公認会計士通信講座おすすめ7社を比較!選び方も解説【2025年】

公認会計士 通信 講座 おすすめ

公認会計士とは、企業や個人の財務情報を独立した立場で監査をする会計の専門家です。

公認会計士の資格を持っていることで職場内でのキャリアアップが見込めるほか、会計事務所を開業するケースも珍しくありません。

しかし、公認会計士の資格取得には約3,000時間の勉強時間が必要と言われており独学では困難を極めます。

そこで今回は公認会計士を目指すにあたっておすすめの通信講座を7つ紹介します。

資格取得後の公認会計士になるまでの流れのほか、選び方のポイントについても解説するのでこれから受講を考えている方はぜひ参考にしてください。

おすすめの公認会計士通信講座

通信講座おすすめポイント
CPA会計学院トップ画像

CPA会計学院
公認会計士試験に特化したスクール
試験合格者の2人に1人以上がCPA出身者
詳細を確認する
クレアール公認会計士

クレアール
要点を絞った「非常識合格法」
受講料がリーズナブル
詳細を確認する
TAC公認会計士

TAC
業界ではじめて合格者1万人突破
無駄を省いたオリジナル教材
詳細を確認する
資格の大原公認会計士

資格の大原
一発合格に強い
常勤講師が9割
詳細を確認する
LEC東京リーガルマインド公認会計士

LEC東京リーガルマインド
受講費用を抑えられる
24時間質問可能「教えてチューター」
詳細を確認する
目次

公認会計士通信講座のおすすめ7選

公認会計士通信講座のおすすめ7選

今回の記事では、公認会計士通信講座のおすすめについて、評価基準(「受講費用」「カリキュラム内容」「サポート内容」「合格実績」「教材の見やすさと充実度」)の5項目で比較調査しました。

【2025年最新】公認会計士通信講座評価基準

調査の結果をもとに、公認会計士通信講座のおすすめ7選を紹介します。

以下では合格実績で比較したので参考にしてください。

通信講座名合格実績
CPA会計学院2024年度:973名(合格占有率60.7%
クレアール2023年度:313名
TAC2024年度:225名(合格率71.7%)
資格の大原2023年度:308名
LEC東京リーガルマインド公式サイトに記載なし
ICOライセンススクール公式サイトに記載なし
FIN公式サイトに記載なし

試験範囲が幅広く、高度な知識が求められる職種だからこそ、企業の財務の健全をはかるためには無くてはならない職種です。

スマホやタブレットで受講できるWeb講義のほか、リアルタイムで講義を受講できる通信講座も紹介するので自分に合った学習スタイルで選びましょう。

CPA会計学院|公認会計士試験に特化した資格スクール

CPA会計学院トップ画像
受講費用
カリキュラム内容
サポート内容
合格実績
教材の見やすさと充実度

合格占有率が高い

CPA会計学院は公認会計士試験に特化した資格スクールで、全国に200以上の拠点があり通学・通信両方の学習方法がとられています。

2024年度の公認会計士試験の合格者のうち2人に1人以上がCPA会計学院出身者という高い実績を誇っています。

初学者はもちろん受験経験者にも手厚いサポートを実施しており、簿記や会計の知識が全く無い状態からの合格者を輩出することも少なくありません。

合格実績で選ぶなら特におすすめの講座です。

CPA会計学院利用者

公認会計士の予備校ですが、CPA会計学院にしました! 決め手としては ①合格者数の伸びに勢い&合格率がずば抜けてる&総合1位輩出(評判も良い) ②圧縮講義で爆速学習したら短期合格できそう(初学でついていけなかったらレギュラー講義で学習) の辺りです!(特に②) CPA学院の仲間は共に頑張ろう!
引用:X(旧Twitter)

CPA会計学院利用者

現環境でおすすめ予備校はCPA会計学院です。 理由は二つあります。 ①合格シェア率が高い。 ➡︎会計士試験は相対試験なので、多くの受験生が知っている知識を取りこぼすと厳しい戦いになります。 ②コンテンツが網羅的かつ分かりやすい。 ➡︎実際3つの予備校に通いましたが自分にはあっていました。
引用:X(旧Twitter)

