株式会社イード

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リサーチ事業

様々な事業とつながるプラットフォームの実現で、
さらに可能性が広がるはず。
メディア事業本部 本部長 三浦和也

様々な事業とつながるプラットフォームの実現で、
さらに可能性が広がるはず。 メディア事業メディア事業本部 本部長 三浦和也

Media Division メディア事業

メディア事業本部では「情報・通信」「自動車・関連品」などの8業種に対して、20ジャンルに及ぶ48個のメディア、5雑誌1新聞(2016年6月現在)を運営しています。これらのメディアは各編集部が主体となり「iid-CMP構想」の基に、共通のネットワーク・サーバシステム、イード自社開発の「IID CMSシステム」、また全メディア共通のマーケティング、セールス部門により運営されています。

Interview インタビュー

――イードにはさまざまな専門ジャンルのWebメディアがあります。これだけ多様なメディアを運営していくためのメディア事業本部はどのような組織ですか。

イードには「iid-CMP構想」というものがあります。メディアのジャンルなど問わない共通のリソースを見つけ出し、シェアすることで二重投資を防ぎメディア運営にスピードとノウハウの蓄積をできるのではないかと考えています。具体的には各編集部共通のCMS(コンテンツマネジメントシステム)をつくり進化させてゆくことで、いろいろなメディアを増やしていくことも簡単になりますし、メディアどうしの相乗効果も期待しやすくなります。
共通CMSによるプラットフォーム構想のスタートは2004年ころの話です。同時にある役員が「これからはログデータが重要になる。ログは宝の山だ。」と言っていました。当時はまだビッグデータなんて言葉は一般化してませんでしたが、共通CMSにおいては、このようなログデータの数字を元にした媒体特性の把握と効果の最大化も盛り込んで、PDCAを回しています。

――なるほど。しかし、総合出版社などは多くの ジャンルの雑誌や書籍を出していますが、編集部どうしの連携ってあまりないですよね。Webメ ディアでも、シナジーだといって他業種や新しい分野のメディアを立ち上げたりしていますが、実はメディア間の連携がうまくいっていない実態もあります。 イードではこの問題をどう克服しているのですか。


他社の問題までは評価できませんが、イードのメディア事業本部は、新しいメディアを仲間に向かい入れるときがシナジーの最大のチャンスだと捉えています。イードでは他社で黒字化が難しかったり、成長の限界を感じたメディアが新たに仲間としてジョインすることが多いのですが、CMSなどのインフラを共通化することがまず新規参加メディアにとっては効率化とノウハウ吸収の一歩となります。一方で既存メディアは新規参加メディアの個性を尊重し、これまでのノウハウを最大限吸収しようとします。インターネットメディアの運営ノウハウには定石はありません。単一ビジネスモデルだけでは黒字化は難しいからこそ、複数のビジネスモデルを組み合わせて収入のポートフォリオを作る必要があります。新メディアの参加は新しいビジネスモデルを学ぶチャンスですので、編集部同士の連携が欠かせないのです。「梁山泊」とでもいいますか、組織はインターネットの成り立ちにも似た、相互ネットワークをベースとしたリベラルなグループを心がけています。

――イードの媒体はすべてドメインが違いますね。経営が変わっても愛着のある媒体名やドメイン名を使い続けている例が多いと聞きます。

誤解を恐れずいうと、M&Aされるメディアというのは赤字部署だったり主流から外れていたり、逆境におかれていることが少なくありません。それでも読者の支持を得て運営してきた編集者は媒体に対する愛情や責任、誇りを持って仕事をしてきた方ばかりです。彼らの望みは赤字を黙認してくれることではなく、自分の媒体が黒字化してサスティナブルに成長することこそが願いであり、それを媒体名を変えずに行えるのであれば最大の達成感を得ることができると思います。読者に見えない部分の共通化は進めて規模のメリットを追求しますが、ひとつの媒体は独自ドメインで独立していていいと思います。それはマイナス面だけでなくプラス面もたくさんあるのです。 実際に、他社で10年やっても黒字化できなかったメディアが、イードに転籍して2年以内でどんどん黒字化しています。

三浦和也

――イードで利用できるプラットフォームには具体的にはどのようなものがありますか。

中枢はCMSです。いまや記事管理だけでなく、シナジーの拠点でもあり、ビジネスモデルのコントロールパネルも兼ねています。その他にも、著者・ライター等のリソースもネットワーク化しています。読者はもちろん、クライアントや代理店、記事配信先、協力会社とのネットワークも欠かせません。サイト運営のノウハウやナレッジは、メディアの数だけ広がっています。
イードでは、これをネットワーク型メディアと呼んでいますが、ポリシーも違う、デザインも違う、読者も違うそれぞれのメディアを階層的につなげるのではなく、ネットワークとしてつなげるわけです。共通CMSの上でお互いのビジネスをつないでいます。
どのメディアの編集者でも、媒体を通じて自分がやりたいこと「意思」や「想い」 みたいなものを持っていると思います。しかし、ただ好きや情熱だけで、ビジネスとかみ合わないと、それを実現させることはできません。 イードで働くと「夢」が叶う。そんな事業部を目指しています。

――その「夢」の中に、例えば、編集者やデスクが、自分で新しいメディアを作りたいとなったとき、それは可能ですか。外部のサイトを受け入れる以外のパターンもあるのか、ということですが。

もちろん可能です。「リセマム」「DietClub」「Expo TODAY」は社内で生まれたメディアです。イードのスタッフが企画し、立ち上げています。

――最後に、三浦さんのいうネットワーク型メディアの今後の展望について教えてください。

メディア事業本部内での、メディアどうしの交流というかシナジーはカタチになっています。もっと記事交換をスムーズにしたりメディア横断の企画などもやっていきたいですね。一方でこれを他の事業部とのつながりに広げたいですね。ECプラットフォーム、リサーチ事業などともつながるような実例をつくり、大きなプラットフォームが実現 できれば、さらに可能性が広がるはずです。

三浦和也

三浦和也
メディア事業本部 本部長。大学を卒業後、自動車雑誌で編集に携わっていたが、1999年にアスキーで自動車関連のWebメディアを企画し立ち上げる。現在はイードで「レスポンス」の 編集長を兼任しながら、同社のメディア事業全体を束ねる立場にある。現在、メディア事業本部には5つのユニット48ものメディア(2016年6月現在)があるが、ひとつの媒体編集長として他の編集長たちを代表するキャプテンを自負している。国際自動車通信技術展企画委員・テレマティクスや燃料電池自動車に関する講演活動など。

Interview ここで働く仲間たち

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