国技館のお膝元 ちゃんこ文化の街「両国」
年3回の本場所(初、夏、秋場所)が行われる大相撲の興行施設「国技館」の所在地であり、相撲の影響を色濃く受ける街として知られる両国。
せっかく両国を訪れたのであれば、街独自の文化として発展をし続ける「ちゃんこ鍋」をおいしくいただきたいところだ。
この記事ではグルメサイト「食べログ」などで高評価を受けるちゃんこ鍋のお店を、利便性にも優れた駅チカのお店と、少し歩いてでも食べたいこだわりちゃんこ鍋のお店の2グループに分けて紹介する。
ちゃんこ鍋のお店は「本場所シーズン」に予約が殺到する。相撲を見てからちゃんこ鍋といきたいのであれば、めぼしい店を前もって予約しておくことをおすすめする。
① JR両国駅近くのおすすめちゃんこのお店10選
② 少し遠くても行きたい!こだわりちゃんこのお店3選
JR両国駅近くのおすすめちゃんこの店10選
店舗 (クリックで詳細) | 価格帯 |
① ちゃんこ 川﨑 | 6000円-8000円 |
---|---|
② ちゃんこ巴潟 | 6000円-8000円 |
③ 相撲茶屋 寺尾 | 3000円-4000円 |
④ 安美 | 6000円-8000円 |
⑤ ちゃんこ霧島 | 5000円-6000円 |
⑥ ちゃんこ 友路 | 5000円-6000円 |
⑦ アケボノヤ | 4000円-5000円 |
⑧ 日本料理 さくら | 4000円-5000円 |
⑨ ちゃんこ道場 | 4000円-5000円 |
⑩ 割烹ちゃんこ 大内 | 4000円-5000円 |
駅チカ① ちゃんこ 川﨑(かわさき)
受け継がれる名店の鳥ちゃんこ
「川崎」さんは、両国ちゃんこ鍋のお店の中でも、昭和12年創業と特に歴史のあるお店。
大看板に書かれた「ちゃん古」(古は変体仮名)の文字や、黒く塗られた一軒家のつくりなど、随所に老舗を感じさせる。
ミシュランガイド東京のビブグルマン常連など、歴史だけでなく評判も高い。
力士のゲン担ぎとして「手をつく負け姿勢となる四つ足の動物は食さない」というものがあり、実は国技館の地下にも焼き鳥工場がある。幕下力士であった初代が始めた「川崎」もその伝統にもれず、提供するのは鶏ガラをベースとするちゃんこと焼き鳥のみだ。
戦前からつながるちゃんこの味を両国1と支持する声も多く、濃いめの鶏ガラのやさしい味わいの中に煮込まれた具材は腹に染み渡るおいしさ。鳥一本の老舗のこだわりが詰まった鍋だ。
コースで頼めば焼き鳥に鳥わさもついてお腹いっぱいになること間違いなし。酒量がかさまなければ会計も満足できる額に収まることだろう。ちゃんこ鍋を語るうえでまず一度訪れておきたい名店だ。
住所: 東京都墨田区両国2-13-1
アクセス: 両国駅西口より徒歩3分
営業時間: 17:00-21:30(L.O.20:30)
定休日: 日曜・祝日
価格帯: 6000円-8000円
個室: 有り
駅チカ② ちゃんこ巴潟(ともえがた)
友綱部屋の味 四種の四股名ちゃんこ鍋
「ちゃんこ巴潟(ともえがた)」は、店名にある巴潟関(最高位:西小結)が定年前年に友綱の名跡を継ぎ、退職後に友綱部屋の跡地に開業したちゃんこ鍋のお店である。
後に紹介する「ちゃんこ霧島」と肩を並べる大型店であり、開業以来人気の絶えないお店だ。
