「未経験からエンジニアへの転職ってホントにできる?」「後で失敗したと思いたくない」とお考えですね。
結論から言うと、未経験からエンジニアの転職自体は可能です。
IT人材は不足しており、その流れは今後も続くと予測されているので、「長期的なキャリアを見据えて、着実にステップアップしよう」という方にとっては良い選択と言えます。
しかし未経験転職には、落とし穴があります。業界経験のない方はこの点を知らず、転職後に後悔してしまう方も少なくありません。
この記事では、プログラミングスクール事業に携わったことのある筆者の経験をもとに、まずは「未経験からエンジニアに転職する前に知っておくべき注意点」を掘り下げて解説します。
更に、その上で転職を前向きに検討したいという方向けに、「失敗しないために、転職活動はどう進めていけばいいのか」を解説していきます。
- 未経験からのエンジニア転職自体は今がチャンスな3つの理由
- エンジニア未経験転職の落とし穴!転職先は客先常駐(SES)がほとんど
- 客先常駐(SES)はブラックになりやすく「やめとけ」という声も
- 未経験エンジニア転職で失敗する人の特徴5つ
- 未経験エンジニアの転職成功率を飛躍的に上げる5ポイント
- エンジニア未経験転職を成功させる情報収集サイト・ツール
- エンジニア未経験転職は「転職エージェント」を活用するとスムーズ
- 未経験エンジニアにおすすめの転職エージェント9選
- 未経験エンジニアの転職でよくあるQ&A7選
少し長いですが、軽く流しながら読んでみるだけでも何かお役に立てると思いますので、未経験からのエンジニア転職を考えている方はぜひご一読ください。
1.未経験からのエンジニア転職自体は今がチャンスな3つの理由
未経験からのエンジニア転職は今がチャンスです。その理由は以下の3点です。
この章ではそれぞれを詳しくご説明していきます。
1-1.エンジニアが足りていない
エンジニアはかなりの人手不足で、経済産業省が発表した資料によると、2030年までにIT人材が45万人不足するとの試算されています。※中位シナリオで試算
なぜなら、IT・Web業界が急速に成長することでエンジニアの需要も拡大している一方、エンジニアの数は十分に増えていないからです。
そういった背景から、伸び代やポテンシャルを見越して採用される可能性が高いので、未経験からのエンジニア転職は今がチャンスだと言えるでしょう。
1-2.エンジニア不足問題の解決に国が力を入れている
経済産業省・厚生労働省が一体となって、エンジニア不足問題の解決に向けた政策の導入を進めています。
具体的には、『教育訓練給付制度』の適用をエンジニア領域にも拡大することで、プログラミングスクールでの受講料を還元するなど、エンジニアとしての人材育成に力を入れています。
実際、『DMM WEBCAMP』では支給限度額560,000円でのキャッシュバックを行っているなど、未経験からのエンジニアを目指す方には活用しない手はないです。
一定の条件を満たす雇用保険の被保険者が、厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練講座を自己負担で受講したときに、受講料や入学料など実際にかかった経費の一部を給付金として支給してくれるものです。教育訓練給付金は「一般教育訓練給付金」と「専門実践教育訓練給付金」の2つからなり、「一般教育訓練給付金」の支給額は最大10万円に対して、「専門実践教育訓練給付金」の支給額は最大で168万円になっています。
1-3.企業側で積極的な採用が行われている
企業側では、エンジニア未経験者を含めた積極的な採用を行っています。
実際に、大手転職エージェントの求人倍率を見ても、全職種平均で1.86に対して、エンジニアだと最低でも7.84以上はあり、人手不足であることが分かります。(参考:doda 2021年6月)
業種 | 有効求人倍率 |
技術系(IT・通信) | 7.84 |
技術系(電気・機械) | 3.04 |
技術系(建築・土木) | 4.41 |
参考:全職種 | 1.86 |
1-4. ここまでのまとめ
再度まとめると、以下の理由でエンジニアは人手不足で転職しやすいです。
- エンジニアが足りていない
- エンジニア不足問題の解決に国が力を入れている
- 企業側で積極的な採用が行われている
ただし、この「未経験からのエンジニア転職はできる」というのには、一つ落とし穴があります。それは、未経験エンジニア転職は、ほとんどの場合、客先常駐(SES)と呼ばれる働き方になることです。
2.エンジニア未経験転職の落とし穴!転職先は客先常駐(SES)がほとんど
未経験からエンジニアへの転職は可能です。実務未経験はもちろん、プログラミングを全くしたことがない人でも、実はエンジニアへの転職はできます。
ただし、これは客先常駐(SES)のエンジニアへ転職する場合に限った話です。そしてこの客先常駐(SES)は、ブラックな働き方になりやすく、未経験転職で「失敗した」と後悔しやすい傾向にあります。
これは業界未経験者にあまり知られておらず、落とし穴とさえ言える点なので、本章ではまず客先常駐エンジニアについて詳しく説明します。
2-1.IT企業の3つの事業形態
前提として、エンジニアの転職先となるIT会社には、3種類の事業形態があります。
- SES企業
IT技術者をクライアント企業に派遣する企業。SES企業で働くエンジニアは、クライアント企業で仕事をする(客先常駐と呼ばれる) - 自社開発企業
自社でWEBサービスやサイト、ソフトウェアの開発・運営を行う企業 - 受託開発企業(SIer)
クライアント企業から依頼を受けてサイトやシステムの開発を行う企業
この中で、現実的なところを考慮して、未経験者が入社できるのはSES企業です。それ以外は転職の難易度が極端に跳ね上がります。
2-2.客先常駐(SES)とは
SESとは端的にいうと、自社のエンジニアを他の企業に派遣するという事業です。
エンジニアは、SES企業に社員(正社員・契約社員)として採用されますが、その会社で働くわけではありません。
契約先の会社に派遣され、契約期間その会社で開発業務を行います。クライアント企業に常に常駐して仕事をするので、「客先常駐」と言います。