合格者の2人に1人以上がCPA出身者

クレアール|試験の合格から就職まで担任がフルサポート

クレアール公認会計士
受講費用
カリキュラム内容
サポート内容
合格実績
教材の見やすさと充実度

講師は10年以上の指導経験者

クレアールでは業界独自の「非常識合格法」を取り入れており、合格に必要とされる範囲だけに絞った学習方法を行っています。

徹底的に凝縮されたテキストのほか、声に出すことで記憶を脳に定着させる「スピーチ」法を用いています。

講師陣は10年以上の指導経験者がほとんどで、合格後の就職までサポートしてくれるため不安がありません。

受講料もほかの講座と比べてリーズナブルなため、費用面で受講を検討している方はぜひ参考にしてください。

クレアール利用者

簿記2級持ってるけど改めて2級から公認会計士の勉強始めます。 4年かけるつもりです。 クレアールさん、宜しくお願いいたします。
引用:X(旧Twitter)

クレアール利用者

クレアールの無料の本(公認会計士の勉強法)届いた 2冊来た〜 これ無料ってすごー
引用:X(旧Twitter)

要点を絞った「非常識合格法」を試す

TAC|業界ではじめて合格者累計1万人突破

TAC公認会計士
受講費用
カリキュラム内容
サポート内容
合格実績
教材の見やすさと充実度

講師の質が高い

資格の学校として知られるTACの公認会計士講座は、業界ではじめて2006年度からの累計で合格者が1万人を超えた実績の高い講座です。

公認会計士試験を高い点数で突破した講師が講義をしており、自らの合格経験に基づいたアドバイスがもらえるため納得がしやすいことでも知られています。

テキストは最新出題傾向を反映したTACオリジナルの教材で、無駄を省き図や表を用いて見やすい仕様なので迷いがありません。

本試験でのTACの予想問題が的中する確率も高いと定評があるので、気になる方は無料講座説明会を一度体験してみましょう。

TAC利用者

令和6年公認会計士試験に合格しました! TACの講師の皆様や受験仲間をはじめ、お世話になった全ての皆様ありがとうございました
引用:X(旧Twitter)

TAC利用者

令和6年公認会計士試験に
受かってました
良かったーー、1発合格できました
ここまで支えてくれた周りの友達、家族、講師の方、TACの方、ありがとうございました
引用:X(旧Twitter)

TACのキャンペーン
項目内容
内容対象コースの受講料20,000円OFF!
条件対象コース:2027年論文合格目標2年L本科生/2026・2027年論文合格目標フルコミットS本科生
キャンペーン期間:2025年5月31日(土)まで

TAC公認会計士講座では、対象コースの受講料がお得になる春割キャンペーンを実施中です。

合格者の半数以上が、このコースからスタートしています。

この機会に、TACの受講を検討してみてください。

独自のオリジナル教材で学ぶ

資格の大原|一発合格に強い

資格の大原公認会計士
受講費用
カリキュラム内容
サポート内容
合格実績
教材の見やすさと充実度

全国の自習室が利用可能

資格の学校で知られる大原では、常勤講師が9割を占めておりいつでも質問・相談できるため早い疑問解決が可能です。

個別成績表や個別面談など、自分の状況を客観的に判断しアドバイスしてくれるため効率的に学習の方向性を見失うことはありません。

受験指導のプロによる毎回新作のオリジナル教材のほかいつでも視聴できるように10分程度に細分化された映像講義など、弱点克服のためのサポートが揃っています。

就職サポートは面接トレーニングや就職スケジュールも組んでくれるため、安心して受講できます。

資格の大原利用者

大原の良いところは答練の量とかオンライン質問とかもだけど、やっぱり担任制度だと思う 自分は担任のM野先生に最初から最後まで支えてもらって、あの人がいなければ絶対に途中で諦めてた  合格の報告メールも1番最初に送った 担任制度が無ければあの人に出会えなかったかもだし、本当に感謝してる
引用:X(旧Twitter)

資格の大原のキャンペーン情報
項目内容
内容①【大学生限定】対象講座が30,000円OFF!
②【早期申込み割引】対象講座が20,000円OFF!
条件①対象講座:Wチャンス初学者合格コース(申込時に大学の学生証を受付に提示。郵送の場合はコピー送付。)
キャンペーン期間:2025年4月30日(水)まで
②対象講座:2027年合格目標 2年初学者合格コース
キャンペーン期間:2025年5月31日(土)まで