巴潟さんの一番の魅力は、場所のたびに訪れても飽きない4種類のちゃんこの存在だろう。ソップ煮と呼ばれるオーソドックスな醤油味のちゃんこ「太刀山(たちやま)ちゃんこ」から、初代の四股名を冠した味噌ちゃんこ「巴潟ちゃんこ」、水炊き風の「矢筈山(やはずやま)ちゃんこ」、塩味の「国見山(くにみやま)ちゃんこ」、と個性豊かなちゃんこはどれも絶品。
好みで1つを目当てに通うも、その日の気分で選ぶもよしだ。
また個室席も用意があるため、連れとゆっくりちゃんこ鍋を楽しむこともできる。特別個室は一人1,000円の席料がかかるため注意。
住所: 大阪府大阪市中央区千日前1-6-1 山喜登会館 2F
アクセス: 近鉄日本橋駅より徒歩3分
営業時間: [火曜-金曜]11:30-15:00 / 17:00-22:00(L.O.21:00)
[土曜・日曜・祝日]11:30-15:00 / 16:30-22:00(L.O.21:00)
定休日: 月曜 ほかシーズンによって休業有
価格帯: 6000円-8000円
個室: 有り
駅チカ③ 相撲茶屋 寺尾(てらお)
井筒三兄弟 長男の有名店、その実力
「相撲茶屋 寺尾」は、JR両国駅南側徒歩2分の好立地、本場所開催時期には店内50席が予約で埋まる人気のちゃんこ鍋のお店である。
NHK相撲中継でも向正面解説としてよく出演していた元寺尾関、20代錣山親方の四股名を冠したこのお店。井筒三兄弟として知られた鶴嶺山関・逆鉾関・寺尾関の長男、鶴嶺山関の開業したちゃんこ鍋のお店だ。
人気のソップ鍋こと「しょうゆ」味もおすすめだが、寺尾さん一番の驚きのメニューは「カレー」味ちゃんこだろう。
近年ちゃんこDiningなどの隆盛により変わりダネのちゃんこが増えつつあるが、その源流とも呼べるのがこのカレーちゃんこだ。
実際に相撲部屋でも若手力士に人気のカレーちゃんこ。「スパイスの利いた本格派」というよりは「だしの利いたまろやか家庭的」な味わいで、シメのカレーラーメンまで香辛料で疲れることなく楽しむことができる。
また、コスパで評判のランチのちゃんこセットもおすすめしたい。両国でちゃんことなるとコースで4,000円を超えてしまうのが普通な中で、ランチとしては十二分な量を1,100円のサービス価格で楽しむことができる。場所中は大変に混み合うお店なので、予約をしてから伺いたい。
住所: 東京都墨田区両国2-16-5 あづまビル 1F
アクセス: JR両国駅西口から徒歩2分、都営大江戸線両国駅から徒歩8分
営業時間: 11:30-13:30 / 17:00-22:00 (L.O.21:15)
定休日: 月曜 (1月、5月、9月場所中と12月は無休)
価格帯: 3000円-4000円
個室: 有り
駅チカ④ 安美(あみ) 両国総本店
伊勢ケ浜部屋直伝のちゃんこ
両国駅東口から車道を渡り右に曲がるとすぐ。雑居ビルの二階にて営業をしている「安美 両国総本店」は、安美錦を思わせる名前の通り、安治川部屋、並びに現伊勢ヶ濱部屋ゆかりのちゃんこ鍋のお店だ。
伊勢ケ浜部屋直伝のちゃんこの味をうたうこのお店。人気メニューはその名も「伊勢ヶ濱部屋ちゃんこ」。つみれから染み出すコクとしょうゆのあっさり味は、ちゃんこの「健康食」である一面を感じさせながらも、深い旨味で野菜もお肉もすいすい食べられてしまう。
「豚キムチちゃんこ」、「坦々ちゃんこ」などの変わりダネちゃんこも人気。リーズナブルな価格設定で通いやすい安美さんならではの飽きさせないメニューだ。
また安美さんはランチちゃんこのコスパナンバーワンとの呼び声も高い。
