英語のリスニングが苦手と感じている、中学生、高校生、そして大学受験生は多いでしょう。
リスニング力を向上させるためには、効果的な勉強法を理解し、自分に合った方法の実践が必要です。
リスニング勉強法には、中学生向けの基礎的なアプローチから、大学受験や共通テストに向けた高度なテクニックまで、多岐にわたる方法があります。
そのため、自分に合ったリスニング勉強法がわからない方も多いでしょう。
そこで、本記事では、リスニングで聞き取れない理由、おすすめの勉強法、目的別のリスニング勉強法を紹介し、上達のコツを徹底解説します。
各段階で適切な勉強法を取り入れることで、リスニング力を効率的に伸ばせるので、最後まで読んで参考にしてください。
英語リスニングで聞き取れない4つの理由
英語リスニングがうまくいかない原因には、いくつかの共通点があります。
これらの原因を理解することで、効果的な改善策を見つけられるでしょう。
ここでは、英語リスニングで聞き取れない4つの主要な理由を紹介し、それぞれについて詳しく解説します。
1.英語の発音のルールを理解していない
英語の発音ルールを理解していないと、リスニングで聞き取ることが難しくなります。
発音できない音は聞き取れないと言われるように、以下のような発音ルールがあります。
それぞれの発音のルールは以下の通りです。
アメリカンT
アメリカ英語の「/t/」の音は、特徴的な音声変化をする場合があります。
代表的な発音方法には以下の4つがあります。
舌先が軽く上顎を弾く音で、/l/や/d/の間のような音になる(例:「water」は「ワーラー」や「ワーダー」と発音される)
Flap Tが起こるのは以下のような場合
- 直前にアクセントが置かれている
- 母音 + /t/ + 母音:例…water
- /r/ + /t/ + 母音:例…started
- 母音 + /t/ + /l/:例…bottle
- /r/ + /t/ + /l/: 例…portal
「Flap T」の正しい発音には、日本語の「ら行」のマウスポジションを取る必要がある
リンキング
リンキングとは、単語と単語をつなげて発音することを指します。
主に子音で終わる単語と母音で始まる単語が連結して発音されます。
「go on」は「gwon」と聞こえる
リダクション
リダクションとは、単語や音節の発音を簡略化する現象です
また、助動詞や否定語が短縮されることもあります。
- 「going to」は「gonna」と発音される
- 「I’d like to go.」は「aɪd laɪk tə ɡoʊ」と発音される
シラブル
シラブルとは音節のことです。
単語を構成する音の塊であり、強調される音節とそうでない音節の区別が重要です。
- 「global」は「glow・bl」と発音される
- 「decision」は「de・ci・sion」と発音される
フォーカスワード
フォーカスワードとは、文章や会話の中で特に強調したい単語のことです。
フォーカスワードは、他の単語よりも長く、かつ明確に発音します。
「I got a new job.」では「got」と「job」がフォーカスワードになる
意味のまとまり
意味のまとまりとは、意味的にまとまっている単語のグループのことを指します。
「I went to the store and bought some apples.」という文は、「I went to the store and」と「bought some apples.」という2つの意味のまとまりで構成されている
イントネーション
イントネーションとは、文や単語の意味を強調したり感情を表現したりするために音程やリズム、音量、速度などを変化させて、「声の上がり下がり」を変えることです。
- 肯定文・Wh疑問文・命令文・感嘆文では語尾のイントネーションを下げる
- Yes/No疑問文・相手が言ったことを確認するとき・副詞節の後に主節が続くときは語尾のイントネーションを上げる
紹介した発音ルールを理解することで、英語の音をより正確に聞き取れるようになります。