資格の大原の公認会計士講座では、大学生や早期申込みの方限定の、対象講座の受講料がお得になるキャンペーンを実施中です。

ぜひ、この機会に資格の大原の講座を検討してみてください。

オンライン質問が手軽にできる

LEC東京リーガルマインド|受講費用を抑えられる

LEC東京リーガルマインド公認会計士
受講費用
カリキュラム内容
サポート内容
合格実績
教材の見やすさと充実度

リーズナブルに始めるなら

LEC公認会計士通信講座では、初学者が短答式試験にいち早く合格するためのコースを用意しており価格もリーズナブルに始められます。

それぞれの科目ごとに専用の担任講師制度を採用しており、一貫して専門性を高めた講義を受けることができ不安がありません。

またPDFでテキストをダウンロード可能で、専用AI「教えてチューター」に24時間質問できるため自分のペースに合わせて学習できます。

試験に合格後は監査法人への就職説明会やセミナーも実施しているため、気になる方は一度資料請求してみてください。

LEC東京リーガルマインド利用者

LECの公認会計士向けの企業法の一問一答やってんだけど、計算ドリルやってる感じで感覚的にやれていいなこれ
引用:X(旧Twitter)

LEC東京リーガルマインド利用者

LECで公認会計士講座を受け始め、はや3ヶ月半。 当初は仕事との両立がどうなるかと思ったけど、なんとかコンスタントにやれています 管理会計は一旦ノータッチなので、もう少しで財務会計論が終わりそうです
引用:X(旧Twitter)

LEC東京リーガルマインドのキャンペーン
項目内容
内容対象の新講座が20,000円OFF!
条件対象講座:2026年5月試験向け 短答合格コース<春生>
キャンペーン期間:2025年4月30日(水)まで

LEC東京リーガルマインドでは受講料がお得になるキャンペーンを実施しています。

公認会計士試験の合格を目指している方は、早めに申込みしましょう。

24時間質問可能「教えてチューター」

ICOライセンススクール|1対1の個別指導が受けられる

ICOライセンススクール公認会計士
受講費用
カリキュラム内容
サポート内容
合格実績
教材の見やすさと充実度

指導歴40年以上のベテラン講師

ICOライセンススクールは、指導歴40年以上のベテラン講師によるマンツーマンの公認会計士講座です。

個々の状況に合わせてカリキュラムの変更ができ、Zoomによる指導も可能のため遠方からでも受講できます。

少人数制の1対1の個別指導のため、講義が理解できないまま進むことはありません。

日商簿記など多数の書籍を執筆している講師のため、簿記や会計に触れたことがない初学者でも安心して取り組めます。

ICOライセンススクールについての口コミは見つかりませんでした。

1対1のマンツーマン指導

FIN|費用を抑えた小規模通信専門講座

FIN公認会計士
受講費用
カリキュラム内容
サポート内容
合格実績
教材の見やすさと充実度

費用を抑えて始められる

FINは公認会計士講座や税理士講座を提供している通信受講だけに特化した講座です。

全くの知識ゼロから始める初学者の場合の「総合入門コース」でも272,000円(税込)から始められ、費用を抑えて勉強をスタートさせたい方でも安心です。

しかし通学ではないほか、合格後のサポートは期待できないため勉強スケジュールは自己管理が欠かせません。

仕事をしながら効率的に学びたい方は、ぜひ問い合わせてみてください。

FINについての口コミは見つかりませんでした。

自分のペースで学習できる

公認会計士通信講座の選び方のポイント

公認会計士通信講座の選び方のポイント

公認会計士通信講座では各講座によってテキストの充実度や講義スタイルもそれぞれ異なり、受講中のサポート内容もさまざまです。

複数ある通信講座からどのような基準で通信講座を選べばよいのかを以下の4つの大きな項目に分けて解説します。

公認会計士への資格取得までには膨大な時間と費用もかかるため、事前に講座選びのポイントをおさえておくことで不安がありません。

公認会計士通信講座選びに失敗しないためにも、自分のライフスタイルに合った通信講座を把握しておきましょう。

合格率で選ぶ

公認会計士試験の合格率は10%前後で推移しており、10人に1人が合格できる割合となり決して高くはありません。

公認会計士通信講座のおすすめ7選で紹介した各通信講座の中で、毎年の合格人数や合格率を明示している通信講座は以下のとおりです。

通信講座名合格実績
CPA会計学院2024年度:973名(合格占有率60.7%)
クレアール2023年度:313名
TAC2024年度:225名(合格率71.7%)
資格の大原2023年度:308名

各講座が明示している合格率は、受験経験者や初学者の割合を考慮していない場合もあり、過去の受講者の口コミや満足度などを確認し総合的に判断することが重要です。

また各通信講座によってテキストの内容が異なり、最近の出題傾向が反映されているかも確認しましょう。

合格率の高い講座は費用も高めとなる場合が多いですが、その分費用に見合う価値があり費用対効果が高い傾向にあるので無理のない範囲で受講可能な講座を比較検討してください。