4種から選べる定番ちゃんこ定食は税込1,100円。仕入れによって日替わりで出される日替わりちゃんこを特におすすめしたい。5%引きになるクーポンなどのサービスもあるため、ぜひ利用しておてごろちゃんこを満喫しよう。
住所: 東京都墨田区両国3-26-6 伸和ビル2F
アクセス: JR総武線 両国駅 東口すぐ
都営地下鉄大江戸線 両国駅 徒歩6分
営業時間: 11:00-24:00 ※ランチ11:00-15:00
定休日: 年中無休
価格帯: 6000円-8000円
個室: なし
駅チカ⑤ ちゃんこ霧島(きりしま) 両国本店
あれよあれよと最大手 ダブルベースちゃんこ
和製ヘラクレスのあだ名でしられ、筋力トレーニングの重要性を角界に持ち込んだ元大関霧島(陸奥親方)。その霧島関が現役のころに開業し、2024年で創業30周年。系列店として立ち上げた「ジンギスカン霧島」が都内に複数店舗展開するなど、外食産業でも成功を収めている、その出発点となったお店である。
JR両国駅西口から国技館通りを南側に出るとビル一棟丸ごとお店になっており、ちゃんこ屋1の大箱といって間違いないだろう。
ちゃんこは味噌と醤油を合わせた「霧島味」が特徴的。陸奥部屋直伝のちゃんこ鍋の複雑な深みは成功も頷ける味わいだ。また、ちゃんこ鍋に具材を追加でいただけるのもちゃんこ霧島の特徴。夕食を最初から最後まで鍋で楽しみ切ることができる。
税込5,500円からのコースメニューもおすすめしたい。お通しからシメまでを手ごろにしっかり味わうことができる。
広い店内を誇り、両国に2店舗を構えるちゃんこ霧島だが、それでも場所中は全席埋まることがしばしば。余裕を持って訪れたい。
住所: 東京都墨田区両国2-13-7
アクセス: JR総武線 両国駅 西口より徒歩1分
都営大江戸線 両国駅より徒歩6分
営業時間: [火曜-金曜] 11:30-15:00 (L.O.14:00) / 17:00-22:00 (L.O.21:00)
[土曜・日曜・祝日] 11:30-22:00 (L.O.21:00)
定休日: 月曜
※東京場所中は無休、夏季は火曜も定休
価格帯: 5000円-6000円
個室: 有り
駅チカ⑥ ちゃんこ 友路(ともじ)
オリジナルな「ごまみそちゃんこ」
JR両国駅東口から徒歩2分、一軒家型で営業しているちゃんこ鍋のお店が「ちゃんこ 友路」だ。
この店でしか味わえない「特製胡麻味噌味」のちゃんこが食べられるお店として、個性を放つこのお店。元は割烹だったとのことで、ちゃんこの中身も魚介類が他のお店に比べてたっぷり。
高く積まれた具材の大皿は見ごたえ抜群だが、これを火にかけると野菜がどんどんしぼみ、ゴマダレのうまみでパクパク箸が進めばいつの間にか鍋は空、腹はいっぱいになってしまう。量を食べなくてはいけない力士の主食として親しまれるちゃんこの真の力を体感できる。
また、海鮮メニューのクオリティーもなかなかのもの。ちゃんこ割烹と言って差し支えないお店だ。
住所: 東京都墨田区両国3-24-4
アクセス: JR総武線 両国駅 東口より徒歩2分
都営地下鉄大江戸線 両国駅より徒歩6分
営業時間: 17:00-22:30(L.O.22:00)
定休日: 日曜・祝日
※東京場所中・12月は無休
価格帯: 5000円-6000円
個室: 有り
駅チカ⑦ アケボノヤ 両国店
企業居酒屋の強みを生かす!飲み特化ちゃんこ
「アケボノヤ 両国店」は、JR両国駅東口から徒歩1分にある居酒屋。
