んでいます。
つまり、「ケーリッシュ®青汁」は、カゴメが新開発したスーパーベジタブル「ケーリッシュ」を原材料に、野菜ジュースなどで培った飲みやすさを持ち合わせる、栄養と飲みやすさにこだわった青汁です。
※1 スルフォラファンは、食品中ではスルフォラファングルコシノレートとして存在し、体内で分解されることでスルフォラファンに変わります。
ケーリッシュ青汁の活用方法

ケーリッシュ青汁は1日1包を基本に、水やお好みの飲み物に溶かすだけで手軽に摂取可能。スムージーやスープなど、料理にも活用可能。
- 基本の飲み方
1包を約200mlの水またはお好みの飲み物に溶かして飲みます。朝一番や食前など、ライフスタイルに合わせて摂取するのがおすすめです。 - アレンジレシピ
バナナやヨーグルトと一緒にスムージーにしたり、スープやポタージュに加えたり、ドレッシングの隠し味として使用したりと、様々なアレンジが可能です。
まとめ
ケーリッシュは、ケールの優れた栄養価とダイコンの食べやすさを兼ね備えた新しい野菜。特に、健康成分として注目されるSGSを豊富に含む点が、他の青汁原料との異なる特徴。
カゴメのケーリッシュ青汁は、この新野菜の特徴を活かしながら、飲みやすさも追求した商品となっています。毎日の健康維持のための新たな選択肢として、注目に値する商品といえるでしょう。