費用が安い通信講座を選ぶ

公認会計士の通信講座は費用が安いところでも10万以上かかることがほとんどで相場は70万~80万となっており、ほかの一般的な資格に比べ高額な割合が高いです。

今回紹介している通信講座で費用が安い3講座を以下にまとめました。

通信講座名費用
FIN148,000~272,000円
LEC東京リーガルマインド258,000円
クレアール520,000~800,000円
※表示価格は全て税込み

比較的費用が安い通信講座では、必要な要点だけに絞ったテキストや動画講義を倍速で再生できるなど、効率的に学習できる教材が揃えられています。

自身の予算や学習状況に合わせた通信講座を選ぶことで無理なく学習を続けることができ、途中で挫折することもありません。

しかし費用が安い分、サポート体制や添削・答案練習が不十分な場合もあるので、公式サイトや資料請求などでどのような講義内容なのかしっかりと確認しましょう。

自分に合った学習スタイルで選ぶ

各通信講座によって完全オンラインのみや、学習教室がある講座では直接プロの講師に質問できるなど講座スタイルはさまざまです。

今回紹介している7つの講座をオンラインのみと通学併用ができる講座に分けてみましたので参考にしてください。

クレアールWeb学習に最適化された1コマ30分の講義動画
合格に必要な範囲に絞られた「非常識合格法」
FIN費用がとても安くリーズナブルに始められる
質問メールは24時間可能、動画は何度でも見返せられる

自身の学習環境が初学者なのか受験経験者なのか、学生なのか働いているのかでも大きく学ぶ環境が異なるので状況に合わせた講座を選ばなければ効果的な学習はできません。

勉強時間が平均して2年かかることから、自分で計画を立てて勉強をする必要があり自己管理が求められます。

学習環境や最も学びやすい学習スタイルを選び、無理なく長期間の学習計画を立てましょう。

受講中のサポートやフォロー体制が整っているかで選ぶ

公認会計士通信講座は難易度が高い資格で複雑な問題が多いため、疑問点はなるべく早く解決することで効率的に学習を進められます。

サポートの内容としては以下が揃っているかを確認してみてください。

  • 回数・時間帯に制限なく質問できる制度
  • 質問専用のAIチューターやLINE、メールなど幅広い質問体制
  • 合格後の就職サポート
  • 講師に直接相談できる制度

サポート体制が整っていることで効率的に学習を進められるので、どのようなサポートがあるか事前に確認しましょう。

疑問点を解決するには一人では難しいため自分に合った質問環境がある講座を選ぶことをおすすめします。

公認会計士になるまでの4つの流れ

公認会計士になるまでの4つの流れ

公認会計士になるには試験に合格するほかに3年以上の実務経験が必要で、順調にいっても勉強をはじめてから6年はかかると言われています。

ここでは実際に公認会計士になるための流れについて詳しく解説します。

実務経験は公認会計士試験の合否を問わないため、会計事務所等に就職したのちに働きながら受験することも可能です。

試験に合格してもすぐに公認会計士になれるわけではないので将来の就職先やキャリアプランについてしっかりと計画を立てて取り組みましょう。

公認会計士試験に合格する

公認会計士を目指す人にとって公認会計士試験に合格することは欠かせません。

試験は短答式試験と論文式試験の2段階構成となっており、どちらも合格は必須です。

短答式試験試験日:年2回
回答方式:マークシートによる択一式試験
試験科目:財務会計論・管理会計論・監査論・企業法
論文式試験試験日:年1回
回答方式:筆記試験
試験科目:必須科目(会計学(財務会計論・管理会計論)・監査論・企業法・租税法)選択科目(経営学・経済学・民法・統計学の中から1科目選択)