プロデュースは山口県にこだわる居酒屋「福の花」や、「ふくの鳥」と同じベアーズコーポレーション。カラアゲや焼きそば、どて焼きのような居酒屋らしいメニューに、ずらりと並ぶサントリー角瓶が印象的なお店だ。
基本的には角ハイボールに合う焼き物、特に「どて焼き」や「ヒナ鶏胡椒焼き」などを中心としたメニュー構成のチェーン居酒屋だが、オリジナルメニューの「鶏とエビ餃子のちゃんこ鍋」を提供している。2時間飲み放題付きのコースメニューは5,000円、曜日限定割り引きこみで4,500円と両国ちゃんこ飲みの中では破格。
相撲好きのあつまるちゃんこ屋というよりは、酒飲みのあつまるにぎやかな酒場といった雰囲気のお店。食べログのクーポンでお安くいただける時期もあるため、居酒屋としても、ちゃんこ鍋としても要チェックだ。
住所: 東京都墨田区両国3-23-9 栄ビル 1F
アクセス: JR総武線 両国駅 東口より徒歩1分
都営大江戸線 両国駅 A5出口より徒歩4分
営業時間: [月曜・水曜・木曜・日曜] 17:00-22:45(L.O.21:45)
[金曜・土曜] 17:00-23:00(L.O.22:00)
定休日: 火曜 ほか不定休あり
価格帯: 4000円-5000円
個室: 有り
駅チカ⑧ 日本料理 さくら
ホテル最上階の日本料理 昼のブッフェちゃんこが人気!
第一ホテル両国の最上階25階に位置するホテルレストラン、日本料理「さくら」。両国で最も高い窓からスカイツリーを臨むこのレストラン、実はちゃんこ鍋の穴場的スポットになっている。
板長が旬の食材のおいしさという原点に徹底的にこだわり、季節感を意識した美しい和食を提供するこのお店。絶品日本料理とともに、眼下に両国の街を眺めながらちゃんこ鍋を頂くことができる。
ホテルと言えば、食べたいものを気ままに皿に取り好きなだけ食べる「ブッフェ」スタイルだ。この「さくら」さんでもランチタイムブッフェが、ホテル利用者以外にも解放されている。
メインディッシュは4種類から一つを選ぶスタイルのため主菜はブッフェに並んではいないが、日本料理ならではの小鉢やデザートとともに日により味の変わる「ちゃんこ鍋」もブッフェに並ぶ。
また、ディナーにもちゃんこ鍋コースの用意があり、こちらも本意気。スープに手間をかけたちゃんこ鍋の他に、板長自信の焼き物や、旬のおつくりなどが楽しめる。
住所: 東京都墨田区横網1-6-1 第一ホテル両国25F
アクセス: 都営地下鉄大江戸線 両国駅 A1出口直結
JR総武線 両国駅 東口より徒歩6分
営業時間: 【月曜-土曜】
昼 11:30 – 14:00(L.O. 14:00)/夜 17:30 – 22:00(L.O. 21:30)
【日曜・祝日】
昼 11:30 – 14:00(L.O. 14:00)/夜 17:30 – 21:30(L.O. 21:00)
定休日: 年中無休
価格帯: 4000円-5000円
個室: 有り
駅チカ⑨ ちゃんこ道場 本店
両国で40年以上 ちゃんこ居酒屋で横綱飲み
両国の地にオープンしてほぼ半世紀。9種類のちゃんこ鍋の他、多彩なメニューで飲める両国切っての居酒屋が「ちゃんこ道場 本店」である。
ちゃんこ鍋専門店というよりは、居酒屋の幅の広い仕入れからバリエーションに富んだちゃんこを提供するお店、といったほうが正しいだろう。
