株式会社イード

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株式会社絵本ナビ
株式会社絵本ナビ 株式会社絵本ナビ 代表取締役社長 金柿秀幸
株式会社絵本ナビ 代表取締役社長 金柿秀幸

情報、サービス、商品の提供だけでなく、これらを通じて、お客様がご家庭や園や学校で「幸せな時間」を過ごすための応援をする「生活ナビゲーションカンパニー」をめざし事業を運営しています。
次世代へつながる子育てしやすい社会の実現、感動するサービス、子育てしやすい情報・環境・ネットワークの提供をミッションに、お客様の満足こそが私たちスタッフと家族の幸せにつながると考えています。
常にお客様側の視点で考えること、新たな価値の創造に力を注ぐことで、お客様が「幸せな時間」を過ごすためのお役に立てるようなサービスを提供しています。

関連サイト

  • 絵本ナビ エホンナビ

    絵本ナビ 年間850万人のユーザーを誇る絵本の総合メディア。絵本のためしよみ、絵本・児童書情報の提供の他、絵本やグッズの販売も。年齢、評価・感想やランキングをもとに次に読む1冊を提案。

  • 絵本クラブ エホンクラブ

    絵本クラブ 「幸せな時間」をコンセプトにした絵本の定期配本サービス。お子様の年齢または学年を選ぶことで、選書のプロが良質な作品をバランスよく選択し毎月1回2 ~3 冊お届け。

  • まなびナビ マナビナビ

    まなびナビ 0 ~12歳のお子さんを持つ利用者層向けに、知育・学習の本・図鑑からWe bサイト、映像作品など、親子で楽しめる「まなび」の情報を多面的に紹介するメディア。

  • できるナビ デキルナビ

    できるナビ 子育て特化型ハウツー投稿メディア。子どもたちが日々挑戦する「できるようになりたい」事柄に、ご利用者の皆様が「できるレシピ」=「我が家のコツ」を伝授。

Interview 株式会社絵本ナビ 代表取締役社長 金柿秀幸 インタビュー

――「絵本ナビ」の企業の「特徴」を教えてください。

 絵本は子どもの成長に大切な役割を果たしますが、子育て中の親ならば「自分の子に今どの絵本を選んだらよいか」という「答えのない課題」にいつも向き合っています。

 絵本ナビは、この課題に応え、親子で絵本を読むことを通じて得られる『幸せな時間』を応援することが企業理念=ミッションなんです。絵本と子どもが大好きなスタッフが「幸せな時間」のミッション実現に、日々真剣に取り組んでいる、ちょっと変わった会社です。

――変わっているな…と感じる時はどんな時ですか?

 子育て中の女性スタッフも多いですが、男性、女性、子どもがいるいないにかかわらず「子ども好き」なスタッフばかりです。スタッフが赤ちゃんを連れてオフィスに来る…なんてことが普通にできる会社です。

 みんな忙しい中でも赤ちゃんをあやしに集まって、『幸せな時間』をお裾分けしてもらったりしています。そんな光景を見ると変わっている会社だなと思います。

――「生活ナビゲーションカンパニー」と掲げていますが、「絵本」は子どもと大人の「生活」においてどのような存在だと思いますか?

 子どもにとって絵本は「お気に入りのお話しを読んでもらえる」「新しい世界が発見できる」など、その子どもの生活に密着していると思うんです。

 ですが、大人にとっての絵本は、家事、仕事などで忙しい時間を過ごしているなかで、心の隅に追いやられてしまった優しい気持ちを、もとの場所に戻してあげることができる存在だと思います。生活に潤いをもたらすことができる存在が「絵本」で、子どものために読むためだけではなく、大人も「絵本」から楽しい幸せな時間を得られるのだと考えています。

金柿秀幸

――サービスを運営される中での「こだわり」や「共通点」はありますか?

 市場の奪い合いではなく、市場そのものを広げていくサービスをつくる、新しい楽しみを生み出すことで市場を広げていく、そこはとてもこだわっています。

 他のネット書店やリアル書店に絵本ナビのレビュー情報を提供したり、出版社や著者さんと組んで試し読みサービスを始めるなど、ユーザーと取引先企業(または著者)と絵本ナビの「三方よし」の構造で新しいサービスをつくってきました。

 全ページ試し読みサービスを始めたころは「1冊まるごと無料で読めてしまったら本が売れなくなるんじゃないか?」と言われていたのですが、トライアルでやってみると売上が平均で4倍以上になった、という実績もあります。今では1,900冊(2017年1月現在)も試し読みができるんです。1社1社の出版社ではできないけれど「絵本ナビ」ならできる、というサービスを「三方よし」の構造でどんどん展開していきたいです。