特に、アメリカンTやリンキング、リダクションなどの現象は、ネイティブスピーカーが日常的に使うため、これらに慣れることがリスニング力の向上につながるでしょう。
2.最低限の単語や英文法を知らない
中学レベルの単語や文法をマスターしていないと、リスニング中に話の内容の理解が難しくなります。
英語のリスニング力を高めるためには、基本的な単語や英文法を知っていることが前提です。
- よく使われる単語を理解していないと、話の流れを追えない
- 例:日常会話で頻繁に使われる単語や表現(like, go, come, seeなど)を知らないと、リスニング時に大きな障害となる
これらの基本的な単語や文法を理解することで、リスニング中に話の内容をスムーズに理解できるようになります。
リスニング力向上のためには、まずは基礎をしっかり固めることを意識しましょう。
3.会話のスピードについていけていない
英語を英語のまま理解する「英語脳」がないと、ネイティブの話すスピードにはついていけません。
日本語と英語では、話すスピードやリズムが大きく異なるため、慣れが必要です。
- 英語脳とは、英語を頭の中で日本語に翻訳するのではなく、直接英語として理解する能力
- 英語脳を鍛えることで、ネイティブの速い話し方にも対応できるようになる
英語を英語のまま理解する能力を身につけることで、ネイティブスピーカーの速い会話についていけるようになり、リスニング力が大幅に向上します。
4. 聞き流すだけで理解していない
音楽のように背景音として英語を流すだけでは、実際に内容を理解する力はつきません。
単に音を聞くだけでは、リスニング力は向上しないのです。
リスニングを効果的にするためには、聞いている内容を積極的に理解しようと努めることが重要です。
音源の内容を理解し、何が話されているのかを意識することで、リスニング力が向上します。
理解を伴うリスニング練習を通じて、効果的にリスニング力を高めましょう。
英語リスニングのおすすめの勉強法
英語リスニング力を向上させるためには、さまざまな勉強法を試して、自分に合った方法を見つけることが重要です。
ここでは、効果的なリスニング勉強法を紹介します。
それぞれの勉強法について、具体的な手順とポイントを詳しく解説します。
ディクテーションを行う
ディクテーションは、流れてきた英文を聞き取って、その英語を一語一句書き取る練習トレーニングです。
ディクテーションを行うことで、リスニング力を大幅に向上させられます。
【ディクテーションの手順】
初めは1~2分程度の短い音源を選びましょう。
ニュースの短いクリップや英語学習用の教材が適しています。
音声を再生し、一度通して聞きます。
全体の内容の把握が大切です。
音声を再生しながら、聞こえた内容を一語一句書き取ります。
聞き取れなかった部分は何度も繰り返し聞きましょう。
書き取った内容をスクリプトと比較し、間違いや聞き取れなかった部分を確認します。
比較することで、どの部分が聞き取りにくかったのかを把握できます。
- 初めは簡単な音源から始めて、徐々に難易度を上げていくと効果的
- 聞き取れなかった部分は、何度も繰り返し聞くことで、細かい音を捉える力が養われる
- スクリプトの確認後、正しい発音やイントネーションを意識して再度聞き直すと、さらにリスニング力が向上する
ディクテーションは、リスニング力だけでなく、スペリングや文法の理解にも役立つため、総合的な英語力の向上につながります。
英文を音読する
音読は、英語のリズムやイントネーションを体感するための非常に効果的な方法です。
音読を繰り返すことで、自然な発音やリズムを身につけられます。
【英文を音読する手順】
学習するためのスクリプトを用意します。
初めは短めの文章から始めるのが良いでしょう。
例えば、ニュース記事や英語の童話などが適しています。
スクリプトを見ながら音声を聞き、ネイティブスピーカーの発音、リズム、イントネーションを把握します。
スクリプトを見ながら、自分の声で音読します。
初めはゆっくりと正確に発音することを心がけましょう。
音読を何度も繰り返し、スムーズに発音できるようになるまで練習します。
