株式会社イード

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クロスワード
世代を問わずに楽しめるパズル雑誌
クロスワード クロスワード編集部 部長 白田健司
世代を問わずに楽しめるパズル雑誌
クロスワード編集部 部長 白田健司

クロスワード、漢字パズル、まちがいさがしなどなど…、文字系からイラスト系まで多様なジャンルのパズル雑誌を発行しています。クロスワードや漢字パズルなど文字をヒントに解くパズル、まちがいさがしや点つなぎなどイラストを使用したパズル…簡単なパズルから知識を必要とする難しいパズルまでバラエティ豊かなラインナップ! 楽しく解きながら自然に雑学などが身に付き、ペンを握って誌面に書きこむことで脳のトレーニングにもピッタリ! お子様から大人まで、世代を問わずに楽しめる雑誌を提供しています。

Interview クロスワード編集部 部長 インタビュー

――クロスワードパズルや数独等のパズル雑誌は、書店やコンビニなどでよく見かけますが、まずどういう雑誌なのか、読者層はどんな人たちなのか教えてください。

雑誌や書籍など出版不況が叫ばれてから長いですが、パズル雑誌は、比較的固定読者がついており地味ながら安定した市場が続いているジャンルです。読者の年齢層は高く50~60代の読者が多い市場です。男女比でいくと女性が70%ちかくで、男性より女性読者が多いという特徴もあります。数独や漢字パズル、クロスワードは娯楽という側面もありますが、高齢者の場合、頭や手を動かすということで人気があります。もちろん若い人にも好きな人はいますし、長期の固定読者ではないですが、時間つぶしのため病院の売店などではよく売れる雑誌のひとつです。

――その中でクロスワード編集部ではどんな雑誌を出しているのですか。

編集部で定期的に発行しているパズル雑誌は全部で8誌あります。タイトルは「クロスワードキング」「アロークロス」「アロー&スケルトン」「漢字道」「季節の漢字道」「ナンクロキング」「まちがいさがしキング」 「点つなぎキング」の8つです。

それぞれ、パズルの特性を反映して、文字が中心のもの、イラストが中心のものといった分類が可能です。「漢字道」や「ナンクロキング」は文字メインのパズル・誌面構成となりますが、「クロスワードキング」や「アロークロス」などは文字に加え、写真を活用しています。クロスワードの問題のモチーフやキーワードにビジュアルな要素として写真を使うのですが、映画やドラマとタイアップしてタレントの写真を使うこともあります。

「まちがいさがしキング」や「点つなぎキング」は、イラストメインの構成となります。イラストや写真の多い雑誌は、読者層の年齢は下がる傾向ですね。数字を使ったパズルは男性に人気があります。

――編集部は何人くらいの体制で作業しているのでしょうか。

編集部は9人体制です。といっても一人が1誌を担当するわけではありません。外部のプロダクションが担当する1誌を除いて、それぞれが複数の雑誌を分担しています。仕事の内容は、各号の企画を考えたりパズル作家さんやデザイナーさんとの打ち合わせ、それと校正ですね。パズル誌の場合、内部の編集者が書く文章はそれほど多くないですが、その分パズルのチェック、校正という作業に非常に気を使います。

――パズルの校正は大変そうですね。やはり自分で解くんですか。

はい。パズル専門の校正者もいますが、編集者も外部の校正者も自分で解きながら校正する人が多いですね。問題ミスや校正ミスで解けないパズルは出せませんし、解いてみないと面白さなども判断できませんからね。

――世に出る前のパズルを試せると考えるとパズル好きはたまらないかもしれませんね。

仕事となるとまた違う考えもあるかもしれませんが、私自身もパズル・クイズが好きというのはあります。この業界、対象が好きであるかどうかはひとつのポイントだと思いますが、パズル誌は雑誌の中でも地味なほうなので、それが苦にならない人、あとパズルを解いたりする集中力のある人が多いのではないでしょうか。

――イードの媒体はWebがほとんどですが、その意味では印刷媒体は社内でも特殊なんでしょうか。

編集作業も台割(雑誌のページ構成を表にした目次のようなもの)を作って、原稿を発注して、レイアウトして、校正して印刷所に入れるという紙媒体ならではの進行です。ビジネスモデルも広告よりは雑誌そのものの売り上げが基本となっており、Web系の媒体とは違うかもしれませんね。でも、イードは社長を含めて書籍・雑誌など出版業界を経験している人が少なくないので、まったく違う業界という認識はありません。逆にうまくデジタルを生かせる環境にあるところが強みになると思っています。

白田健司

――パズル雑誌で電子化やWeb連携を行っているところは増えてきているのでしょうか。

解答の応募をインターネットからできるようにしているところはありますが、電子書籍やWeb連携はまだそれほど進んではいません。ネット上では検索ができたり、コンピュータの予測変換、漢字変換など、そもそもパズルが成立しないこともあり、電子化の難しいところです。しかし、高齢者にもスマートフォンは広がっており、アプリ対応など広げていかないとダメだと思っています。

――なるほど。その点は、媒体から各種サービスまでWebを利用したビジネスプラットフォームを持ったイード媒体の強みでもありますね。

はい。ただし、パズルは自分で「書く」ことによって問題を解く楽しみがあると思ってますので、この点はこだわりたい点でもあります。アプリ対応にしても手描き入力や文字認識などさまざまな技術があるので、うまく活用していきたいですね。ですから、パズルの良いところ、面白いところは生かしながら、新しい企画やアイデアも採り入れたいと思っています。紙とデジタルが融合した新しいパズルを形にできればと思っています。

白田健司

白田健司
クロスワード編集部 部長
老舗のクロスワード専門雑誌を源流とするパズル雑誌の編集部から、2014年4月に媒体ごとイードのメディア事業部に合流。パズル雑誌の編集は10年以上のキャリアを持っている。この職業を選んだのもパズルやクイズが好きというのもある。イードでは紙とデジタルが融合した新しい媒体も考えている。

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