実務未経験者・プログラミング未経験者が、エンジニアとして働く上で、このSES企業に入社するというのが最も現実的な道のりです。
なぜなら、SESは実務未経験・プログラミング未経験者も積極的に採用しているからです。
2-3.SES企業が未経験エンジニアを歓迎している理由
SES企業が未経験エンジニアを歓迎している理由は、多くの技術者を自社で確保する必要があるからです。
SESは端的にいうと、「IT人材をクライアントに派遣する事業」なので、自社に技術者がいなければビジネスになりません。
ですが、近年はIT業界の人手不足もあり、更にSESは高レベルの技術者に避けられやすいので、「未経験歓迎」など選考のハードルを下げて人材を採用しようと考えているのです。
SESは未経験者でも実務レベルの技術を身につけられるよう、研修制度を用意しています。SES事業者によって、自社の技術者のスキルアップは何より重要だからです。
2-4.自社開発・受託開発(SIer)企業への転職が難しい理由
先ほど、SES以外の企業は転職難易度が極端に跳ね上がるとお伝えしましたが、その理由は「即戦力かどうか」の一点で採用が判断されるからです。
これらの企業はエンジニアの能力が自社の売り上げに直結するため、既に開発経験が豊富な人を採用することは必須となります。
更に言うと、中規模・ベンチャーなどでは資金力や余裕がそれほどあるわけではないので、わざわざコストのかかる未経験者を採用する理由がありません。
以下の方は自社開発の企業にこだわった結果、何社応募しても選考通過しないという事態に陥ったようです。
50社以上応募したものの書類・面接が通らず、エンジニア転職を断念…
前提として、エンジニアは人材不足ではありますが、未経験者であっても非常に厳しい目で選考されます。
実際、書類選考通過率は平均で20%程度と言われていますが、未経験からのエンジニア転職ではさらに低くなることが多いです。
2-5.「未経験歓迎のエンジニア求人」の85%はSES
転職サイト『リクナビNEXT』に掲載されているエンジニア求人を調べてみたところ、未経験歓迎のIT求人の85%はSES企業のものでした。(未経験歓迎の技術職157件のうち133件が技術者派遣・請負・紹介事業。2021/8調査)
転職サイトで未経験でも応募できる求人を探した場合、検索結果のほとんどはSES企業の求人になります。
本章のまとめ
- 実務未経験からエンジニアを目指すなら客先常駐(SES)が一番現実的
- 未経験歓迎求人のほとんどがSES企業
- SES企業は、未経験向けの手厚い研修を用意している
ただし、いくら未経験でも入社しやすいとはいえ、SESは転職先として無条件におすすめできるものではありません。
SESの実態は、IT業界特有の多重下請け構造になっており、いわゆる「ブラックな働き方」の代表例と言われているからです。理想の働き方とはかけ離れたものになる可能性が高くなります。
次章では、SESがブラックと言われる背景について詳しく解説するので、参考にしてください。
3.客先常駐(SES)はブラックになりやすく「やめとけ」という声も
客先常駐(SES)はブラックになりやすく、経験者から「やめとけ」という声があがっているのは事実です。
現状の給与、通勤等問題ないなら、SESはやめた方が良いです。ネットの噂通りです。何と言っても客先が遠い所が多い。そして激務。スキルアップも微妙。働きながらの独学で良かったと後悔してます。
SESはともかく、プログラミング自体は出来た方が、この先他者との差別化が出来たり、働き方を選べたりする可能性はあるのでオススメします。興味があるならその後社内SEか社内開発に転職ですね。
出典:Yahoo!知恵袋
SESが「ブラック」と言われる背景には、以下ような、ビジネスモデル上の理由があげられます。
それぞれ詳しく解説します。
3-1.多重下請け構造があり、未経験エンジニアは特に給与が低くなりやすい
SESは給与が低くなりやすい特徴があります。
相場は年収300~500万円ほど。500万円を超えることはかなり少ないです。
これはIT業界特有の産業構造が関係しています。
実はIT業界では、開発案件を依頼された企業が全て行うことはほとんどありません。
一部の業務(あるいはほぼ全て)を別の会社へ発注するという、いわゆる多重下請け構造になっています。
一次請け→二次請け…と、図解画像のようにどんどん規模の小さい企業に業務が委託されていきます。
そしてその数だけ、受注単価は下がっていきます。
- 一次請け企業:200万で受注
- 二次請け企業:120万で受注
- 三次請け企業:80万で受注
結果として、規模の小さい企業ほど収益が小さくなり、社員に還元される給与も低くなってしまうのです。
補足:待期期間は給料が減る
SESは開発案件がない(客先常駐先がない)場合、自宅待機となります。その場合も給与は支給されますが、満額ではなく、最大で40%カットとなることがあります。
3-2.エンジニアの働きやすさはプロジェクト次第
SESの働きやすさ・やりがいは、プロジェクト次第です。
SESは前述の通り、クライアント企業に派遣されて、そこで業務を担当します。業務内容は、クライアント企業によって様々で、プロジェクト内容次第でかなり過酷な働き方になることも少なくありません。
例えば、人員に対して業務量が多く、かつ納期が短いというのはよくある話です。
また、小規模なSES企業ほど、委託されるのはプログラムのテスト(完成品にバグがないかひたすらチェックする仕事)など、開発とかけ離れたものばかり、というケースもあります。
実際に、以下の事例を見てみましょう。
エンジニア転職したものの、労働環境に耐えられず、転職を後悔…
エンジニア未経験からでも働けるIT企業で、1社から内定が出たので転職しました。
実際、未経験からでもすぐに現場で働けると聞いていたので、エンジニアとしてのスキルアップにつながると思い、非常に魅力的に思っていました。
ところが、いざ入社してみると、任せられる仕事がシステムのバグテストなどの非常に単調な仕事ばかり…。
また、労働時間も非常に長く、毎日23時まで残業をしています。というか土日も働いています…。
生活リズムの変化から体調を崩すこともあり、「このまま続けるのは厳しい…」と思い、辞めてしまいました。