ちゃんこだけで勝負するお店ではないため、ナンコツやとりのから揚げ、鮭ハラス焼きに枝豆冷ややっこなど、居酒屋で頼みたくなるようなメニューが一通りそろっている。特に海鮮に関しては評価が高く、コースについてくる刺し盛りでもその実力がわかるだろう。
7種のちゃんことシメのきしめんが人気な夜に対して、ランチは海鮮を用いた定食が人気。やや値上がりしてしまったが、それでもなおおいしい海鮮ランチのお店として人気だ。
住所: 東京都墨田区緑1-28-4
アクセス: JR総武線 両国駅より徒歩6分
都営大江戸線 両国駅より徒歩1分
営業時間: 11:30-14:00 / 17:00-23:00
定休日: 年中無休
価格帯: 4000円-5000円
個室: なし
駅チカ⑩ 割烹ちゃんこ 大内(おおうち)
アットホームな割烹の鳥そっぷちゃんこ
テレビドラマ「孤独のグルメ」にて「一人ちゃんこ」として取り上げられたこともあるお店、「割烹ちゃんこ 大内」。ランチでもしっかりとしたちゃんこを食べられるとして人気のお店だ。
話タイトルにもあるように、一人でちゃんこ鍋が楽しめる珍しいこのお店。おすすめのちゃんこはドラマに登場した「とりそっぷ」だ。13種類もの具材の入った鍋にはつみれ、もも肉をはじめとする具材からでた何重もの出汁が残り、シメのうどんのうまみ風味の豊かさは両国でも随一のものである。
割烹という名前から会計には少し身構えてしまうが、一品料理に刺身から天ぷらまでがっぷり四つで飲まなければかなりお手頃にちゃんこ鍋を楽しめる。
特に予約必須の宴会料理コースなら、5,000円前後で刺身・天ぷら・ちゃんこetc…とリーズナブルな価格設定だ。
住所: 東京都墨田区両国2-9-6
アクセス: JR総武線 両国駅 西口より徒歩5分
営業時間: [月曜-土曜]17:30-21:30
定休日: 日曜・祝日
価格帯: 4000円-5000円
個室: 有り
少し歩いてでも行きたい!こだわりちゃんこのお店3選
店舗 (クリックで詳細) | 価格帯 | 最寄り駅 |
⑪ 力士料理 琴ヶ梅 | 6000円-8000円 | 錦糸町駅 |
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⑫ 料亭 時葉山 | 10000円-15000円 | 菊川駅 |
⑬ えり瀬 | 5000円-6000円 | 浅草橋駅 |
⑪ 力士料理 琴ヶ梅(ことがうめ)
元祖塩ちゃんこに収まらない名店
マツコの知らない世界で「タルタル唐揚げ」が取り上げられたこともあるお店、「力士料理琴ヶ梅」。
「ちゃんこ鍋」は力士料理の総称である「ちゃんこ」の一部であり、「タルタル唐揚げもちゃんこ」という再発信が話題になった回だ。
水晶鍋と呼ぶ塩ちゃんこはお取り寄せメニューとしても人気がある。この水晶鍋が、塩ちゃんこの元祖ともいわれている逸品だ。
元関脇 琴ヶ梅関が現役引退の際に、所属していた名門佐渡ヶ嶽部屋のちゃんこ長と一緒に立ち上げたこのお店。元ちゃんこ長が料理を担当するだけあり、最も相撲部屋のちゃんこに基づいたちゃんこが味わえるといってもいいだろう。
また「ゆずの冷やしちゃんこ」など、ちゃんこの幅を広げるメニューも開発しており、こちらも人気。力士の実力だけでなく、ちゃんこのおいしさにも定評のある佐渡ヶ嶽部屋の味。両国からは少し離れるが、それでも訪れて味わいたい名店の料理だ。
住所: 東京都墨田区錦糸3-4-4 サガラビル 1F
アクセス: JR総武線錦糸町駅 北口より徒歩1分