――デジタルで読む絵本と「紙」の絵本は相性が良かったということでしょうか。

 私は、少なくとも現時点では、「絵本」は「紙」が良いと思っています。「紙の触感」や「デジタルのように動かないこと」に価値があり、紙だからこそ「低刺激のメディア」なんですね。余計な刺激がない分、安心してお話しの世界に入っていけます。

 でも、小さなお子様を連れて本屋さんでゆっくり絵本を選ぶのは、現実的にはなかなか難しいんですよね。なので、絵本を選ぶには圧倒的にデジタルがいいんです。年間1,000冊以上の絵本が出版されているなかで、良い絵本に出会う機会を得るには最適です。店頭でシュリンクされている絵本を試しに読むことはできませんし、読んだ人の感想もわからないですよね。「絵本ナビ」は試し読みだけでなく感想の投稿も盛んなので、時間と場所を選ばずに知りたい情報を入手できるプラットフォームの役割を担っていると思います。

 また、以前は発掘されにくかった新人作家さんの本もSNSでシェアされて情報が口コミで広がっていくので、絵本のヒット作品も生まれやすい土壌になっていると思います。出版業界全体は縮小傾向ですが、絵本・児童書の分野はここ4年ほど好調なんです。面白い絵本はSNSで話題になって、絵本ナビの試し読みやレビューが読まれ、さらに拡散してテレビで取り上げられ、それがまたSNSで話題になって売れる…という良い循環ができていると思います。

――絵本ナビならではの働き方はありますか

 『ハードワーク。でも、子どものためならいつでも休める会社』という組織ビジョンを掲げています。「子どもはいつ熱を出すかわからない」という当たり前のことを前提にしたチーム作りをしてきました。ツールの活用で長時間労働を減らし、成果と効率性を重視していますので、原則「残業禁止」です。限られた時間の中で高い成果を出すために「常に改善」というプレッシャーがあります。決して楽ではありませんが、女性や子育て中のスタッフが活躍しやすい会社だと思います。スポーツにたとえると、試合時間が決まっていない「野球型」ではなく、試合時間が決まっていて、その時間内に決着をつける「サッカー型」の組織です。

――今後の展望を教えてください。

 『幸せな時間を応援する』という企業理念のもと、絵本を軸足としながら、学習や玩具などの領域に事業を広げ、13兆円といわれる子育て市場での主要プレイヤーになることを目指しています。子どもが生まれたら、まず絵本ナビのサービスを使うことが当たり前になるような、なくてはならない子育てのインフラになっていきたいですね。

金柿秀幸

金柿秀幸
1968年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。
大手シンクタンクにて、システムエンジニアとして民間企業の業務改革と情報システム構築を推進。その後、総合企画部調査役として経営企画に従事し、2001年、愛娘の誕生にあわせて退職。約半年間、子育てに専念した後、株式会社絵本ナビを設立し、2002年、絵本のレビュー・通販サイト「絵本ナビ」をオープン。市販の絵本を1冊丸ごとwebサイト上で、無料で1回だけ試し読みできる「全ページためしよみ」、市販の絵本の「定額読み放題」、つぎ読む絵本がすぐ決まる「絵本コンシェル」など、業界の常識を破るサービスでユーザーの支持を得て、年間サイト利用者数は1,000万人を突破。
2003年には気の合うパパ仲間と「パパ's絵本プロジェクト」を結成、全国で絵本おはなし会を展開中。NPO法人ファザーリング・ジャパン初代理事、雑誌でのコラム連載、講演など、幅広く活動中。「いちばん好きな絵本は?」の問いに「からすのパンやさん」(かこさとし著・偕成社刊)と答える。からすのお父さんは「イクメン」の大先輩で、家族を大切にすることがビジネスでの大成功につながる物語が痛快で大好き。全国のパパたちが絵本を手に家路を急ぐ社会の実現を夢見ている。

【著書】
『幸せの絵本 大人も子どももハッピーにしてくれる絵本100選』(SBクリエイティブ)
『幸せの絵本2 大人も子どもも、もっとハッピーにしてくれる絵本100選』(SBクリエイティブ)
『幸せの絵本 家族の絆編 大人と子どもの心をつなぐ絵本100選』(SBクリエイティブ)
『大人のための絵本ガイド 心を震わす感動の絵本60』(ソフトバンク新書)
【共著】
『絵本であそぼ!子どもにウケるおはなし大作戦』(小学館)

Interview ここで働く仲間たち