初めてのエンジニア転職で深く考えず進めてしまったことを後悔しています。
K.Mさんは、エンジニアとして任せられる仕事内容や労働条件を深く確認しなかったために、転職したことを後悔する結果となってしまったようです。
初めてのエンジニア転職においては、仕事内容、条件面をしっかりと確認しておくことが必須ですが、SESは常駐先によって業務内容が変わることがあるので、この点は理解しておかなければなりません。
業界のベテランの意見
出展:Quora
3-3.社員同士の交流が希薄になり、未経験エンジニアは孤立しやすい
SESは正社員として採用されますが、その会社の同僚や上司との交流はほとんどありません。
月1回の帰社日を除いて、常駐先企業で働いているからです。常駐先では、いわゆる外部のスタッフ扱いとなりますし、気軽に質問できたり丁寧に技術を教えてくれたりするような上司もいません。
熟達した技術者ならともかく、未経験からエンジニアとして働く人によっては、ツラい環境となり得るでしょう。
ここまでの結論
未経験歓迎のSESには、以下のような側面があることが分かりました。
- 多重下請け構造があり、未経験エンジニアは特に給与が低くなりやすい
- エンジニアの働きやすさはプロジェクト次第
- 社員同士の交流が希薄になり、未経験エンジニアは孤立しやすい
これらの現実を知らないまま転職してしまうと、後悔してしまう恐れがあるので気を付けましょう。
とはいえ、SESへの転職が一概に悪いわけではありません。
「実務経験を身につける」という点ではSESは良い選択
SESは労働条件が良くない企業も多く、「ブラック」「きつい」と言われやすいですが、実務経験を積めるという点では、未経験者にとってかなり大きなメリットです。
IT転職では何より技術力が評価され、未経験者はここが最大のネックとなります。逆に言えば、実務経験さえ十分に積めば、働く企業の選択肢は格段に増えます。
そのためにも、まずはSESで開発の現場に携わって、ある程度力をつけてから、希望条件を満たすような職場にステップアップするという流れが理想です。
特にIT業界は将来性が高いので、長い目で見て「修業期間」のような形で働くのであれば、SESは最善の選択と言えます。
ここまでの結論として、未経験エンジニア転職は、「長期的な視野で考える」ことが重要です。
分かりやす言うと、おおまかなキャリアビジョンを描いて、そこから逆算するイメージです。
おおまかなキャリアビジョンから逆算する
例:10年後は自社開発の企業でソフトウェア開発ができるようになる
- そのためには実務で開発経験を積む必要がある
- まずは未経験歓迎のSESに入り、様々な会社で開発経験を積む
(実務経験を積むことを第一優先にして、労働条件や給与の優先度は下げる) - 転職しやすいプログラミング言語の学習を始める&資格の勉強をする
IT業界全体で人手不足の傾向にあり、技術者の採用ニーズは高くなる一方です。
また、自社開発・受託開発への未経験転職も、難易度は高いですが不可能ではありません。これらの会社への転職を成功させるなら、とにかく失敗パターンをできるだけ避けて、徹底した情報収集をしながら転職活動を行う必要があります。
いずれにせよ、実務未経験の方は将来像をしっかりと描いて、失敗を極力避けるよう行動しながら、入念な対策を取る必要があります。
そこで、まずは次章以降で紹介する失敗する人の特徴を把握しておきましょう。
4.未経験エンジニア転職で失敗する人の特徴5つ
未経験エンジニア転職の失敗要因は、以下5つです。
以下にてそれぞれご説明していきます。
4-1. 企業が求めるスキルを持っていない
当然ですが、能力(経験、スキル)が低い人は採用されません。
なぜなら、「真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」というナポレオンの名言にあるように、能力のない社員を採用すると、他の優秀な社員の時間を奪うことになるからです。
例えば、仕事が遅い場合は、他の社員がカバーする必要がありますし、できない分は丁寧にフィードバックして教えるなど、教育コストが非常にかかってしまいます。
もちろん、少しばかり能力が足りない程度であれば、熱意や意欲を伝えることで「すぐ成長してできるようになる」と思ってもらえて、採用されることもありますが、なるべく実力相応のところで働くのがお互いに幸せなのは間違いありません。
そのため、転職しやすくするためにも、また転職してお荷物にならないためにも、希望する企業ではどんなスキルや経験が求められていて、自分はそれをどの程度満たせているのかを客観的に把握する必要があります。
そして、求められるスキル・経験が足りていないのであれば、それを身につける努力をするようにしましょう。
4-2. キャリアに対する考えが浅い
次に、キャリアに対する考えが浅いエンジニアの方は、転職でつまづくことが多いです。
というのも、企業側としても「活躍するイメージがわかない」「早期退職するリスクがある」と思われてしまうからです。
実際に、「将来どうありたいのか、これからなにがしたいのか」と「その企業、職種でできること」のバランスが釣り合っていないとモチベーションの面でも続きませんし、当然活躍することなんてできません。
そのため、転職に成功するためにも、ご自身のキャリアに対する考えを深めておく必要があります。
4-3. 十分な情報収集ができていない
入社前に思い描いていた理想と、入社後の職種・職場の実情に乖離があり、転職を後悔する方は、十分な情報収取ができていなかったことが要因であることが多いです。
特に「SESの業態を知らないまま、未経験歓迎だからという理由だけで転職してしまった人」は、転職後に後悔してしまいやすいです。
自己分析やキャリアの振り返りが、自分の状況を客観的に整理するための方法だとすれば、情報収集は転職自体を客観的に把握するための作業といえます。
例えば、エンジニアにはどんな種類・転職先があるのか、実情はどうなっているのかなどを知ることで、本当に自分に合った転職先を見つけましょう。
4-4. 転職活動で必要な選考対策ができていない
いくら企業が求めるスキル・経験を持っていても、書類や面接で「自分を採用するメリット」を伝えることができず、内定をもらえない方も多くいます。