- リズムとイントネーション:英語のリズムやイントネーションを意識した音読が重要
- 正確な発音:可能な限り正確な発音を心がける
- 録音して確認する:自分の音読を録音し、ネイティブスピーカーの音声と比較して改善点を見つける
音読を継続して行うことで、英語のリズムやイントネーションが自然に身につき、リスニング力やスピーキング力の向上にもつながります。
オーバーラッピングを行う
オーバーラッピングは、流れてくる英文のスクリプトを読みながら、音声と同時に発音する練習です。
ネイティブスピーカーのリズムやイントネーションを身につけるのに非常に効果的です。
学習するためのスクリプトを用意します。
初めは簡単な文章や短い会話文から始めると良いでしょう。
スクリプトを見ながら、音声を再生して聞きます。
ネイティブスピーカーの発音、リズム、イントネーションを把握します。
音声を再生しながら、スクリプトを見て、音声と同時に発音します。
最初は音声に遅れずについていくことを目指しましょう。
同じ音声を何度も繰り返し、ネイティブスピーカーの発音にできるだけ近づけるように練習します。
- 正確に発音する:音声と同時に発音することで、ネイティブの正確な発音やイントネーションを学ぶ
- リズムとタイミングを合わせる:英語のリズムやタイミングを意識して、音声にピッタリと合わせるように発音する
- 集中して聞く:音声をよく聞きながら発音することで、細かい発音の違いやリズムの変化に気づく
オーバーラッピングは、ネイティブスピーカーの発音やリズムに慣れるための効果的な練習方法です。
継続して行うことで、自然な発音とリズムが身につき、リスニング力やスピーキング力の向上につながります。
シャドーイングをする
シャドーイングは、流れてくる英文のすぐ後ろを影(shadow:シャドウ)のように追いかけて行うトレーニング方法です。
「聞く=インプット」と「話す=アウトプット」を同時に行えるため、効率よく英語学習ができます。
シャドーイングは、リスニング力とスピーキング力を同時に鍛えるのに非常に効果的です。
学習するためのスクリプトを用意します。
初めは短めの音声素材や簡単な文章から始めると良いでしょう。
スクリプトを見ながら音声を再生し、内容を把握します。
音声を再生しながら、約0.5秒遅れてスクリプトを見ながら音読します。
音声を聞きながら、それを追いかけるように発音します。
同じ音声を何度も繰り返し、スムーズにシャドーイングできるようになるまで練習します。
- 遅れすぎない:遅れすぎると音声についていけなくなるので、0.5秒ほどの遅れを保つことが重要
- 正確に発音する:ネイティブスピーカーの発音やイントネーションを意識し、できるだけ正確に発音する
- 集中して聞く:音声を集中して聞きながら、スクリプトを見て音読することで、内容の理解が深まる
シャドーイングは、リスニング力を高めるとともに、スピーキング力も向上させるための優れた練習方法です。
継続して行うことで、自然な発音とリズムが身につき、実際の会話でもスムーズに英語を使えるようになります。
リピーティングをする
リピーティングは、流れてきた英語のスクリプトを聞いた後、それに続いて真似をして発音する練習方法です。
この方法は、発音の正確さやリズム、イントネーションを身につけるのに非常に効果的です。
学習するためのスクリプトを用意します。
短めの文章や会話文がおすすめです。
スクリプトを見ながら音声を再生し、内容を把握します。
音声を一文ずつ再生し、聞き終わった後に続いて発音します。
音声をしっかりと聞いてから真似をする必要があります。
同じ音声を何度も繰り返し、ネイティブの発音に近づけるように練習します。
- 正確に真似する:ネイティブスピーカーの発音やイントネーションをできるだけ正確に真似する
- リズムとイントネーション:英語のリズムやイントネーションを意識して、自然な発音を身につけることが重要
- スクリプトを見ながら行う:スクリプトを見ながらリピーティングを行うことで、単語や文の構造を理解しやすくなる