公認会計士試験は弁護士や医師と並ぶ「三大国家資格」と言われるほど難易度が高いことでも知られていますが、試験範囲や対策を十分にカバーすることで合格を目指せます。

年齢や学歴、国籍なども問われることなく受験できるのが特徴で、学ぶ意欲があれば誰でも受験できるのであきらめずに挑戦しましょう。

監査法人に就職する

公認会計士試験に合格したのち、約9割が監査法人に就職します。

監査法人で実務経験を重ね、公認会計士に登録するための登録要件を満たす必要があるからです。

試験に合格後、約2週間で監査法人への内定が決定する場合が多く、事前にどこの就職先にするかリサーチをしておくことで入社後の不安がありません。

大手監査法人と言われるBIG4など、自分の希望に添った就職先を選びましょう。

BIG4
  • 有限責任あずさ監査法人(KPMG)
  • EY新日本有限責任監査法人
  • 有限責任監査法人トーマツ
  • PwCあらた有限責任監査法人

3年以上の実務経験を積む

公認会計士は財務に関する分析を独立した立場で行う、国家資格のため3年以上の実務経験を積む必要があります。

財務の信頼性を担保し、日本経済を支えるための重要な業務だからこそ業務補助や実務従事経験が欠かせません。

また実務経験は公認会計士試験に合格しているかは問われないため、試験に合格できていなくても先に監査法人に就職し業務に従事している場合は実務経験としてカウントされます。

実務経験には大きく分けて「業務補助」と「実務従事」の2種類があり、両方を経験している場合実務年数を通算できます。

業務補助業務内容:公認会計士や監査法人を補助する業務
認定条件:監査法人の代表者の認定を受ける
実務従事業務内容:財務に関する監査や分析、貸付や債務の保証、原価計算など
認定条件:常勤で3年が基準、非常勤やパート、アルバイトの場合は常勤社員の勤務日数を元に計算

公認会計士名簿に登録する

公認会計士と名乗るためには、日本公認会計士協会に登録することが義務付けられています。

日本公認会計士協会とは

公認会計士の品位を保持するため会員の指導や監督等をおこなう公認会計士法で義務付けられている民間法人のこと

内容や登録要件に不備がない場合は、書類の入手から3~6ヶ月ほどで受理されるため登録までの目安としてください。

登録の際には公認会計士協会への入会も必要となり、入会金や資格維持のための年会費もかかるので自分の住んでいる地域の会費も確認しましょう。

公認会計士試験の概要

公認会計士試験の概要

公認会計士試験は、短答式試験と論文式試験の2段階構成となっており、どちらにも合格しなければいけません。

ここでは試験の概要について以下の3つの項目で紹介します。

直近の合格率やそれぞれの試験で必要な勉強時間も解説するので参考の1つとしてください。

公認会計士試験の内容

財務の健全化を計る公認会計士は、簿記や会計などの基礎知識が備わっていることが大前提にあることは言うまでもありません。

公認会計士試験では基本的な知識をはかる「短答式試験」と、思考力・応用力をはかる「論文式試験」の2部構成となっており、内容は以下のとおりです。

短答式試験目的:公認会計士に必要な専門的知識をはかる
試験日:年2回
回答方式:マークシートによる択一式試験
試験科目:財務会計論・管理会計論・監査論・企業法
1科目ごとではなく、4科目の総点数で合否判定
合格基準は総点数の70%を基準として公認会計士・監査審査会が相当と認めた得点比率
論文式試験目的:公認会計士に必要な思考力、判断力、応用能力、論述力をはかる
試験日:年1回
回答方式:筆記試験
試験科目:必須科目(会計学(財務会計論・管理会計論)・監査論・企業法・租税法)選択科目(経営学・経済学・民法・統計学の中から1科目選択)
1科目ごとではなく、5科目で合否判定
合格基準は52%の得点比率を基準として公認会計士・監査審査会が相当と認めた得点比率

短答式試験は12月と5月の年2回、論文式試験は8月のみの年1回実施されます。

どちらも筆記の方法による指定された試験場所での受験となるため、住んでいる地域の近くの試験地をあらかじめ把握しておきましょう。

公認会計士試験の合格率

公認会計士試験の合格率は10%前後で推移しており、直近3年間の合格率は10%を下回っています

受験年度合格率
2024年7.4%
2023年7.6%
2022年7.7%
2021年9.6%
2020年10.1%
出典:金融庁「令和6年公認会計士試験合格者調」

短答式試験に合格するには、総点数の70%を取る必要があり審査会が合格に相当と認めた得点比率とされています。

一度に複数の科目を受験する短答式試験はハードスケジュールとなりやすく、短い時間で頭の切り替えや効率的な回答が求められます。

出題範囲が膨大になるため、制限時間内で回答する練習をしておくなど試験日が近くなったらしっかりと試験対策も行ってください。

公認会計士になるために必要な勉強時間

公認会計士試験を受けるための勉強時間は2,500~3,000時間が必要となり、1日平均5時間勉強しても500日はかかる計算になります。

そのため勉強開始時期は早ければ早いほどよく、3年以上の実務経験年数を考慮してもその後のキャリアプランに余裕が持てます。

試験ごとに必要な勉強時間は以下のとおりです。

短答式試験1,500時間
論文式試験1,000~1,500時間
合計2,500~3,000時間

しかし公認会計士の試験に1回で合格するとは限らないため2回、3回とチャレンジしていくためにも勉強を始めようと思ったその日から自分を信じて計画的に取り組みましょう。