未経験エンジニアの転職活動においても、一般的な転職活動と同じように「自分が企業で活躍する人材である」と相手に納得してもらうことが必要です。
そのためにも、これまでに積み上げてきたご自身のスキル・経験をもとに、入社後「どんなことができるのか」「企業にどう貢献できるのか」を論理的に説明することが求められます。
一見むずかしそうですが、正しい方法で選考対策を行っていれば、選考通過は可能です。
自分を採用するメリットを企業側に正確に伝えることができるよう、選考準備はしっかりと行いましょう。
4-5.こだわり条件が多すぎて妥協できない
こだわり条件が多すぎて妥協できない人は、いつまで経っても転職先が決まりません。
実務未経験での転職となると、好条件での転職は期待できません。
厳しいようですが、実務経験が全くなく、その実力も未知数な駆け出しのエンジニアの転職市場における市場価値はかなり低いです。そのため、給与や働き方などは、かなり妥協しなければなりません。
にも関わらず、「高年収」「自由な働き方」といった好待遇な働き方ばかりを望んで、一切条件に妥協できない人もいます。そういった方は、そもそもキャリアビジョンも曖昧で、市場価値を客観視できてないことが多いので、ほぼ採用が決まりません。
「まずは実務経験を積むこと」を優先順位第一位に据え置き、それ以外の条件(給与など)はある程度妥協するのは、未経験転職では必須です。
未経験エンジニアがつまづく理由まとめ
これまで述べてきたように、エンジニアがつまづく理由は、必ず以下のどれかに当てはまります。
- 企業が求めるスキルを持っていない
- キャリアに対する考えが浅い
- 十分な情報収集ができていない
- 転職活動で必要な選考対策ができていない
- こだわり条件が多すぎて妥協できない
後悔のない転職をするためにも、これら5つをしっかりと対策していきましょう。
5. 未経験エンジニアの転職成功率を飛躍的に上げる5ポイント
未経験エンジニア転職の成功率を飛躍的に上げる対策は、以下の5つです。
では、これら5つの対策について、それぞれ理由とともに詳しく説明していきます。
5-1. 転職の全体像を理解してスケジュールを立てる
転職活動において、まずはじめにやるべきことは、転職の全体像を理解してスケジュールを立てることです。
以下にて重要な理由と、具体的な方法について、ご説明します。
《重要な理由》
転職の全体像を理解してスケジュールを立てると、効率的な転職活動を行うことができるためです。
具体的には、以下3点のメリットがあります、
- 転職活動のモチベーションが上がる
- 先のことを見据えた行動ができる
- 転職活動が長期化することを防げる
実際、転職の全体像が分からないことで大きな不安を抱える方や、スケジュールを立てないことで非効率な転職活動をされる方も多くいらっしゃいます。
その結果、自身が思ったような転職活動ができず、大きなストレスを抱えてしまい、転職活動自体を断念される方もいらっしゃいます。
転職活動を成功させるためにも、まずは転職の全体像を理解してスケジュールを立てるようにしましょう。
《具体的な方法》
転職を完了させたい時期(例えば、今年の◯月中などおよその時期)から、逆算方式で立てていきます。
希望通りのタイミングで転職をするためにも、転職の全体像とスケジュール感を把握した上で、転職活動を行っていきましょう。
5-2. 転職の目的となりたい将来像を考える
転職活動のスケジュールを立てたら、転職の目的となりたい将来像を考えます。
以下にて重要な理由と、具体的な方法をご説明します。
《重要な理由》
「転職の目的」と「なりたい将来像」は、いずれも転職活動の軸となるためです。
また、目的と将来像を設定することは、今転職することが本当に賢明なのかを判断する鍵にもなります。
転職の理由は人によってさまざまです。
例えば、一時の感情や日々のストレスなどで、急に思い立って転職したいと思うこともあるでしょう。
そんな時、上記を深掘りすることで、転職すべき時期は今なのか、そもそも本当に転職すべきなのかを、冷静に判断することができます。
《具体的な方法》
以下ポイントを具体化しておきましょう。
- 転職の目的・理由(なぜ転職したいのか)
- 転職後の将来像(仮に転職に成功したとして、5年後、10年後にどんな自分になっていたいか)
- 転職の必要性(今の会社では実現できないことなのか、必ず転職しなければいけないのか)
- 転職に求める条件(仕事内容・社風・年収など)
そして、転職に求める条件については、必ず優先順位をつけておきましょう。
なぜなら、「全ての条件をMAXで満たす最高の転職先というのは存在しない」という前提で、いくつかの会社から1社を選ぶという「あなたの人生における重要な意思決定」をより合理的なものにするためには、判断軸の明瞭化が必要不可欠だからです。
例えば、フィーリングや人間への魅力に始まり、仕事のワクワク感や年収だけで決めてしまうと、そのときは深く考えていなかった他の要素(例えば、なかなか活躍できず評価がもらえない..など)によって、転職後に後悔をしてしまう可能性があります。
5-3. 自己分析・キャリアの振り返りを行う
転職の目的となりたい姿を考えたら、次は自己分析・キャリアの振り返りを行いましょう。
《重要な理由》
これまでどんな仕事をしてきたのかを整理して、自分にはどんな仕事が合っているのかを知ることで、より自分自身にマッチした転職先を探すことができます。
また、企業に自分の強みをうまくアピールし、弱みをうまくカバーするためにも必要な作業です。
転職先に対して夢ばかりが膨らんでしまうと、いざ転職した時に思ったほどうまくいかなかったり、「実際に転職してみたら、自分には合っていなかった…」と後悔してしまうことがあります。
自己分析やキャリアの振り返りは、こうした転職の失敗を防ぐために、今自分が持っているキャリアや特性に、正直に向き合うための作業です。
虚勢を張らずに、今の自分が持っているものや過去の経験を書き出すことで、本当に自分にマッチした転職先がどこなのかが見えるようになります。
《具体的な方法》
これまでのキャリアや取得している資格とともに、「転職の目的と将来像を考える」でご紹介したポイントを、紙に書き出してみましょう。