リピーティングは、発音やリズム、イントネーションを自然に身につけるための優れた練習方法です。
継続して行うことで、リスニング力だけでなく、スピーキング力も向上できます。
英単語・英文法を勉強する
リスニング力を高めるためには、基本となる英単語や英文法をしっかりと理解していることが重要です。
特に中学レベルの単語と文法は、リスニングの基礎を支える重要な要素です。
中学レベルの単語と文法を復習することで、リスニング力を効果的に向上させられます。
基本的な単語を復習します。
これには、日常会話でよく使われる単語や、基本的な動詞、形容詞、名詞などが含まれます。
例えば、「go」「come」「see」「big」「small」などの単語です。
中学レベルの英文法を復習します。
これには、基本的な文の構造、時制、助動詞、前置詞などが含まれます。
例えば、主語 + 動詞 + 目的語の基本的な文構造や、過去形、現在形、未来形の使い方などです。
単語や文法を学ぶだけでなく、例文を使った実際の練習が重要です。
これにより、単語や文法の使い方を具体的に理解できます。
- 継続的に学習する:毎日少しずつでも学習を続けることで、単語や文法が自然に身につく
- 実際のリスニング素材を使う:学んだ単語や文法を実際のリスニング素材で確認することで、実践的な理解が深まる
- 単語帳や文法書を活用する:効率よく学習するために、単語帳や文法書を活用する
基本となる中学レベルの単語と英文法をしっかりと復習することで、リスニング力を大幅に向上させられます。
継続して学習することで、自然に英語を理解できる力が身についていきます。
1日15分リスニングを行う
毎日15分間リスニングを行う習慣をつけることで、英語のリスニング力を効率よく向上させられます。
短時間でも継続して取り組むことが重要です。
毎日決まった時間にリスニングを行う習慣をつけましょう。
例えば、朝の通勤時間や夜寝る前の15分間をリスニングに充てます。
自分のレベルに合ったリスニング教材を選びます。
初心者であれば、簡単な英会話やニュースクリップがおすすめです。
中級者以上であれば、ポッドキャストやオーディオブックも良い選択です。
15分間は集中してリスニングに取り組みましょう。
聞き流すのではなく、内容を理解することを目指します。
リスニング後に、スクリプトや要約を確認し、どれだけ理解できたかをチェックします。
わからなかった単語や表現を調べて、復習することも重要です。
- 継続が鍵:毎日短時間でも続けることが重要です。習慣化することで、リスニング力が徐々に向上する
- 多様な教材を活用する:さまざまな種類の教材を使うことで、異なるアクセントや話し方に慣れる
- アクティブリスニング:聞いた内容を積極的に理解しようと努めることで、効果が倍増する
毎日15分間のリスニングを続けることで、耳が英語に慣れ、リスニング力が着実に向上します。
短時間でも継続して取り組むことで、大きな効果を得られます。
【中級上級者向け】英語のラジオやポッドキャストを聞いてみる
中級から上級者向けには、英語のラジオやポッドキャストを聞くことがリスニング力向上に非常に効果的です。
これらのメディアを使うことで、ネイティブスピーカーの自然なスピードやイントネーション、さまざまなアクセントに触れられます。
自分の興味や関心に合ったテーマのラジオ番組やポッドキャストを選びます。
ニュース、インタビュー、科学、エンターテインメントなど、幅広いジャンルから選べます。
毎日、または週に数回、定期的に聞く時間を確保しましょう。
習慣化することで、継続的にリスニング力を向上させられます。
聞きながら、重要なポイントや興味深い部分をメモします。
これにより、内容の理解が深まり、記憶にも残りやすくなります。
聞き取れなかった単語や意味がわからなかった表現を調べて、復習しましょう。
これにより、語彙力も向上します。
- 自然なスピードに慣れる:ネイティブスピーカーの自然なスピードで話す音声に慣れることが重要