公認会計士通信講座でよくある質問

ここからは、公認会計士通信講座を受講する際によくある質問を以下の4項目で紹介します。

公認会計士試験は難易度が高い試験と言われているため、働きながら受験できるのか心配する声も少なくありません。

以下よりそれぞれ解説するので参考にしてください。

予備校と通信講座とどっちの方が良い?

公認会計士試験を勉強する際には、時間に余裕があるなら予備校、時間に余裕がなく社会人として働きながら学習する場合はオンライン講座を選びましょう。

それぞれのメリット・デメリットを以下にまとめたので参考にしてください。

勉強方法メリットデメリット
予備校講師に直接質問できる
切磋琢磨する仲間が見つけやすい
定期的な勉強時間の確保ができる
通学のための費用がかかる
場所・時間を拘束されやすい
天候の影響などに左右されやすい
通信講座時間に縛られにくく自分のペースで学習できる
仕事や家事・育児と両立しやすい
何度でも繰り返し学習できる
同じ目標を持った仲間を見つけにくい
強制力がかかりにくい
学習スケジュールなどの自己管理が求められる

予備校の場合、通学にかかる費用や時間が拘束されがちですが、直接疑問点を講師に質問できたり仲間を見つけられることで試験に対する不安が軽減されます。

通信講座では講義の内容を繰り返し再生できる場合が多く、自分の学習したい時間に合わせて何度でも見返せるため無駄がありません。

自分のライフスタイルや学習方法に合わせて、より納得できる方法を選択しましょう。

ユーキャンに公認会計士の通信講座はある?

ユーキャンでは宅地建物取引士や行政書士などの国家資格は受講できますが、公認会計士の講座は取り扱いがありません。

しかし、公認会計士試験を受講するために必要な基礎知識である、簿記3級や簿記2級は受講できるため前段階として受講するのが得策です。

簿記3級や簿記2級は参考書や過去問題対策をしっかり勉強すれば受験できるため、費用を抑えたい方は独学も検討してください。

社会人でも通信講座で合格できる?

社会人でも働きながら公認会計士通信講座で試験に合格することは十分可能であり、計画的に学習を進めることで仕事と勉強の両立は難しくありません。

学生に比べ学習時間が限られる社会人では、学習時間の確保のほか効率的な学習スケジュールを組むことが求められます。

通信講座では、講義動画をスマートフォンやタブレットで閲覧できる場合が多く、自分のペースで学習できることも大きなメリットの1つです。

通勤のスキマ時間や帰宅後の時間を活用しながら、無理のない範囲で合格への道を目指しましょう。

独学で取得できる?

公認会計士試験は試験の範囲が膨大で難易度が高いことから、独学で取得できるのはほぼ不可能と言っても過言ではありません。

勉強時間も2~3年ほどを要するので、疑問点をなかなか解決できない場合は時間を無駄にすることになり集中力も続かない恐れがあります。

合格を目指すには、最新の出題傾向を把握することのほか適切な教材選びと学習計画をしっかりと立てる必要があり、サポートがなければ困難を極めます。

上記で紹介した通信講座には、資格取得後の就職までサポートしてくれる講座もあるため将来を見据えて適切なスケジュールを立ててから取り組みましょう。

まとめ

公認会計士試験は弁護士や医師とならぶ難易度の高い資格とされていますが、通信講座を利用することでより合格に近づけます。

今回は公認会計士通信講座を選ぶ際のポイントや、試験に合格後の公認会計士名簿に登録する流れも紹介しました。

3年以上の実務経験が必要となりますが、受験資格は問われなく誰でも受験することができるため、いつからでも挑戦できます。

目標に向かって歩むためにも通信講座を上手に利用して、自分のキャリアプランを着実に達成できるよう進めましょう。

おすすめの公認会計士通信講座

通信講座おすすめポイント
CPA会計学院
CPA会計学院
公認会計士試験に特化したスクール
試験合格者の2人に1人以上がCPA出身者
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クレアール
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資格の大原公認会計士
資格の大原
一発合格に強い
常勤講師が9割
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この記事を書いた人

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