文字にすることで、自分の現在の状況や今後求められる行動などが明らかになり、書類作成や情報収集が行いやすくなります。
当サイトでは「プロ直伝!転職成功に導く自己分析4ステップ【シート付】」コラム内で、自己分析の方法をシート付きでご紹介しています。
このシートを使ってぜひ自己分析を行ってみてください。
5-4. 転職に関わる情報収集を行う
将来ありたい姿を明確にして、自己分析ができたら、次は転職をするために情報収集をしましょう。
《重要な理由》
業界や職種の実情、市場の転職ニーズを知るために必要です。
自己分析やキャリアの振り返りが、自分の状況を客観的に整理するための方法だとすれば、情報収集は転職自体を客観的に把握するための作業といえます。
例えば、どんな転職先があるのか、実情はどうなっているのかなどを知ることで、本当に自分に合った転職先を見つけましょう。ここはかなり重要なので、具体的な方法は次章で詳しく解説します。
5-5. 選考対策を徹底的に行う
受けたい企業まで絞れたら、最後は選考対策をして内定をもらいに行くだけです。
《重要な理由》
実際、私は転職エージェントとして3,000人以上の転職志願者を支援してきましたが、せっかくやる気や能力があっても、選考で落ちてしまう人を数多く見てきました。
いくら転職理由の整理や自己分析によって自分の軸を確立したとしても、理想の会社から内定をもらえなければ理想のキャリアは実現できません。
ご自身が思い描く理想のキャリアを実現するためにも、選考対策は徹底的に行う必要があります。
《具体的な方法》
以下2点が必要です。
- 書類対策
- 面接対策
書類、面接それぞれの対策は、以下の記事にて詳しくまとめていますのでご確認ください。
6.エンジニア未経験転職を成功させる情報収集サイト・ツール
エンジニアの未経験転職は、どれだけ情報を事前に得られるかが成功のカギです。
未経験歓迎の求人は少なく、普通の転職のやり方では十分な情報が得られません。本章で紹介するサイト・ツールはできるだけ活用しましょう。
Green|IT業界特化型の転職サイト
『Green』は、IT・WEB業界に特化した転職サイトです。
エンジニア・プログラマー求人は、常時2万件以上掲載されています。
企業の求人ページは写真が豊富で社内の雰囲気が分かりやすいのが特徴です。
登録者限定で、人事担当者から直接スカウトが来る機能もあります。また「気になる」ボタンを押し、企業側もあなたのプロフィールに興味を持った場合カジュアル面談(面接ではない気軽な面談)を実施できます。
「まずは色んな企業の求人を見てみたい」方におすすめです。
公式サイト
https://www.green-japan.com/
リクナビNEXT|定番の転職サイト
『リクナビNEXT』は、転職業界最大手のリクルートが運営する求人型サイトです。
求人件数も首位で(具体的な数値は非公開)、会員数については約1,200万人、2番手が800万前後と言われていますから、国内での優位性は圧倒的No.1です。
年収600万円を超えるようなハイクラス人材であれば、『リクルートダイレクトスカウト』がおすすめですが、年収600万円に満たない方であれば、すべての人におすすめできる転職サイトです。
公式サイトから登録する:
https://next.rikunabi.com/
Findy | 人気企業からオファーが届く転職サイト
『Findy』は、スキル偏差値が高いエンジニアに人気のテック企業からオファーが届く転職サイトです。
GitHubのリポジトリを元に、自身のエンジニアとしてのスキルを偏差値化した後、ハイスキルなエンジニアを中心に企業からいいねやオファーが届きます。
また、スキル偏差値に基づいた最低単価保証もあるため、給与のミスマッチに後から気づくといった無駄な時間の浪費を防げます。
エンジニアとしてのスキルに自信のある方は、ぜひ一度登録を検討してみてください。
Findy公式サイト:
https://findy-code.io/
Wantedly |月間200万人が利用する転職サービス
『Wantedly』は、月間200万人が利用する転職サービスです。
転職サイト+SNSのようなイメージで、企業広報が会社の魅力を発信していたり、企業の取り組みなどが詳しく書かれていたりします。
選考前に企業の採用担当者に話を聞くことができる「カジュアル面談」があるのも魅力の一つです。
他の転職サービスとは違い、選考ではなく「まずは話を聞きに行く」というスタンスで企業を訪問できるので、気軽に企業の人に話を聞けます。
エンジニア職の求人は2万件を超え、多くの方が転職を成功させているようです。
Wantedly公式サイト:
https://www.wantedly.com/
paiza転職 |コーディング転職サービス
『paiza転職』は、コードを書いて企業の求めるスキルを満たしていれば、書類選考なしで面接に進める転職サービスです。
「自己PRが苦手で、書類がなかなか通らなかった人」でも、自身の書いたコードを元に評価してもらえます。
また、企業の求めるスキルに満たした求人にのみ応募ができるため、ミスマッチがほとんどありません。
経験者向けのサイトにくわえて、エンジニア未経験向けのEN:TRYもあるので、未経験からの転職を目指す方は求人を増やす選択肢の一つとして登録をおすすめします。
paiza転職公式サイト:
https://paiza.jp/career
EN:TRY公式サイト:
https://paiza.jp/en_try
※未経験者向け
テクスカ|企業から熱烈なオファーが届くITエンジニアの転職サービス
『テクスカ』とは、ITエンジニア向けスカウトサービスです。
従来のオファー型サービスとは異なり、企業からスカウトを受けたり、スカウトを受けた企業へ面談に行ったりすると、ポイントが進呈され、Amazon ギフト券などに交換可能である点が特徴と言えます。
また、企業が求職者に送信できるスカウト数は月5通と限られているので、本当に一緒に働きたい場合にだけスカウトが届くのも魅力でしょう。
転職を少しでも視野に入れているエンジニアは、気軽に登録しておくことをおすすめします。
テクスカ公式サイト:
https://tech-scout.jp/
7.エンジニア未経験転職は「転職エージェント」を活用するとスムーズ