- 多様なアクセントを聞く:アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語など、さまざまなアクセントに触れることが大切
- アクティブリスニングを実践する:ただ聞き流すのではなく、積極的に内容を理解しようと努めることで、リスニング力が効果的に向上する
英語のラジオやポッドキャストを定期的に聞くことで、実際の会話やディスカッションのスピードやリズムに慣れ、リスニング力を効果的に向上させられます。
【上級者向け】英語字幕のある海外の映画やドラマを見る
上級者向けには、英語字幕のある海外の映画やドラマを見ることが非常に効果的なリスニング勉強法です。
これにより、自然な会話のスピードやイントネーション、スラングや日常表現に触れられます。
自分の興味や関心に合った映画やドラマを選びます。
ジャンルはコメディ、ドラマ、サスペンスなどさまざまですが、自分が楽しめるものを選ぶと良いでしょう。
英語字幕を表示しながら視聴します。
これにより、聞き取れなかった部分や理解が難しかった表現を確認できます。
映画やドラマをただ流し見るのではなく、集中して視聴します。
登場人物の会話や背景音など、細かい部分にも注意を払いましょう。
視聴中にわからなかった単語やフレーズをメモします。
後で調べて意味を確認し、復習しましょう。
- リアルな会話に慣れる:映画やドラマでは、リアルな会話が展開されるため、実際の英語の使い方やリズムを学べる
- 多様なアクセントに触れる:映画やドラマでは異なる発音やイントネーションに慣れる
- スラングや日常表現を学ぶ:映画やドラマでは、教科書には載っていないスラングや日常表現を多く学べる
英語字幕のある映画やドラマを視聴することで、実際の会話のスピードやリズムに慣れ、リスニング力を飛躍的に向上させられます。
楽しみながら学習できるので、長続きしやすい方法です。
英語リスニングを上達させる5つのコツ
英語のリスニング力を向上させるためには、ただ聞くだけではなく、効果的な方法を取り入れることが重要です。
日々の学習に工夫を加えることで、リスニング力を飛躍的に向上させられます。
ここでは、リスニング力を上達させるための5つの具体的なコツを紹介します。
これらのコツを実践することで、より効率的に英語の音を捉え、理解する力を養えるでしょう。
1. 毎日リスニングを行う
英語の音と日本語の音はかなり異なり、私たち日本人の耳は慣れている日本語の音を聞き取りやすくなっています。
そのため、英語を聞き取れるようになるには、毎日英語の音に触れて耳を慣れさせる必要があります。
【具体的な方法】
通勤や通学、家事の時間など、隙間時間を利用して英語のリスニング素材を聞く
- 例:通勤中にポッドキャストを聞く
- 例:家事をしながらオーディオブックを再生する
- 毎日決まった時間にリスニングを行う習慣をつける
- 例:朝の15分間や夜寝る前の15分間をリスニングに充てる
- ニュース、インタビュー、会話など、多様なリスニング素材を使って耳を慣れさせる
- さまざまなアクセントや話し方に対応できるようになる
- 継続する:継続することで、耳が英語の音に慣れ、自然に聞き取れるようになる
- 集中して聞く:聞き流すのではなく、内容を理解しようと集中して聞くことが重要
毎日リスニングを行うことで、英語の音に慣れ、リスニング力が着実に向上します。
少しずつでも続けることで、大きな成果を得られます。
2. レベルに合ったリスニング教材を使う
自分のレベルに合ったリスニング教材を使うことが、リスニング力向上の鍵です。
難しすぎる教材は挫折の原因となり、簡単すぎる教材は効果が薄いです。
適切な教材を選ぶことで、効率的にリスニング力が高まります。
【具体的な方法】
- 簡単な英会話や日常表現が多い教材を選ぶ
- 例えば、初心者向けの英会話アプリやポッドキャスト、絵本のオーディオブックなどが適している
毎日決まった時間にリスニングを行う習慣をつける
- ニュースやインタビュー、ドキュメンタリーなど、少し難易度が高い内容に挑戦する
- 英語ニュースサイトの音声クリップや、インタビュー番組がおすすめ