JR両国駅からは徒歩30分ほど
営業時間: 17:00-23:00(L.O.22:00)
定休日: 日曜・祝日
※東京場所の期間中は休業
価格帯: 6000円-8000円
個室: 有り
⑫ 料亭 時葉山(ときばやま)
ちゃんこもおいしい料亭 時葉山
都営大江戸線両国の隣駅森下駅から歩いて7分。そこから都営新宿線でとなり駅の菊川駅を最寄りとするちゃんこ鍋を出す割烹が、「料亭 時葉山」である。
時津風部屋出身の力士「時葉山」が引退後に創業したちゃんこ鍋の老舗であり、他店と一線を画した高級路線の小料理屋的な一面も持つお店である。
コースで提供されるメニューのメインとしてちゃんこ鍋が振る舞われるが、その前に振る舞われる前菜や刺身のクオリティの高さからぐっと客の胃袋を引き付ける。そしてメインの鍋、雑炊、デザートに至るまで丁寧な接客とともに振る舞われる。価格設定にも満足できるお店だ。
また、時葉山さんは日本酒メニューにも定評がある。「十四代」をはじめとするいわば高級酒を、日本酒の仕入れで絶大な支持をあつめる「はせがわ酒店」から仕入れているが、それらの飲み放題メニューが時間無制限4,500円で提供されている。おいしい魚とちゃんこでゆっくり飲むのに最適のお店としておすすめしたい。
住所: 東京都江東区森下4-24-10
アクセス: 都営新宿線菊川駅から徒歩4分
JR両国駅からは徒歩22分ほど
営業時間: 11:00-14:00 / 17:00-22:00
定休日: 日曜・祝日
価格帯: 10000円-15000円
個室: 有り
⑬ えり瀬 (えりぜ)
フレンチから転身 異色のちゃんこ
JR両国の隣駅である、浅草橋駅(中央総武各駅停車)と馬喰町駅(総武本線)の間に位置するちゃんこ鍋のお店が「えり瀬」さん。魚へんに入ると書いて魞(えり)瀬と読むお店だ。
もともとフレンチを開業していた店主が、あまり軌道に乗らずある親方に相談したところ、ちゃんこ屋を進められて業態を変えたというこのお店。
店主が自信をもって提供するのは塩味のちゃんこ。土鍋ではなく鉄鍋で提供されるちゃんこは出汁が効いており、ナンコツ入りのつくねなどの具材とスープの相性が抜群。
またこのお店では季節に合わせてちゃんこ以外の鍋も提供されている。フレンチ出身の店主が選んだ食材の季節鍋はぜひ一度味わっていただきたい逸品。鴨鍋にはシメが蕎麦など、ちゃんことは違った楽しみ方ができる。
ランチは浅草橋でも屈指の人気店。780円均一のランチメニューはメインがおいしいのはもちろん副菜も豊富。連日近所のビジネスマンで賑わいを見せる。
住所: 東京都台東区柳橋1-3-7 小島ビル 2F
アクセス: JR総武線浅草橋駅 徒歩1分
都営浅草線浅草橋駅 徒歩1分
JR総武線馬喰町駅 徒歩5分
営業時間: [月曜-金曜] 11:00-13:45 / 17:00-22:00 (L.O. 21:30)
[土曜] 17:00-22:00 (L.O. 21:30)
定休日: 日曜・祝日
価格帯: 5000円-6000円
個室: なし
両国に来たならおいしいちゃんこ鍋で決まり
大相撲の歴史とともに年々深まっていく両国のちゃんこ文化。大相撲を観戦だけして帰るにはあまりにもったいない街「両国」の、一つの大きなエンターテイメントとなっている。
部屋や年代、ちゃんこ長などの変化により、その性格を大きく変えるちゃんこ鍋。力士ゆかりの部屋料理も食べ、胃袋でも相撲文化を満喫してみてはいかがだろうか。