エンジニア未経験転職を成功に導くには、「転職エージェント」の活用もおすすめです。
これまで述べてきた対策を全て一人で完璧にこなすことは難しく、特に専門職であるエンジニア転職は、営業職や事務職などの転職活動と比べて非常に難易度が高くなるためです。
実際、一人で転職活動を行った結果、選考に落ち続けてしまい自信をなくし、転職活動を断念してしまった方や、運良く内定しても入社後ギャップに悩まされ早期退職をされてしまった方も数多く見てきました。
そのような失敗に陥らないためにも、転職活動では、転職エージェントというサービスを活用することをおすすめします。
転職エージェントとは
転職エージェントとは、登録をすると完全無料で転職相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれるサービスのことを指します。多くの方がこのサービスを使って、転職のプロに相談をしています。
転職エージェントは、よくある求人サイトとは違い、登録すると担当者がつき、その方に相談しながら転職するかどうか、そしてどこを受けるかを一緒に決めることができます。
そもそも転職すべきなのかという軽い気持ちでサービスを利用する方がすごく多いです。
いい転職エージェントに巡り会えれば以下の男性のようにキャリアにすごくプラスになります。
大手Sierのエンジニアとして働いていましたが、大したスキルが身についている実感がないこと、労働時間が長いことにすごく悩んでいました。
誰に相談していいかわからず、友人が転職したときに使った転職エージェントに当時の気持ちをぶつけました。
担当のKさんは私のこういった思いを全て受け止めてくれ、Web会社のネットワークエンジニアを提案してくれました。
選考に受かるようしっかりとサポートしてもらい、内定。最新の技術にどんどんチャレンジできること、19時に毎日帰れることなど悩みは全て解決できた気がします。
本当に感謝しかありません。
転職エージェントは、会社によって差はあれど、基本的に親身に相談に乗ってくれ、必要に応じてあなたの人生を豊かにするための提案をしてくれます。
今の悩みにフィットした事例を紹介してくれるので、悩んでいる今のあなたにぴったりなサービスです。
転職エージェントのサポート内容
転職エージェントは担当者が身近な相談相手になってくれるだけでなく、もし転職を決意したときは以下のようなサポートをしてくれます。
- キャリア相談
- 希望に沿った求人紹介
- 企業の詳しい情報
- 選考対策(書類添削や面接練習)
これら全てを転職のプロとして対策してくれることにより、転職での成功確率も『劇的に』上がります。
参考. 他にもこんなサポートをしてくれる
他にも、転職エージェントはこんなサポートをしてくれます。
- 【内定前】事務手続き全般(日程調整~メールやり取り)
- 【内定後】給与交渉・入社手続きなど
転職活動で面倒なことは全て自分の代わりにやってくれて、本番面接以外で企業と直接やりとりすることはほぼありません。
今の仕事やプライベートとこれらの面倒な手続きを両立させることは非常に苦労します。そのため、手間を少しでも減らすために転職エージェントはおすすめです。
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自分に合う転職エージェントを選ぶための3Step
転職エージェントの選び方は非常にシンプルで「多くのキャリアアドバイザーと効率よくコンタクトを取り、その中から最適な担当者を選ぶ」で、具体的には次の3STEPです。
- Step1. 大手総合転職エージェントに2社以上登録する
- Step2. 特化型転職エージェントに1社登録する
- Step3. 自分と合う担当コンサルタントにしぼる
もし、上記3Stepについて面倒と感じる方は、以下にて紹介するすべての未経験エンジニアにおすすめな『ワークポート』『DMM WEBCAMP』に登録しましょう。
8. 未経験エンジニアにおすすめの転職エージェント9選
転職エージェントはどれを使ってもいいというわけではありません。
転職エージェントによって案件内容やサポートに大きく差が出るため、エンジニアとしての転職に興味を持った方は以下のような観点で相談するエージェントを選ぶことをおすすめします。
- 「転職すべきなのか」というところから親身に相談に乗ってくれる
- いざ転職する時にエンジニア関連の求人を豊富に揃えている
- 転職を決めた場合、対策を親身にサポートしてくれる
基本的に上記の3つを抑えた転職エージェントに2~3つ登録をしてみて、一回軽い気持ちで担当者の話を聞いてみることをおすすめします。
ワークポート
『ワークポート』は、10年以上前からIT専門で転職支援をしている会社で、その蓄積したノウハウや採用担当への深いパイプなどから非常に質が高いです。
IT業界の転職を熟知した担当者が、丁寧なヒアリングの上で、良質な求人をたくさん紹介してくれると好評でした。また、転職後のキャリアステップについて非常に丁寧なアドバイスをしてくれるとのことで評判が良いです。
未経験からのエンジニア転職を考えられている方全員に、登録をおすすめします。
DYM就職
『DYM就職』(未経験エンジニア向け)は、未経験エンジニア就職に強みのある転職エージェントです。
また、充実した研修制度が設けられており、学んでいる期間も給与が貰えるので、未経験でも安心してエンジニア職に挑戦することができます。
少しでもエンジニア就職を視野に入れている人は、是非下記のリンクから登録してみましょう。
- DYM就職(未経験エンジニア向け)公式サイト:
https://www.dshu.jp/ - DYM就職(経験者向け)公式サイト:
https://www.dshu.jp/
DMM WEBCAMP
『DMM WEBCAMP』は、未経験や初心者の方でも3ヶ月という短期間で、高いエンジニアスキルを身に付けることができる転職・就職保証型プログラミングスクールです。
実務を意識した実践的なカリキュラムや、講師の方にいつでも質問できる体制があることにくわえ、3,000名のエンジニアを輩出してきた専属アドバイザーによる手厚いサポートも受けられます。
また、転職コース専門技術講座では、「教育訓練給付制度」の活用により、最大560,000円の還元を受けることができます。