- 学術的な講演やディスカッション、専門的な内容のポッドキャストやオーディオブックに挑戦する
- 専門書のオーディオブックなどがおすすめ
- 視覚情報が少ないものを選ぶ:視覚情報が多いと、音声を聞く前に内容を予測できてしまい、リスニングの練習効果が薄れる
- 適度な難易度:自分のリスニング力に対して、少し難しいと感じる教材を選ぶと効果的
自分のレベルに合ったリスニング教材を使うことで、無理なくリスニング力を向上させられます。
適切な教材を選び、継続して学習しましょう。
3. 英語を英語のまま理解するようにする
英語を英語のまま理解することは、リスニング力を向上させるために非常に重要です。
聞き取った内容を日本語に変換していると、解答や反応が遅れてしまい、スムーズなコミュニケーションが難しくなります。
英語のまま理解することで、迅速かつ自然に英語を使えます。
【具体的な方法】
- 簡単な英語のフレーズや文章を聞いて、そのまま理解する練習をする
- 日常会話のフレーズや基本的なニュースの見出しなどを聞く
- 英語を聞いて理解するだけでなく、英語で考える習慣をつけることで、英語をそのまま理解する力が養われる
- 日常の出来事を英語で考えてみることから始めてみる
- 同じ音声を何度も聞き、英語のまま理解できるようになるまで繰り返す
- 英語を直接理解する力が強化される
- 英語の語順に慣れる:語の文法や語順に慣れることで、英語をそのまま理解しやすくなる
- スピードを上げる:初めはゆっくりとしたスピードでリスニングを行い、徐々に速いスピードに挑戦する
- 辞書を使わない:リスニング中にわからない単語が出てきても、すぐに辞書を引かず、文脈から推測する練習をする
英語を英語のまま理解することで、リスニング力が大幅に向上し、スムーズなコミュニケーションが可能になります。
継続して練習することで、このスキルを自然に身につけられます。
4. スクリプトを確認できる教材を使う
リスニング力を向上させるためには、スクリプト(原稿)を確認できる教材を使うことが非常に効果的です。
スクリプトを確認することで、自分が正確に聞き取れているかどうかを確認し、改善点を見つけられます。
【具体的な方法】
- リスニング教材を選ぶ際には、スクリプトがついているものを選ぶ
- 聞き取れなかった部分や曖昧だった部分をスクリプトで確認できる
- まずは音声だけを聞いてリスニングし、その後スクリプトを見て、聞き取れなかった部分をチェックする
- スクリプトを見ながら再度音声を聞き、正確に聞き取れるように練習する
- スクリプトを確認して、自分がどの部分で間違えたか、聞き取れなかったかを分析する
- 特に発音やイントネーション、単語の認識に注意して改善点を見つける
- スクリプトの活用:スクリプトを使ってリスニングを確認することで、自分のリスニング力を客観的に評価する
- 聞き取れなかった部分を繰り返す:聞き取れなかった部分は、繰り返しリスニングして耳を慣らす
- 発音の確認:スクリプトを見ながら、自分の発音が正しいかどうかも確認する
スクリプトを確認できる教材を使うことで、リスニングの精度を高め、自分の弱点を明確にできます。
5. わからない単語や語彙をきちんと調べる
リスニング力を向上させるためには、意味がはっきりわからない単語や表現をしっかりと調べて理解することが重要です。
わからない語彙をそのままにしておくと、リスニング中に理解が曖昧になり、効果的な学習ができません。
【具体的な方法】
- 聞き取れなかった単語や意味がわからなかった表現をメモする
- すぐに調べられない場合でも、後で確認できるようにしておく
- 調べた単語や表現の例文を確認し、実際の使い方を理解する
- 語彙がより定着しやすくなる
- 調べた単語や表現を単語帳にまとめ、定期的に復習する
- 自分で作成することで、記憶に定着しやすくなる
- スクリプトの活用:スクリプトを使ってリスニングを確認することで、自分のリスニング力を客観的に評価する
- 聞き取れなかった部分を繰り返す:聞き取れなかった部分は、繰り返しリスニングして耳を慣らす
