株式会社イード

株式会社イード

MEDWEB
病院検索
MEDWEB メディアマーケティング本部 本部長姜圭司
病院検索
メディアマーケティング本部 本部長 姜圭司

MEDWEBは症状や地域・診療科目・患部などの条件で全国20万件の医療施設が検索できる病院検索や役立つ健康情報を集めた、総合ヘルスケアサイトです。
病院検索以外にも、いま流行の健康キーワードや、健康&美容コラムといったコンテンツも掲載しています。

  • サイト名
    MEDWEB
  • URL
    http://medweb.jp/
  • サービス開始
    2006年4月
  • 月間PV
    60万PV
  • 月間UU
    30万人
  • メインユーザー
    30-40代の一般患者・患者予備軍
    ※一般ユーザーの他に医療従事者も多くご覧いただいています

Interview メディアマーケティング本部 本部長 インタビュー

――MEDWEBは病院検索のポータルサイトということで、メディアとしての側面はありますが、編集長という肩書ではないんですね。

はい(笑)。イードのサービスやビジネスの中ではメディア事業部のサイトという位置づけにありますが、サイトの運用形態が、イードの他のメディアサイトとは異なっているので、新規事業統括本部で管理しています。

マネタイズのモデルは広告がメインなので、この部分は一般的なメディアサイトと変わりありませんが、コンテンツづくりのスキームが他と違っています。MEDWEBの主な機能は、病院の所在地や病気の症状などのキーワードから病院を検索できるというものですが、病院の情報は外部の病院データベースサービスを利用しています。このデータベースは、病院の診療科目、診療時間、休診日、住所等の連絡先といった基本的な情報の他、病院の口コミ情報などを持っています。情報の更新や口コミ情報の収集もデータベースの管理会社が行っているので、イード側は基本的なサイトのメンテナンスだけで、バナー広告やアフィリエイト収入が得られるようになっています。

――多くのWebメディアがバナー広告だけのモデルでは厳しいと言っている状況で、まさに逆転の発想ですね。

イードでMEDWEBを始めたころ、まだ社名も「イード」になる前ですが、病院データベースも自前のものを管理し、コラムなどオリジナルのコンテンツも更新していたのですが、病院検索というだけだとなかなかスケールさせることが難しくて赤字の時期もありました。

病院の情報を検索するというのは、けがをしたとか具合が悪くなったという非常時や緊急時のはずです。日常生活で、毎日病院検索サイトを訪問したりチェックする人はいないでしょう(笑)。実際、MEDWEBの利用者の約8割が検索エンジンからの流入です。あとはブックマーク、各種ポータルサイト、スマートフォンの検索エンジンからです。これが、一般的なSNSやニュースサイトと決定的に違うところでした。

現在も、決してオリジナルコンテンツをやらないということではありませんが、マネタイズを追及していった結果、サイトの運営はなるべく自動化しコストを下げ、SEOやリスティング広告によって検索結果の上位にくるようにすれば、単純な広告モデルでもメディアが成立できるという、今のモデルにだんだんとなってきました。

姜 圭司

――PVやUUはどれくらいあるのですか。

UUでいうと、MEDWEBの利用者はおよそ30万人です。月間のPVは平均すると6~70万といったところです。週次のサイトチェックや基本的なメンテナンス以外、ほとんど「自動運転」のサイトですが、おかげで外部から広告掲載の問い合わせがくることもあります。

PVの動きで面白いのは、毎週月曜朝に必ずピークが現れることです。理由は、日曜が休みという病院が多いのと、休み明けに具合が悪くなる人が多いのかもしれませんね。

――利用者の属性などはどうでしょう。

病気やけがはだれでもなるので、属性をとるのは難しいのですが、全体でみると30~40代が多いですね。女性だけでみると少し下がって20代、30代が多いですね。口コミ情報も見ることができるので、病院にいくときにネットで検索するという習慣があるかどうかの違いでしょう。例えば、ある一定期間だけ特定の症状やキーワードでMEDWEBを検索する人が増えることがあります。「もの忘れ外来」という検索語が上位にきたりするのですが、これはおそらくそのキーワードがテレビや雑誌などで取り上げられて、気になっていた人たちが一斉に検索しているのではないかと思います。

――メディアとしての機能を持ちながら、ビジネスとして進化していく中、独自のスキームで広告モデルを成立させたMEDWEBですが、今後の方向性について姜さんはどのように考えていますか。

個人的にはニュース系のメディアが多いイードの中で、MEDWEBはそれ以外のメディアでもビジネスを成立させる方法があるということを証明しているサイトです。この特徴を強化していきたいと思っています。そして、さらに収益化を進めたいですね。

といっても、通常のニュース系のメディアを否定しているわけではありません。ビジネスを広げていく過程で必要なら、オリジナルコンテンツを増やすなど、他のメディアと同じような進化をさせていくことはやぶさかではありません。

イードが医療系のサービスやサイトを維持しているのは、広告単価が高いといった理由もありますが、短期的な戦略では考えていないからです。高齢化や健康問題など社会的な問題を考えると、医療系の市場はまだまだ拡大が見込めます。さらに、スマートフォンやモバイルデバイスの普及するのと同時に、その利用世代も年をとっていきます。つまり、医療系のメディアやサイトはこれからの市場といえます。

そのような時代になったとき、しっかりしたビジネス基盤をもったサイトなりプラットフォームを持っているようにするには、今後もMEDWEBのようなサイトやサービスを続け、プラクティスやユースケースの蓄積が大切だと思っています。

姜 圭司

姜 圭司
メディアマーケティング本部 本部長。1969年生まれ。ソフトウェアハウスで10年ほど、システムエンジニアとしてC/C++の開発業務に携わる。2002年に、IRIコマース&テクノロジー(現イード)に入社する。2013年から新規事業統括本部(現メディアマーケティング本部)本部長に就任し、メディアを側面から支援するさまざまな新規事業にチャレンジしている。

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メディア事業部