それだけでなく、受講完了後3ヶ月以内に転職できない場合は全額返金しているなど、受講後のキャリアにも徹底的に寄り添うサポート体制も魅力です。
TechAcademy
『TechAcademy』は8週間で自宅でプログラミングのスキルを身につけた後、キャリアカウンセラーが転職支援までしてくれる手厚いスクールです。
週に2回ビデオチャットを使ってマンツーマンサポートを受けながらプログラミングを学べますが、転職が決まった場合は条件を満たせば受講料を全額キャッシュバックしてくれるオンラインスクールです。
実質0円でスキルを学べ、転職先も見つけられる画期的なサービスです。
dodaエージェント
『doda』はパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する国内規模No.2の転職エージェントで、エンジニア案件に関しても案件数・決定数共に業界最大手の『リクルートエージェント』に匹敵する優良エージェントです。
特にサポートが丁寧と多くの方から好評で、転職すべきなのかの相談から親身に乗ってくれます。
総合型の転職エージェントでは最もおすすめできるエージェントなので、ぜひ登録してみてください。
マイナビジョブ20’s
『マイナビジョブ20’s』は、全求人が20代対象で第二新卒・既卒に特化した転職エージェントです。
マイナビグループの転職支援サービスは、もとより20代・30代の若手に強みを持つ人気サービス。
そのマイナビが手掛ける20代専門の転職エージェントである『マイナビジョブ20’s』は、20代の抱えるキャリア・転職の悩みにぴったりのサポートを提供してくれると大評判です。
書類添削、面接対策の他にも、自己分析に役立つ適性診断を受けられるため、非常にサポート体制が充実しています。
キャリアが浅いうちの転職では、選考対策よりも、その前提となる自己分析やキャリアプランニングのほうをしっかり突き詰めておかないと、思わぬミスマッチ・後悔につながることが多くあります。
『マイナビジョブ20’s』なら20代の転職支援実績豊富なキャリアアドバイザーがアドバイスを提供してくれるうえ、随時開催の個別転職相談会でキャリア全般の悩みから相談することも可能です。
若手人材のキャリア支援に関するエキスパート集団なので、これほど心強いものはないでしょう。
加えて、「職種・業種が未経験でもOK」という求人が70%以上(公開求人数は約3,800件,2023年10月25日時点)とされており、ITエンジニアの職種未経験歓迎求人も約400件(2023年10月30日時点)と、20代のうちに未経験からエンジニアに挑戦したい人におすすめな1社です。
まずは登録して、相談だけでもしてみてください。
えーかおキャリア
『えーかおキャリア』は、社会人経験が浅くても良い条件・正社員として転職したいすべての20代におすすめの転職エージェントです。
職歴・経歴や学歴は不問で正社員への転職をサポートしてくれ、必ずマンツーマンでのフォローを受けられるのが特徴の『えーかおキャリア』。
実績として『えーかおキャリア』経由で応募した場合の内定獲得率は30%前後で、紹介を受けた利用者が内定を獲得した割合は81%(どちらも同社調べ)と高い数値を誇ります。
他方、社未経験の業界・仕事への転職を考える人にとっては、「実際のところ入社してからやっていけるのかどうか」も重視したいものです。
『えーかおキャリア』の場合には、利用者と求人企業との間の長期的なマッチングを重要視しているのも魅力の1つです。
そんな『えーかおキャリア』を利用した人の入社後の定着率は97%(同社調べ)。
内定を獲得させるだけでなく、入社後の活躍・キャリア形成につながる選択を後押ししてくれる転職エージェントなのだと期待できるでしょう。
実際に警備員から未経験でエンジニアへ転職できた実績などがあり、エンジニアの未経験転職でもおすすめの転職エージェントです。
長期的なキャリア形成に悩む若手人材は、ぜひ『えーかおキャリア』で新しい未来をつかみ取りましょう。
Re就活エージェント
『Re就活エージェント』は、20代・第二新卒・既卒者に特化した転職エージェントです。
『Re就活エージェント』は非公開求人として5,000件以上の20代が活躍できる求人を保有しています。
そして、それらの求人のなかには「第二新卒歓迎」や各種未経験歓迎または経歴不問の求人が豊富に含まれています。
したがって『Re就活エージェント』には第二新卒や職種・業種未経験の人、さらには社会人経験のない人であっても応募・挑戦しやすい求人が多く集まっていると言えるでしょう。
また上記以外の求人についても、基本的には「20代が活躍できる求人」として掲載されているもので、これらに加えて非公開求人が加わることになります。
さらに、『Re就活エージェント』には20代・第二新卒・未経験者の転職サポートに強いキャリアアドバイザーが在籍しており、応募の仲介や選考対策など頼もしいサポートを提供してくれます。
プロに頼ってうまく未経験転職を成功させたい人は、ぜひ『Re就活エージェント』に相談しましょう。
type女性の転職エージェント
『type女性の転職エージェント』は、転職サイト大手の株式会社キャリアデザインセンターが運営する女性専門の転職エージェントです。
2005年から、女性に特化した転職サイトの「女の転職@type」を運営しており、女性の転職支援については10年以上の歴史があり、女性が働きやすい案件を大量に保有しています。
女性のアドバイザーを中心に、職種ごとに専門チームを作り女性の転職支援をしています。
全ての女性におすすめで、まずは話を聞いてみることをおすすめします。
9.未経験エンジニアの転職でよくあるQ&A7選
この章では、未経験エンジニアの転職でよくある質問に対して答えていきたいと思います。
- エンジニアにはどんな種類があるの?
- 未経験からのエンジニア転職は本当にできるの?
- 未経験エンジニアが学ぶべきプログラミング言語は?
- どうやってプログラミング基礎を学べばいいの?
- 未経験からのエンジニア転職に有利な資格はあるの?
- 女性のエンジニア転職はどうなの?
- 正社員での転職が難しいと言われてしまった…どうすれば?
Q1. エンジニアにはどんな種類があるの?