- 発音の確認:スクリプトを見ながら、自分の発音が正しいかどうかも確認する
わからない単語や表現をきちんと調べて理解することで、リスニング中の理解力が向上し、リスニング力全体の向上につながります。
語彙力を高めることは、リスニング力向上の基本です。
【共通テスト・大学受験・高校生・中学生向け】英語のリスニング勉強法4つ
英語のリスニング勉強法は、共通テスト、大学受験、定期テストそれぞれにおいて求められる力が異なります。
ここでは、それぞれのテストに対応するための効果的なリスニング勉強法を紹介します。
学生の皆さんはぜひ参考にしてください。
1. 聞きながら要点だけをメモをする
リスニングテストでは、聞きながら要点をメモすることが重要です。
これにより、聞き取った内容を整理し、記憶に残りやすくなります。
【具体的な方法】
初めは短い音声から始め、聞いた内容の要点を簡潔にメモする
- 重要なキーワードやフレーズをメモするように心がける
- 例:名前、日時、場所など
メモを取る練習を繰り返し行い、素早く要点を捉える力を養う
- 聞き逃しを防ぐ:メモを取ることで、聞き逃した情報を後で確認できるようにする
- 簡潔にまとめる:要点だけを簡潔にメモすることで、内容の理解が深まりまる
何度も練習をすることで、聞き取りながらメモもしやすくなるので、要点のメモを繰り返して行いましょう。
2. 表や図の読解に慣れる
共通テストや大学受験では、表や図の読解力が求められることがあります。
これに対応するためには、日頃から表や図を使ったリスニング練習を行うことが重要です。
【具体的な方法】
ニュース番組やドキュメンタリーで使われる表や図を意識して見ることで、読解力が養われる
- 表や図が含まれるリスニング問題を解く練習を行う
- 特に過去問を利用すると効果的である
- 視覚情報を活用する:表や図を活用して情報を整理し、理解を深める
- 日常的に慣れる:日常生活の中で、表や図を使って情報を整理する習慣をつけることが大切
実際の問題に触れることで図解にも慣れていくので、実践問題を繰り返しましょう。
3. 時間内で問題を解く練習をする
リスニングテストでは、時間内に問題を解く力が求められます。
これに対応するためには、時間を意識して練習することが必要です。
【具体的な方法】
- 模擬試験を利用して、本番と同じ環境で練習する
- 時間内に全ての問題を解く練習を繰り返す
リスニング練習の際にタイマーを使い、時間を計りながら解答する習慣をつける
- 時間配分を考える:問題の難易度に応じて、時間配分を工夫することが重要
- 焦らず取り組む:時間内に解答することを意識しながらも、焦らずに落ち着いて取り組むことが大切
リスニングができても、時間内で解答できなければ意味がありません。
実践を意識して、タイマーを使って時間内で解くことも意識してみましょう。
4. 同じ音源を何度も聞く
同じ音源を繰り返し聞くことで、リスニング力が向上します。
聞き慣れた音源を使って、細かい部分まで正確に聞き取る練習を行いましょう。
【具体的な方法】
- 初めは短い音源を選び、繰り返し聞く
- 徐々に長い音源に挑戦する
聞き終わった後にスクリプトを確認し、聞き取れなかった部分や間違った部分をチェックする
- 集中して聞く:何度も聞くことで、細かい音まで正確に聞き取れるようになる
- 復習する:繰り返し聞いた音源を定期的に復習することで、リスニング力が定着する
これらの勉強法を実践することで、共通テストや大学受験、高校生、中学生向けの英語リスニング力を効果的に向上します。
自分の伸ばしたい分野に合った勉強法を継続しましょう。
リスニング勉強法についてよくある質問
英語のリスニング力を向上させるための勉強法について、多くの人がさまざまな疑問を抱えています。
ここでは、よくある質問にお答えし、リスニング力を効果的に向上させるための具体的な方法やアドバイスをします。
これらの質問に対する回答を参考にして、自分に合ったリスニング勉強法を見つけてください。
リスニングが勉強できるアプリはありますか?
以下のアプリを利用して、リスニング力を効率的に向上させられます。
アプリ名 | 特徴 |
---|---|
英語ニュースを教材にしてリスニングを強化。文法やスピーキングも学習可能。 >レシピーの評判 | |
AIがTOEICスコアを予測し、個別に最適な学習プランを提供。TOEIC対策に強い。 | |
動画を使用した英語学習。日常会話から試験対策まで幅広くカバー。 | |
動画講義やディクテーション、発音矯正機能あり。TOEIC対策に特化。 >スタディサプリENGLISHの評判 | |
シャドーイングに特化し、音声認識技術で発音を添削。リスニングとスピーキングを強化。 |
アプリは英会話スクールなどと比較して、低単価で始められ、自分のタイミングでいつでも学習できることが魅力です。
リスニングは日々の学習の継続が大切なので、それぞれの特徴や料金を比較し、自分の学習スタイルに合ったものを選んで、ぜひ生活に取り入れてみてください。
共通テストのリスニング対策はいつから行えばよい?
共通テストのリスニング対策は、できるだけ早い時期から始めることをおすすめします。
高校1年生のうちからリスニングの基礎を固め、徐々にレベルを上げていくと良いでしょう。
具体的には以下のステップを踏むと効果的です。
- 基本的なリスニング力を養う
- 日常会話や簡単なニュースを中心に学習するのがおすすめ
- 共通テスト形式のリスニング問題に取り組む
- 過去問や模擬試験を利用し、本番に向けて実践力を高められる
共通テストのリスニング対策は毎日行った方がよいですか?
共通テストのリスニング対策は毎日行うことをおすすめします。
毎日少しずつでもリスニングに取り組むことで、耳が英語に慣れ、聞き取る力が着実に向上します。
以下のポイントに注意して継続しましょう。
毎日15~30分程度でも良いので、継続してリスニングを行うのがおすすめ
同じ素材ばかりではなく、ニュース、ポッドキャスト、会話など多様なリスニング素材を使うことで、さまざまなアクセントやスピードに対応できるようになる
リスニングの勉強は1日どれくらいやればいいですか?
リスニングの勉強は1日15~30分を目安に行うと効果的です。
時間が取れる場合は、45分~1時間程度のリスニング練習を行うとさらに効果が期待できます。
以下のように時間を有効に使いましょう。
移動時間を利用してポッドキャストやオーディオブックを聞くのがおすすめ
- 日常生活の中で、集中してリスニングに取り組む時間を設ける
- 例:夜寝る前の30分などでも良いので継続する
リスニングの勉強は短時間でもいいので、毎日続けることが重要です。
まとめ
英語のリスニング力を向上させるためには、継続的な練習と効果的な学習法の実施が不可欠です。
まず、リスニングがうまくいかない原因を理解し、発音のルールや基本的な単語・文法をしっかりと押さえることが大切です。
毎日15分のリスニング習慣を取り入れ、自分のレベルに合った教材を使って、英語を英語のまま理解する練習を続けましょう。
スクリプトを確認しながら学習することで、聞き取れなかった部分を修正し、理解を深められます。
また、わからない単語や表現をそのままにせず、しっかりと調べて語彙力を強化することも重要です。
共通テストや大学受験などの具体的な目標がある場合は、それに合わせた対策を早めに始めることが成功の鍵です。
これらの方法を組み合わせて実践することで、リスニング力は着実に向上し、英語の理解力とコミュニケーション能力が高まります。
継続は力なり。
今日から少しずつ取り組んでみましょう!