エンジニアの種類は大きく以下3つあります。
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
- フルスタックエンジニア(上記2つを兼ね備えたエンジニア)
ユーザーとの直接的なデータ交換を行う部分(フロントエンド)を主に担当するエンジニアは「フロントエンドエンジニア」、サーバーなどシステムの裏側を担当するのが「バックエンドエンジニア」と呼ばれます。
一方で、システム開発のすべてを行うWebエンジニアは「フルスタックエンジニア」とも呼ばれ、デザインやサーバー開発、ネットワーク、セキュリティ、データベースの構築・運用に至るまで、幅広い知識と経験が求められます。
Q2. 未経験からのエンジニア転職は本当にできるの?
結論、未経験からのエンジニア転職は可能ですが、若ければ若いほど良いです。
なぜなら、エンジニア未経験だと0から企業が育てる必要があり、体力があり素直で吸収率も高い若手の方が育てやすいからです。
世間一般では、キリ良く29歳までというのが目安ですので、参考にしてください。
また、30歳からの未経験エンジニア転職もできなくはないですが、20代と比べて難易度が上がってしまいます。
そのため、エンジニアの仕事に興味を持っている方は、早い段階から積極的に一歩踏み出すことをおすすめします。
Q3. 未経験エンジニアが学ぶべきプログラミング言語は?
言語に関しては、エージェントに相談すれば最新の動向を踏まえてアドバイスをくれますが、迷った場合は以下の3つがおすすめです。
JAVA
非常に汎用性が高い言語でなんでもできる。かなり広い分野で使われていて、勉強もしやすい。
Ruby
twitterなどのWebサービスから、大規模なシステムまで使われる、今存在感を増している言語。C/C++やJavaよりも覚えることが少ない。
PHP
Web系のサービスでよく使われる言語。習得はしやすいが、最近のWeb業界の盛り上がりで需要も高い。
Q4. どうやってプログラミング基礎を学べばいいの?
プログラミングの基礎は、専門のスクールか、オンライン学習サービスや本などを使って学習できます。
1.専門のスクールで勉強する
プログラミングのスクールに通ってスキルを習得するというものです。独学だと一人では理解できないところも講師などの指導が入るので理解も深まります。
学習効率が良く、エンジニアとしてのキャリア設計支援もあるため、この方法が最もおすすめです。
私がオススメするプログラミングのスクールは、先ほど紹介した以下2つ紹介です。
2.オンライン学習サービスや本などを使って独学する
独学で勉強してエンジニアになることも十分可能ですが、この方法はおすすめしません。というのも、勉強を習慣化させることと、挫折せずに学習を続けることが難しいためです。
とはいえ、プログラミングスクール以外での学習を考えられている方もいると思うので、その方向けにおすすめなオンライン学習サービスをご紹介します。
paizaラーニング
「paizaラーニング」は1本3分の動画でプログラミングを学び、動画レッスンを見ながら実際にオンライン上でプログラミングを書く練習ができるサービスで、基本から理解しやすと好評です。
くわえて、料金も月額1,078円(税込)ということから、手軽に利用することができ、おすすめです。
Q5. 未経験からのエンジニア転職に有利な資格はあるの?
結論、以下3つの資格がおすすめの資格です。
- ITパスポート|IT業界に必要な基礎知識
- 基本情報技術者|最も基本的な情報処理の資格
- 応用情報技術者|高度IT人材に必要な情報処理の資格
ここでおすすめの資格をご紹介しましたが、未経験からエンジニア転職を成功させるには選考対策が鍵となります。
ですので、未経験からのエンジニア転職を狙う方は資格取得を狙うよりも、徹底した選考対策を行うことを心がけましょう。
Q6. 女性のエンジニア転職はどうなの?
女性エンジニアの場合、出産・育児などのライフイベントを気にする企業が増えます。
これは、企業側が「あなたが結婚してやめてしまうのではないか」「育児と仕事を両立できるのか」などの不安を抱くことが多いためです。
そのため、採用者のそういった不安を取り除けるように、結婚・出産後も働く意思があることなどを書類や面接などでさりげなくアピールできると望ましいです。
Q7. 正社員での転職が難しいと言われてしまった…どうすれば?
まずはアルバイトから始めてみるのも一つの方法です。特に「自社開発企業に転職したい」と考えている方は、なかなか正社員雇用が見つからないこともあるので、この方法がおすすめです。
自社開発の企業で完全未経験の技術者を採用するケースは稀ですが、教育すること前提で、アルバイトやインターンの採用を行っていることは多々あります。
そこで実務経験を積むことで、自社開発企業への道も開けてきます。正社員登用制度がある企業なら、そのまま正社員として働ける可能性もあります。
エンジニアは人材獲得が難しいため、ある程度の実務経験があれば、会社側から声をかけてもらえることも少なくありません。
まとめ
これまで、未経験エンジニア転職をする前に検討するべきことと、転職を成功させるためにするべきことを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
転職エージェントとは最終的に担当との相性ですが、どの転職エージェントを選ぶかによって失敗の確率を大きく下げることができます。
ぜひ、今回ご紹介した転職エージェントから、まずは話だけでも聞いてみてください。
おすすめの転職エージェントは以下の通りです。
すべての未経験エンジニアにおすすめの転職エージェント
- 『ワークポート』
- 『DYM就職』
- 『DMM WEBCAMP』
- 『TechAcademy』
- 『dodaエージェント』
- 『マイナビジョブ20’s』
- 『えーかおキャリア』
- 『Re就職エージェント』
- 『type女性の転職エージェント』
まずはこれらに登録して、担当者に軽い気持ちで相談してみましょう。
あなたの人生がより明るいものになることを心から祈っています。
エンジニアの魅力に惹かれて、転職サイト経由で自社開発企業の求人に50社以上応募したものの、1社しか書類が通りませんでした。
手間暇かけて50社応募しても、1社しか通らないなんて…。
しかも、その1社も1次面接でエンジニアとして最低限必要なスキルが身についていないという理由で落ちてしまいました…。
これだけ人手不足と言われているエンジニア転職がこんなに難しかったなんて…。
「自分はエンジニアに向いてないのかな」と思い、未練はありますが、エンジニア転職を諦めることにしました。